ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

暑苦しい

2012-06-07 21:18:34 | Weblog
例えば、エレベーターで、
中国人は扉の前にでーんと立って、
扉が開いても、決して横にずれたりしない。
立ちはだかって譲らない。

中国人の女性は、おじさんに身体をすり寄せるように立たれても、
たとえ胸がぶつかっても譲らない。
というか、触れ合っても気にならないらしい。

で、
そんなのイヤね~、と思っている日本人も、
滞在期間が長くなるにつれて、公共の場で他人に譲らなくなる。

「なんだこの中国人」と思ったら、
日本語を話し始めて驚くこともしばしば。
とくにおじさんにこの傾向が強い。

これは、現地化がすすんでいるというよりも、
「譲るなんて、イヤだ」という俺様化。
特に、関西系に顕著だ。

ということで、たいてい昼休みが始まってすぐの時間帯には
エレベーターに乗れない。
最大積載人数以下であっても、詰めなければ乗ることはできない。
中国人の女性のように、
胸で他人をおしながら割り込む気にはやっぱりなれない。

そして、たまに「おさわりOK」と勘違いしてしまうおじさんがいる。
どっちもどっちな世界が、
真っ昼間から高級オフィスビルのエレベーターで繰り広げられる。
なんとも暑苦しい。

ああ、はにかむような表情をみせる中国人女性って、本当に少ないなあ。

移ろう

2012-06-07 00:18:06 | Weblog
今日は、上海の会社の同窓会だった。
まだこの会社に入って1年も経たないのに、
もうちゃんとした同窓会が開ける。
しかも、出席した現職の人も、
私も含めて、夏前には全員退職するという・・・、まったくため息ばかりの話だ。

改めて思ったけれど、もしこのメンバーで戦えたなら、
本当に強いチームになったと思う。
日本人も中国人も、自分の強みを堂々と表現できる
本当にいいチームだった。

私もすでに若くはないので、いいチームほど崩壊は早く、
組織でいる時間の大半は、面白くないということくらいはわかっている。
しかもその原因は、ほとんどが外から降ってくるもの。

でも、本当にもったいないなあ。

こんなとき、私はすべての力を手に入れたくなる。
むかし両親が不仲になって家庭崩壊の途上にあったときも同じ気持ちになった。

もし私が万能で、すべてを変える力があったなら。

でも、そんなことはないんだ。
すべては移ろい、私もいずれ死ぬ。



料理屋さんの入り口に飾られていた立派な花も、
いずれは、枯れる。