STARLIGHT NIGHTS

信州・塩尻から発信・・・   星空と美しい風景、そして美しい音楽とともに!

四季の星空観察会(9月4日)

2010年09月04日 | 星仲間
9月に入ってもまだまだ残暑が厳しいです。
快晴だった午前中でしたが、鈴木氏のコンサートを聴いたあと、群雲状態の空でした。
19時から開会する四季の星空観察会。18時半過ぎに現地へ到着、開会前に金星をみようと思っていたところ、西の空はしっかり曇っていました。残念!
開会時点では数人だった参加者でしたが、しばらくしてから来られた方も多く、22人の参加者がありました。
金星も、西の山に沈むまで、時々雲間から顔を出し、一部の方だけになってしまいましたが見ることができました。
皮肉にも、金星が没したあとから西の空が晴れはじめ、南の空、天頂付近の空が雲の影響が少なく観察できた状況です。天体観測ドームの31センチでは、金星のほか、コリカロリ(りょうけん座の二重星)、アルビレオ(はくちょう座の二重星)、M13球状星団,M57リング星雲などを観察していただきました。またドームの外には三脚付の双眼鏡を用意し、アンタレスの赤い色の様子や、ドームでは見えない方向のいて座付近に視野を向け、M8(干潟星雲)をはじめ、「僕、てんびん座生まれなんだけど、何か見えない?」というリクエストに、ちょうど晴れていたさそり座の西側にあるてんびん座を紹介、双眼鏡では肉眼二重星であるα星を見ていただき喜んでもらえました。
前々回、ご自分の望遠鏡を持参された親子がまた今回も参加されていました。こちらでは、自身でコルカロリを導入し、二重星であることを確かめていました。

木星もそろそろシーズンです。東の空から昇っていましたが、見る時間は取れませんでした。次回9月18日に譲りましょう。

♪ 4人のソリストによるEarly Music ソロの世界3 鈴木秀美バッハの真髄

2010年09月04日 | 音楽(コンサート)
○日時 2010年9月4日(土)15時05分~16時45分
○会場 安曇野コンサートホール
○演奏 鈴木秀美(バロック・チェロ) 
○プログラム
   J・S・バッハ 無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV1007
           無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調BWV1009
           無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調BWV1011
 アンコール      無伴奏チェロ組曲第4番からアルマンド

古楽情報誌「アントレ」と安曇野コンサートホール10周年記念による、Early Music solo Festival in Azumino 2010 と銘打って、4回のバロック音楽ソロ演奏会が行われるコンサートの第3回目。
バッハの真髄と名づけているとおり、日本のバロックチェロの第一人者である鈴木秀美の登場です。実演は初めてです。
鈴木氏の無伴奏、CDでも持っていますが、なかなかの出来ばえでしたので、楽しみにしていました。
古楽器は調整が難しいと聴いています。特に湿度による調整が難しいと。9月になってもまだ猛暑の気候で、バリバリ冷房を効かせた会場であったせいか、きしむような音色が各所で聴こえました。CD録音ではそんなことはなかったです。実演ではそういうものなのでしょうか。それとも冷房による乾燥のせいか…。
それはともかく、鈴木氏の演奏、CDでも感じましたがとても懐が深く、まさに大バッハに抱かれているような感じです。冒頭の第1番は小手調べでしたが、次の第3番はなかなかの出来ばえ。かつてのカザルスによる演奏のような激しさを伴い心身とも揺さぶられるような演奏でした。
今回3曲でしたが、残りの2番4番6番もまたの機会にぜひ聴きたいと思います。
終了後は、気さくにサインに応えてくれました。