1週間でこれだけ育った。
ゴーヤさん、すばらしい。
1週間前と今日のゴーヤ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/4a/3d2509b41377798c6c4a50daec2dc61f.jpg)
午後は、友人と渋谷まで「ブリューゲル版画の世界」を観に行った。
黒の線による濃淡だけで風景から人間まで表現する版画は、
小さい頃からとても好きだ。
むかしはこんな挿絵がよく本に載っていた。
150点あまりが来ていて、ボリュームも十分。
ベルギー王立図書館所蔵という、とても質の高いものが多くて、
ここ最近で観に行った展示会のなかでも、満足度が高かった。
1作品が小さいし、とても細かいので、
見終わると、文字校正を猛烈な勢いでやったあとのような疲労感がある。
ブリューゲルは、構図が上手だし、発想も面白い。
それに、きっと版画にしやすい原画を描く人だったのだろう。
その原画をもとに、版画の版を作った職人さんたちも、
きっとワクワクしながら仕事をしたんだろうと思う。
関わった人すべてのレベルが高いから、ブリューゲルの版画は、
同じような他の版画に比べても、一段も二段も素晴らしい。
あの版を作った職人さんたち、名前は残っていないだろうけど、本当にすばらしい!
いい仕事を見せていただきました!という気分になった。
大きな自然の中の愛すべき人間たち、キリスト教の世界や風刺画。
「七つの罪源」シリーズのなかの「怠慢」では、
だらけた人々の周りに、たくさんカタツムリがいた。
「いやいや、カタツムリは、普通があのペースですから」と、
ブリューゲル氏がいたら、声をかけただろう。
「七つの罪源」シリーズは面白くて、いろいろ見入ってしまったけれど、
そのあとに続く「七つの徳目」シリーズは、普通で真面目で、さらっと見るにとどまった。
人肌の感じとか、布の感じとか、それはもう技術レベルは高いのだけど、
「愛徳」なんて、そのまんまだった。
あたりまえなんだけど。
真面目に、スゴく真面目に仕事をする職人さんたちが、
人間のちょっと「どうしようもないところ」を描くから、
とても面白くなる。
そんなふうに思った。
少しでも興味がある人は、ぜひ行ったほうがいいと思う展示会だった。
ゴーヤさん、すばらしい。
1週間前と今日のゴーヤ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/41/f20f1a6c4aa71e776e0535139d964f49.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/4a/3d2509b41377798c6c4a50daec2dc61f.jpg)
午後は、友人と渋谷まで「ブリューゲル版画の世界」を観に行った。
黒の線による濃淡だけで風景から人間まで表現する版画は、
小さい頃からとても好きだ。
むかしはこんな挿絵がよく本に載っていた。
150点あまりが来ていて、ボリュームも十分。
ベルギー王立図書館所蔵という、とても質の高いものが多くて、
ここ最近で観に行った展示会のなかでも、満足度が高かった。
1作品が小さいし、とても細かいので、
見終わると、文字校正を猛烈な勢いでやったあとのような疲労感がある。
ブリューゲルは、構図が上手だし、発想も面白い。
それに、きっと版画にしやすい原画を描く人だったのだろう。
その原画をもとに、版画の版を作った職人さんたちも、
きっとワクワクしながら仕事をしたんだろうと思う。
関わった人すべてのレベルが高いから、ブリューゲルの版画は、
同じような他の版画に比べても、一段も二段も素晴らしい。
あの版を作った職人さんたち、名前は残っていないだろうけど、本当にすばらしい!
いい仕事を見せていただきました!という気分になった。
大きな自然の中の愛すべき人間たち、キリスト教の世界や風刺画。
「七つの罪源」シリーズのなかの「怠慢」では、
だらけた人々の周りに、たくさんカタツムリがいた。
「いやいや、カタツムリは、普通があのペースですから」と、
ブリューゲル氏がいたら、声をかけただろう。
「七つの罪源」シリーズは面白くて、いろいろ見入ってしまったけれど、
そのあとに続く「七つの徳目」シリーズは、普通で真面目で、さらっと見るにとどまった。
人肌の感じとか、布の感じとか、それはもう技術レベルは高いのだけど、
「愛徳」なんて、そのまんまだった。
あたりまえなんだけど。
真面目に、スゴく真面目に仕事をする職人さんたちが、
人間のちょっと「どうしようもないところ」を描くから、
とても面白くなる。
そんなふうに思った。
少しでも興味がある人は、ぜひ行ったほうがいいと思う展示会だった。