殆ど負け試合の様な物でしたがロスタイムに那須の気持ちの入ったヘディングシュートで追い付き何とか引き分けで終わりました。しかし後半は酷い出来でした。特にリードされてからのお粗末な試合運びはとても首位のクラブとは思えませんでした。
前半は良いサッカーをしていました。興梠にボールが収まり彼を起点に神戸陣地で上手くパスを回してチャンスを作ってました。前半12分に興梠→柏木と繫ぎ最後は梅崎が決定的なシュートを放つもシュートは枠外。この場面を含め今日の梅崎の出来は本当に酷かったです。
それでも17分に阿部の縦パスを受けた興梠が上手く反転して相手を交わして打ったシュートが決まりレッズが先制！これで興梠はリーグ戦3試合連続ゴールと好調を維持してますね。このまま量産体勢に入って貰いたいですね。その後は神戸に攻められ前半36分には森岡にGKとの1対1の場面を作られるも森岡のシュートを西川がファインセーブ。1点ものピンチを防ぐというこれぞ日本代表に相応しいプレーでした。興梠、西川のファインセーブもあり前半は1-0で乗り切れました。
後半も入りは悪くなく柏木のFK等惜しいチャンスはあったのですがモノに出来ずにいると後半17分にCKから河本に決められ同点。本当ドンピシャで決められたって感じでした。レッズペースで試合が進んでいただけに勿体無い失点でした。追い付かれると青木、関根を投入するもペースは戻せず逆にカウンターから最後は峻希に恩返しゴールを決められ逆転。個人的には対面した森脇の対応が軽かった感じもしたのが残念でした。
その後は李も投入するもPA外でチンタラパスを回してるだけ。唯一関根だけは何とか状況を打破しようと右サイドから何度も突破を図るも如何せん彼1人ではマルキーニョスも下げて完全に引いた神戸守備陣は崩せませんでした。梅崎や途中出場の李や青木はいたのって位存在感無かったですね。
このまま負けるかと思ったら後半48分に柏木のクロスを那須がヘッドで押し込んで同点。那須は何とリーグ戦今季初ゴールだったみたいですね。去年何度もチームを救ってくれた那須のおかげで敗戦を免れる事が出来ました。その後も残り少ない時間攻め込むも何故かちんたらパスを回す選手達。最後のCKを得るも直後に主審の笛が鳴り試合終了。ミシャは記者会見でこの事を不満に思ったみたいですがさっさとゴール前にボールを上げてたらもうワンプレーあったんじゃないですかね。
ぶっちゃけミシャレッズはパワープレーを認めていないのもわかりますし、パワープレーで全て解決出来るとも思ってないです（W杯の日本代表が良い例です）しかし同点ゴールのプレーは間違いなくパワープレー。那須と言う決定的なプレーが出来る選手がいる以上あの時間帯ならなりふり構わずゴール前にボールを送るべきだったと思います。
まあ今日何より言いたいのは梅崎の出来の悪さ。前半の決定機を逃した場面もそうですが後半にも判断ミスやトラップミスでチャンスを逃がす場面が何度もありました。前節の鹿島戦もイマイチでしたが今節はそれ以上に酷い出来。彼を最後まで出したミシャの意図がわかりません。かと言って李も那須の同点ゴールで上手く潰れ役になった場面以外は全く良い所無しでした。興梠、柏木がゴールに絡むプレーが多いだけに尚更梅崎のダメさが目立つ試合でした。
かと言って先週の様にいなくなった偉大な選手の事を書いても仕方ありません。現状でいる選手で何とかするしかありませんが現状期待出来る選手がいないのも事実。直輝ベンチ入りさせたならチャンスを与えても良い気もしますが今更ミシャがそんな抜擢する勇気はないですよね。やっぱマルシオの復帰を待つしかないんですかね。かと言って全治半年の怪我を負った病み上がりの選手に期待しなきゃいけないというのも酷だと思います。個人的にはマルシオが復帰したら関根をシャドーに上げてマルシオを去年の様にスーパーサブで使うというパターンを試して貰いたいですね。少なくても今の梅崎や李よりも関根使っていった方がチャンスも増えると思うのですが。
2位の鳥栖が勝利した為レッズは総得点の差で首位陥落してしまいました。まあ勝ち点は並んでるだけにそこまで悲観する必要も無いと思います。次節はアウェイで3位川崎との直接対決。個人的には8月1番絶対落としてはいけない大一番だと思います。去年の様に無様に粉砕されてしまうとこの後のリーグ戦にも影響してしまいます。川崎との相性の悪さは4月で一旦リセット出来たと思ってますので苦手意識を持たずに落ち着いて川崎強力攻撃陣に対応して貰いたいです。そして興梠、柏木、那須のプレーで何とかゴールをもぎ取って勝利して貰いたいです。
一つ言えるのは俺は梅崎嫌いじゃないですよ。期待してるが故に今日のプレーにガッカリしてしまった訳です。川崎戦でキレキレの梅崎が復活してくれる事も期待しつつ川崎撃破を願う事にします。