この日は一人。
やはりもう一度、アフラシャブの丘へ行くことにした。
レギスタン広場の横を通ると、朝の掃き掃除をしていた。
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アフラシャブの丘へは、前日とは違うルートで入ることにした。
シヤブ・バザールを出てすぐ見えるハズラティ・ヒズル・モスクの横から入る。
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現地の人が、城壁にお墓を作っているのだけど、
それを横目に見ながら、ひたすら歩く、歩く、歩く。
そして、いかにも城壁っぽいところを見つけた。
アフラシャブの丘の西側で、
たぶんタシケント通りだと思うのだけど、アフラシャブ博物館へ行くほうではなくて、
空港やバスターミナルに行くほうの道をはさんだ西側。
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この裏側へまわると、いかにも城壁っぽいものがある。
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日陰に座って、しばらくボーッとした。
城壁の下に広がるモンゴル軍を見たとき、サマルカンドの人たちはどんな気持ちがしただろう。
モンゴルはサマルカンドの街を見たとき、どう思っただろう。
チンギス・ハンは、モンゴルの法律「ヤサ」を守りさえすれば、誰でもモンゴルの一員だ。
宗教も言語も人種も関係ない、と言った。
チンギス・ハンは、いきなりホラズムに戦争を仕掛けたのではない。
通商をしたくて送った一行を、ホラズム側が殺してしまったので、
チンギス・ハンは激怒し、報復に出たのだ。
友好的に通商が開かれたとしても、いずれは戦争をしたかもしれない。
でも、「ヤサ」を守ればモンゴルの一員と言わしめたのは、
チンギス・ハンが、高度な文明に魅せられていたからだと思う。
当時、モンゴルよりもはるかに進んだ文化、技術、社会組織をもったサマルカンド。
チンギス・ハンは、職人を非常に大切にしたという。
サマルカンドを徹底的に破戒したけれど、職人だけは生かしたのは、
彼らが生きていさえすれば、高度な技術を失うことはない。
ぜひ自分のもとへ集まってほしいと、本気で望んでいたのかもしれない。
本当はサマルカンドも破戒したくはなかったかもしれない。
美しいまま、手に入れたかったのではないか。
降伏してほしいと心からいちばん望んだのは、チンギス・ハンその人だったかもしれない。
なんとなく、そんな気がした。
その後もてくてく丘の上を歩き回った。
何か焼き物の破片が見えた。
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その後、熱が体中にたまってしまったので、
お土産物屋さんをひやかしながら、ホテルに帰ることにした。
今日は一人なので、お昼ご飯で冒険ができない。
素直に『地球の歩き方』の指南どおり、
レギスタン広場の対面にあるラビ・ゴールというレストランで、ラグマンを注文した。
非常においしい麺だった。
だけど、スプーンしかついてこなかった。せめてフォークだろう。
あと、ナンは4分の1でいいよ。と、言えなかったのが残念。
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ホテルで約2時間ほどクールダウンしてから、
近くのホテルまで、インターネットを求めて散歩することにした。
『地球の歩き方』には、無線LANがある、ビジネスセンターがある、と
書かれているホテルでも、なんと使えない!
AirMacは来ているのに、レセプションの女性がたぶん無線LANのことを、まったくわからない。
パスワードを発行してくれればいいんだけど、お金を払ったら使えるの?
