超満員の33000人の観客が集まったクライマックスシリーズ第1戦。ロッテファン多かったですね。近場という事もありますがホームの西武側以上に声援が大きかった気がします。ロッテファンの熱狂度の高さを改めて認識させられました。ただ西武ファンも俺が想像していた以上に声出てました。
試合は序盤から終盤8回表までは西武涌井、ロッテ成瀬による両エースの緊迫した投手戦で試合は続いていきました。2人とも見事な投球を魅せてくれました。
特に涌井は8回に西岡にホームランを打たれた以外はほぼ完璧な内容だったと思います。特に良かったのは先頭打者を1度も塁に出さなかったという点ですかね。やっぱノーアウトの状態でランナー出すとプレッシャーかかりますからね。先頭打者を出さない事によって自分のリズムをつかめたと思います。日本を代表する投手と呼ぶに相応しい投球内容でした。
一方の成瀬は2回に中村に先制ホームランを打たれたものの7回まで強力西武打線をこの1点に抑えるこちらも見事な投球でした。涌井とは対照的に毎回の様に走者を出す苦しいピッチングが続きましたが粘り強く投げ続け西武に追加点を与えませんでした。試合を作るという点でエースの仕事を果たせたと思います。
そんな緊迫した投手戦が大きく動き始めたのが8回表です。今日の涌井からは点が取れそうにないなと思い始めてたんですけどそんな流れを西岡の一振りで流れは変わりました。弾丸ライナーでバックスクリーンに放り込む見事なホームランでした。ライトスタンドと1塁側は大盛り上がりでしたね。それまでノーヒットだった西岡ですがこれぞパリーグ首位打者の面目躍如と呼べる一振りでした。
同点に追いついた8回裏に先頭のフェルナンデスにヒットを打たれた時点で成瀬に代えて最近中継ぎで好投を続けていた内を投入。ところがその内がピリッとせず四球を2つ出して満塁のピンチ。ここで8番佐藤をサードゴロに打たせてダブルプレーかと思ったら今江のホームへの送球がそれてかろうじで里崎がキャッチしてホームはアウトになったもののダブルプレーはとれず満塁のピンチは続き続く代打大島が勝ち越しの2点タイムリーヒット。その流れの中でサブローのホームへの送球を里崎がキャッチ出来ず後ろに逸れた間にもう1点。更に続く1番栗山にもタイムリーヒットが出て5対1。正直この時点で決まったなと思いました。
それまで内野自由席1塁側で観てたんですけど9回からは帰り仕度をしてライトスタンド後方で観ていました。2アウトになったら球場出ようと思ってたんですけどご存知の方も多いと思いますがここからロッテの怒涛の反撃が始まりました。好投を続けていた涌井に代わって登場したシコースキーから先頭の3番井口がヒットを放つとサブロー三振の後、福浦、今江が連打で続いて満塁のチャンス。ここで7番金泰均が2点タイムリーを放って2点差。大松四球も後9番里崎が同点の2点タイムリーを放ちました。4点差を追いつく集中打にライトスタンドはお祭り騒ぎでした。帰るつもりでライトスタンドにいた俺もその騒ぎに参加して一緒に盛り上がってました。
そして11回表に5番福浦が土肥からライトスタンドに値千金の決勝ホームランを放ってくれました!打った瞬間入るとわかる見事なホームランでした。ロッテ一筋のベテランが存在感を強烈に見せつけた1発だったと思います。
こうして大熱戦となった第1戦はロッテに軍配が上がりました。両チームともエースが代わった後の投手が崩れましたがロッテは内のみでその後の伊藤、小林宏が無失点に抑えたのに対して西武はシコースキー、小野寺、土肥と3人崩れましたからね。中継ぎ陣の踏ん張りの差が勝敗を分けた気がします。
両エースの見事な投げ合い、4点差の逆転劇、中村、西岡、福浦の見事なホームランと見所満載の試合内容で約2時間かけて西武ドームに来た甲斐がありました。久々のプロ野球観戦でしたがまた来年も機会を作って見に行こうと思います。
最後に今日の試合のハイライトと福浦の決勝ホームランの動画を貼っておきます。
ロッテが大逆転で延長制しFSへ王手10月9日 西武5-6ロッテ試合ハイライト
チームを救うのは「ベテラン」 福浦の勝ち越し弾 10月9日 西武-ロッテ