ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

手裏剣

2011-05-02 12:54:12 | Weblog
昨晩の夢は、手裏剣の実演を見る、というものだった。
観客は多くなく、私と友人数名。

忍者の格好をした人が池のほとりに立っていて、
池の中に立てられている様々な的を、手裏剣で射止めていく、というもの。

遠くの的にあてるとき、低くて近いところにある的にあてるとき、
手裏剣の握り方や腕の振り方など、それぞれ違う。
いずれも軽やかで無駄な動きがない。

「いよっ、さすが日本の技!」
とかなんとか言っているうちに、ふと、
「手裏剣って、ショウリージエンってことだったんだ~」と叫んでしまった。

中国語で「裏」というと、ウラメンではなくて、「なか」「うちがわ」という意味。
だから、手裏剣は、手で握れる、手で隠れるくらいの剣ということ。
「ショウリージエン(Shou3 li3 jian4)なんだよ! そうなんだよ~!」と、
中国語で発音しながら、大発見とばかりに隣にいた友人を揺さぶっていた。
その友人は、中国語を話す人だったので、「ふんふん」と付き合ってくれたのだが、
まったく夢の中でまですまない。

別に大発見でもなんでもないんだけれど、なんだか興奮する夢だった。

そして目が覚めたら、家の外はまっ黄色。
黄砂、大量に飛来中。

好悪

2011-05-02 01:20:22 | Weblog
やっぱり好き嫌いで判断する。

ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番は、
最初に聞いたのがいつかを覚えていないくらい昔から聞いている。

いろいろな人が弾いている演奏を、
生やレコードやCDで聞いて、
やはりラフマニノフ本人の音源が、一番だと思った。

私のイメージどおりに弾いていたのは、ラフマニノフ本人だった。
これは、後付けだか、最初からそう思っていたのかはわからない。

そのくらいこの曲が好きで、ラフマニノフが好きで、
本人が生きていたら、ロシアだろうがアメリカだろうが、
追っかけに走っただろうと思う。

だから、ラフマニノフについては、他の人と話したいとあまり思わない。
あまりにも思い入れが強いから、話し相手を徹底的に攻撃してしまうかもしれない。

多くの人が愛するがゆえに、
自分らしさを出したいと思って、
あまりにも自己流で弾いている演奏を聞くと、
いやいや、それは他でやってくれ、と思ってしまう。

絵も音楽も、映画も演劇も、そして文章も、やはり最後は好みだ。
どうしても興味が持てない文章と向き合っていると、やはり集中できない。

でもそれが、
とてもきれいにコーティングされている文章が、
いったい何を隠蔽しているかを考えると、少しだけ楽しめる。

でも、ほんの少しだけしか、やはり楽しめない。