時間の問題とはなっていましたがレッズが
闘莉王との契約を解除しました。ほぼ確定していた出来事とはいえ発表されてしまうと残念な思いでいっぱいです。
レッズに移籍して6年。力強い統率力、国内ではほぼ無敵を誇った圧倒的な高さと強さ、そしてFW顔負けの得点力を兼ね備え幾度となくレッズを救ってきてくれました。闘莉王抜きではリーグ、ACL優勝等の近年の好成績は残せなかったでしょう。
ただその存在感、統率力がヒートアップしすぎてピッチ内外で様々なトラブルも起こしてきました。レッズサポ以外からの彼の評価は決して高くありません。味方であるチームメイト、監督、クラブの方針について等も批判する事もありました。
今回の契約解除に至る経緯も決して良い方向に向かう話し合いは出来ていなかったと思います。あくまで勝ちに拘る闘莉王と若手中心に切り替えたいレッズ側とでは話がうまく通る訳がありません。お互いが歩み寄れれば良かったんですけどそれが出来なかったんでしょうね。
後味の悪い別れになってしまいましたが闘莉王がレッズで残してきた功績がきえるわけではありません。6年間本当にありがとう闘莉王。新天地での活躍を願っています。
これでリーグ、ACL制覇を果たした06年、07年のメンバーで移籍した主力選手は三都主、ワシントン、長谷部、永井に続いて5人目。そして長谷部以外は決して円満な退団となった訳ではありません。この事実をフロントはどう感じているのでしょうか。
そして良くも悪くも近年のレッズを象徴する存在だった闘莉王が抜けてどういったチーム作りを目指していくのか早い段階で方向性を示してほしいものです。