と、聞いても、無線LANはない、という答えが返って来た。
2つホテルを回って、両方とも同じ答えだったから、本格的にあきらめた。
帰り道、ティムール像の裏側で、「2010」というかたちに花を植えている人たちを見た。
もう2010年になってから4ヶ月よ、と突っ込みたい気分だけど、きっと花が咲くのを待ってたんだよな。
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そして、はじめて変なおじさんに遭遇。
日本製のボールペンを、ほとんど価値がないウズベキスタンのコインと
交換させられるハメに陥った。
まとわりついてくるのを、なんとか振り切ってホテルに戻った。
旅は、こういうこともなきゃね。
それにしても、日本のボールペンはどこへ行っても人気者だ。
この日一日でかなり日焼けして、身体がつかれているから、
夕方4時から約2時間、ホテルの中庭で、このブログの下書きをした。
食べ物も脂っこい物はたぶんダメなので、
持って来たカロリーメイトのメープル味を食べる。
なんだかすごく、ケミカルな味に思えた。
日本で食べたのなら、かなりおいしい部類に入る味だと思うのだけど、
サマルカンドという土地のせいかな、
昼になめたのど飴も同じようにケミカルに感じた。
頑張って起きていて、ホテルの中庭から夜空を見上げてみようと思うのだけど、
電気がすべて消されるころには、もう熟睡している。
やはりもう一度、アフラシャブの丘へ行くことにした。
レギスタン広場の横を通ると、朝の掃き掃除をしていた。
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アフラシャブの丘へは、前日とは違うルートで入ることにした。
シヤブ・バザールを出てすぐ見えるハズラティ・ヒズル・モスクの横から入る。
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現地の人が、城壁にお墓を作っているのだけど、
それを横目に見ながら、ひたすら歩く、歩く、歩く。
そして、いかにも城壁っぽいところを見つけた。
アフラシャブの丘の西側で、
たぶんタシケント通りだと思うのだけど、アフラシャブ博物館へ行くほうではなくて、
空港やバスターミナルに行くほうの道をはさんだ西側。
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この裏側へまわると、いかにも城壁っぽいものがある。
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日陰に座って、しばらくボーッとした。
城壁の下に広がるモンゴル軍を見たとき、サマルカンドの人たちはどんな気持ちがしただろう。
モンゴルはサマルカンドの街を見たとき、どう思っただろう。
チンギス・ハンは、モンゴルの法律「ヤサ」を守りさえすれば、誰でもモンゴルの一員だ。
宗教も言語も人種も関係ない、と言った。
チンギス・ハンは、いきなりホラズムに戦争を仕掛けたのではない。
通商をしたくて送った一行を、ホラズム側が殺してしまったので、
チンギス・ハンは激怒し、報復に出たのだ。
友好的に通商が開かれたとしても、いずれは戦争をしたかもしれない。
でも、「ヤサ」を守ればモンゴルの一員と言わしめたのは、
チンギス・ハンが、高度な文明に魅せられていたからだと思う。
当時、モンゴルよりもはるかに進んだ文化、技術、社会組織をもったサマルカンド。
チンギス・ハンは、職人を非常に大切にしたという。
サマルカンドを徹底的に破戒したけれど、職人だけは生かしたのは、
彼らが生きていさえすれば、高度な技術を失うことはない。
ぜひ自分のもとへ集まってほしいと、本気で望んでいたのかもしれない。
本当はサマルカンドも破戒したくはなかったかもしれない。
美しいまま、手に入れたかったのではないか。
降伏してほしいと心からいちばん望んだのは、チンギス・ハンその人だったかもしれない。
なんとなく、そんな気がした。
その後もてくてく丘の上を歩き回った。
何か焼き物の破片が見えた。
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その後、熱が体中にたまってしまったので、
お土産物屋さんをひやかしながら、ホテルに帰ることにした。
今日は一人なので、お昼ご飯で冒険ができない。
素直に『地球の歩き方』の指南どおり、
レギスタン広場の対面にあるラビ・ゴールというレストランで、ラグマンを注文した。
非常においしい麺だった。
だけど、スプーンしかついてこなかった。せめてフォークだろう。
あと、ナンは4分の1でいいよ。と、言えなかったのが残念。
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ホテルで約2時間ほどクールダウンしてから、
近くのホテルまで、インターネットを求めて散歩することにした。
『地球の歩き方』には、無線LANがある、ビジネスセンターがある、と
書かれているホテルでも、なんと使えない!
AirMacは来ているのに、レセプションの女性がたぶん無線LANのことを、まったくわからない。
パスワードを発行してくれればいいんだけど、お金を払ったら使えるの?
と、聞いても、無線LANはない、という答えが返って来た。
2つホテルを回って、両方とも同じ答えだったから、本格的にあきらめた。
帰り道、ティムール像の裏側で、「2010」というかたちに花を植えている人たちを見た。
もう2010年になってから4ヶ月よ、と突っ込みたい気分だけど、きっと花が咲くのを待ってたんだよな。
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そして、はじめて変なおじさんに遭遇。
日本製のボールペンを、ほとんど価値がないウズベキスタンのコインと
交換させられるハメに陥った。
まとわりついてくるのを、なんとか振り切ってホテルに戻った。
旅は、こういうこともなきゃね。
それにしても、日本のボールペンはどこへ行っても人気者だ。
この日一日でかなり日焼けして、身体がつかれているから、
夕方4時から約2時間、ホテルの中庭で、このブログの下書きをした。
食べ物も脂っこい物はたぶんダメなので、
持って来たカロリーメイトのメープル味を食べる。
なんだかすごく、ケミカルな味に思えた。
日本で食べたのなら、かなりおいしい部類に入る味だと思うのだけど、
サマルカンドという土地のせいかな、
昼になめたのど飴も同じようにケミカルに感じた。
頑張って起きていて、ホテルの中庭から夜空を見上げてみようと思うのだけど、
電気がすべて消されるころには、もう熟睡している。