11/2 ヤマザキナビスコカップ決勝 浦和レッズVS柏レイソル at 国立競技場

　負け試合、それも大事な決勝戦での敗戦で結構ヘコんでますので簡単に書いていこうと思います。チケット完売という事で46,675人とほぼ満員状態の国立でしたが贔屓目除いてもその内の7割はレッズサポでした。レイソルゴール裏と一部バックスタンドを除けば真っ赤に染まってましてほぼホームの雰囲気が作れていたと思います。

　スコアこそ0-1ですがレイソルの戦術に完璧にハマってしまったという感じですかね。興梠は徹底マークに遭いボールがほぼ収まらず、パスはある程度回せても危険なエリアでは人数かけて厳しいチェックが入り効果的な形は作れず、サイドも原口、槙野の個人技で何度かチャンスは作りましたが連携で崩す場面はほぼ皆無。こういう試合では個の力で打開出来る選手がいれば可能性も出てくるんですけど残念ながら今のレッズにはそういう選手はいません。前半に原口の見事なドリブルはあったんですけどね。

　失点場面もサイドからのクロスにマークが緩くなると言うレッズの弱点を的確につかれてしまいました。左から右へとサイドチェンジで揺さぶられ、右サイドからアーリークロスを入れられて、それまで右サイドにいた工藤が左サイドにポジションチェンジを変えてドフリーの状態からヘッドで決められるという形。工藤とか1番警戒しなきゃいけない選手をフリーにするなんて残念すぎるとしかいえません。

　後半は序盤こそ積極的に攻勢かけてましたが決定的チャンスは左サイドから原口→阿部と繋がった場面だけ。その阿部のシュートもふかして決められませんでした。その後はレイソルにカウンターから何度か危ない場面を作られましたが山岸を中心に体を張って守って追加点こそ許しませんでした。まあ正直レッズが攻めても点が入る気配というのはあまり感じませんでした。

　終了間際にこぼれ球を興梠が押し込んで同点ゴール！かと思ったらオフサイド。最初副審が旗を上げずに主審の扇谷がオフサイドと判定してノーゴール。その時は何勝手に判断してるんだよと切れましたが帰宅してリプレイみたらまあ確かにオフサイドでした。あれがゴールと判定されたらアントラーズ戦の時の様にまた誤審ゴールとか言われてましたのであの判定は間違いでないでしょう。かと言って扇谷が1試合通して適切なジャッジが出来てたとは思ってないですけどね。てゆーかちんたら動いてて近くで判断してないし、パスコース入って邪魔するわで終始イライラさせられましたね。

　個人的に残念だったのが柏木の出来。決定的なパスはないわ、ボールロスは多いわで今まで観てきた中で最低に近い出来だったと思います。確かにマークも厳しかったんですけど興梠ほどじゃなかったし、フリーでミスする場面もありましたからね。彼は阿部と並ぶチームの大黒柱的存在ですが今日に限って言えば早い時間にマルシオと代えても良かったと思います。後は平川もイマイチでしたね。右サイドからのチャンスは一切無かったと思います。まあ代わった関口も仕掛ける姿勢は平川以上でしたが決定的なチャンスは作れませんでしたが。

　原口はドリブルはキレてたし、数少ないチャンスに絡んでたし今日のチームの中では良かった方だと思います。ただシュートへの意識が低いのが残念でした。何度か打てるだろって場面でシュートを打たないのにはガッカリしました。こんな状態でしたので多少強引な形でもシュートは打つという選択をしてほしかったです。

　2年前に続いてのナビスコカップ準優勝。いっぱいいっぱいだった2年前と違って今年は本気でタイトル取れると思ってましたのでショックは今年の方がデカいです。10月は大事な試合に悉く勝利してきましたのでここ1番の勝負弱さを払拭出来たかなと思ってましたが8月のマリノス戦に続いて超がつく重要な試合ではまだまだ勝てないんだなと実感してしまいました。

　まあ負けてしまったものをグチグチ言ってもナビスコカップは戻ってきませんのでリーグ戦にきりかえるしかありません。リーグ戦残り4試合全勝してマリノスがこけるのを期待する状況に持ち込まないといけません。選手には気持ちを切り替えて貰って来週のベガルタ戦に臨んで貰いたいです。