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第10回JBCF輪島ロードレース

2017-10-08 23:46:51 | レース


リザルト
E2-4位(+00:02)
3位との差、数十cm




以下レースレポート



目標は3位以内でE1昇格。

作戦は登りで人数を減らして、最後は10人未満でスプリント。

登りの厳しいコースなため自然と人数は絞られるとは思うが、もしペースが上がらず絞られなければ自分から上げるつもりで。

そもそも登りで付いて行けなかったらどうしよ〜なんて思いながら最前列からスタート。

早速登りに入るとエルドラの木村さんが上げて行く。

8〜9分登るので決して焦らず力まず、かつ先頭付近に位置取るように集中して。

なかなかにしんどいペース。が、まだ付いて行ける。

ピークを前にKOM狙いの選手?が2〜3名上げて行く。

自分はKOMは最初から狙っていないので無理に対抗しないけど、そのまま数名で行かれる恐れがあるので離されないように追走。

するとやはりピークを超えたあたりで7〜8名で抜け出す形に。

後ろに平坦で脚を使わせるようにこのまま行きましょう。と声をかけて下って行く。

テクニカルな下りで前を走っていたバルバの選手が一瞬後輪ロックしてヒヤッと。

大丈夫ですか?気を付けて行きましょう。と声をかけて追い抜く。

平坦ではウォークライドの選手がコーナーリングが上手く減速しない。

結局2回目の登り前に数名に追い付かれ、この時点で10名程度。

E2でもいきなりこんな人数に絞られるのかと驚いた。とりあえず残ってて良かった。

2回目の登りはペースで登って、ハイスピードな下りへ。

ここはクラウチングポジションで先頭を走る。

誰も先頭交代して来なかったのでそのまま下り切り、平坦を通って2周目の登りへ。

ここではスペードエースの選手とバルバの選手が強い。

後半はかなりキツくて少しでも気持ちが切れたら千切れるところだったが、気合いで残った。

ここで既に6名。トラブルが無ければ入賞は確定。

良い展開だ。

下りは難なくこなして2回目の登りへ。

何となく先頭で緩めに走っていると誰も前に出て来ない。

完全に温存してるな。けど、自分も別に緩めに登ってるだけなので交代は要求せず。

ハイスピードな下りもまた先頭固定。

下り切りのところでMoeが応援してくれている。よーし。

そして勝負の3周目へ。

この登りでも先頭を走って、後ろから必ずペースアップする選手がいるはずなのでいつでも追える集中力を保つ。

中盤くらいからまたスペードエース、バルバの選手が前に。ここが我慢どころ。意地でも付いて行く。

更にKINANの選手も前に来たが、KOMは3番手で通過。

この下りも難なくこなしてさぁ2回目の登り。

事前に田崎さんから『最後の2回目の登りを登り切った選手でほぼリザルトが決まるから、思いっきり引き倒せ』と言われていた。

が、どうやら自分はこの中で圧倒的に登りが強い訳では無いようだ。

ペースアップを試みるも引き千切るような力は無かったので素直に先頭交代を要求。

すると誰かがペースアップして、それに食らいつく。

ここで2名が千切れて4人に。

更にKINANの選手がチェーントラブルで一瞬遅れて3人に。

これは来てるぞ!このまま3人で行ければ最高の展開。

ウォークライドの選手とハートビートの選手だったかな。

下りをクラウチングで引くが、途中の微妙な平坦区間でなかなかスピードに乗らず。

するとKINANの選手が復帰。

その後ろの2人は見えなかったような。

しかし下り切って追い越し禁止区間で後ろの2人も合流して結局6人に。

あちゃー、と思ってるとウォークライドの選手がアタック。

あれ?ここでアタックってして良いんだっけか?と思って少し反応遅れる。

しかしこれは吸収。

後は集団スプリントか?

かなり牽制が入る。

スプリントも事前に田崎さんから『早駆けは絶対に垂れるから残り100mからで良い』と聞いていた。

なのでそこまでは我慢の気持ち。

先頭にいたので少し周りを前に出したいな〜。

と思っていたらまたウォークライドの選手がアタック。

これは周りが牽制してる良いタイミングでの飛び出し。

周りも追えず。

あわあわとしてるとスペードエースの選手もアタック。

さすがにこれは追わねば。と踏み込む。

しかし後ろからのアタックで一瞬反応が遅れた事と、冷静さを欠いて上手くドラフティングの効くコースに入れず。

もう行ってまえ!と後は無我夢中でスプリント。

3位はいけるかー!?と踏んでいると残り50mを切ってバルバの選手が右から並ぶ。

ま、マジか!頼む!3位だけは!!

と祈るも、世の中は常に諸行無常の響きあり。

ギリギリで差されて終わり。4位でした。





やっちまった。。。マジでやっちまった。

6人でのスプリントなんて自分が想像していた最高の展開。

これで3位以内が獲れないなんて。。。

全てが上手く行ったと思った矢先、足元をすくわれた。

いや、これも自分の実力不足か。

スプリントを過信していた部分もあっただろう。

これぞロードレース、だな。



放心状態。

輪島はコースプロフィール的にも自分に向いていて、しかも実業団レースとしては最後の開催。

そして今回は個人的に特別な想いを胸に臨んだレースであった。

更に年始でKNTさんと約束した、今年中のE1昇格。

このレースだけは結果を出さなきゃいけなかったのに。。。

持ってない男よのう。






反省

スプリントに尽きる。
最後の平坦に入った時点で出来れば先頭には立たず、周りが見える位置にいるべきだった。
そして誰かが早駆けする事も頭に入れて、すぐさま反応出来る体勢を整えておかなければいけなかった。
今思うと位置取りも悪く消極的だったと言わざるを得ない。
まぁそんなこんなを吹き飛ばすスプリント力さえあれば。。。

後は玉砕覚悟で登りでアタックして、更に人数を絞れれば良かったのかもしれない。

けど、今回のこの失敗、悔しさが必ず今後に生きて来るはず。
これでまたきっと強くなれる。



師匠はE1で4位。色々と真似したり見習ってるけど、順位まで真似しなくても良いのに俺(´・_・`)
















レースは悔しかったけどみんなのおかげで楽しい遠征でした。

ありがとうございました!

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