ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

2014-07-10 23:45:41 | Weblog
会社からの帰り道、台風っぽい生暖かい風の中を歩いていたら、
運転主席に誰もいない車が、向こうから走って来た。

「でた~! でも駅前で? 結構明るいけど」と思ったら、
そうでした。
日本は中国では、運転主席が逆なのでした。
右ハンドルの席には、ちゃんと、人が、いた。

やばい、やばい。
すっかり中国仕様になっている。

上海の中国人同僚たちにとって、私はすでに「鬼籍」に入っているらしく、
私との仕事には緊張感もなく、何やら適当な連絡が来るようになったので、
鬼ならば日本鬼子になってやろうと、朝一番で「怒ってます」メールを送ったら、
かなりビビったらしい。

慌てふためいた対応の上、ますます支離滅裂になって返って来た。
そして、普段は怒らない優しい他の日本人も、
みんなにccが入っているのを承知の上で、
その中国人スタッフに怒りのコメントを寄せた。

何よりも面子を重んじる中国人なのに。
わがままいっぱいに育った80后なのに。
玉の輿に乗って「私は上海人」気取りなのに。

三段落ちくらいに容赦なく突き落として、かわいそうなことをした。

こうしたドタバタを横で見てた「日本人の良心」のような上司が、
「なんで、こうなの?」と、ボソリとつぶやいた。

明るく「幼稚園なんですよ~」と答えたら、
「ああ、そうか。幼稚園なのか」と。

納得してもスッキリしない感じ、よくわかるわあ。