セットプレーから得点を

　レッズが新監督と新加入選手の獲得を発表しましたね。新監督はかつて選手としてレッズでプレーしていたペドロヴィッチ、そして新加入選手はアルビレックス新潟からマルシオ　リシャルデスを獲得しました。

　ペドロヴィッチ監督についてはまた違う機会に触れるとして今回はマルシオ　リシャルデスについて触れていこうと思います。彼のポジションは攻撃的MFという事でポンテに代わる攻撃の中心として期待されての獲得だと思います。このポジションにはポンテ以外にも柏木、山田直輝、梅崎と能力の高い選手が揃ってますが柏木は阿部の移籍後にボランチに固定されて細貝とのダブルボランチは機能していて、後者2人は怪我が多く今年1年殆どプレーする事が出来ませんでした。

　そうなると必然的にポンテに頼らざる得ない状況になってしまったのですが彼も今年で34歳になり怪我も多くなり全盛期のプレーをコンスタントに発揮するのも難しくなってしまってました。まぁこれはポンテが悪い訳ではなくポンテに頼りがちなチーム作りをしてしまったクラブ側の責任も大きいと思いますが。

　その点マルシオ　リシャルデスは今年リーグ戦16点を決めたポンテ以上の決定力の高さと29歳と脂の乗った年齢という部分が決めてとなってポンテとの契約を更新せずに獲得に踏み切ったのではないかと思います。そしてそれ以上に評価されたのがプレースキックの精度の高さだと思います。リーグ戦16点の内7点をFK、CKから挙げた得点となっています。今年のレッズはセットプレーからのゴールが少なかった事を考えるとこのデータはかなり重要だと思います。個人的にポンテの蹴るセットプレーってそこまで期待持てなくていつも柏木や移籍前の阿部が蹴ればいいのにと思ってましたが彼等以上にキックの精度が高いマルシオの加入によって来年はセットプレーからの得点が増えてきそうです。

　5年半攻撃の軸となっていたポンテの代役という事で期待という名のプレッシャーはかなり高くなると思います。そんなプレッシャーに負けず来年はマルシオを中心により魅力的なサッカーが展開される事を楽しみにしてます。最後にマルシオのFKからの得点動画をいくつか貼っておきます。
2010J1第27節 FC東京vs新潟 マルシオ・リシャルデスFK得点シーン

アルビレックス新潟ＶＳ清水エスパルス_マルシオＦＫ_20100817

20101017新潟VS名古屋　マルシオFK

↓この試合でマルシオはPK、FK、CKから直接ゴールを決めてハットトリックを達成してます。
2010　J1　第14節　仙台vs新潟　Jリーグタイム