最近、宮城谷昌光の『三国志』第一巻を読んだ。もうず~っと発刊されるのを持っていたので、1日で読み終わってしまった。
たまに文芸春秋で立ち読みはしていたんだけど、あらためて読んでみるとほんとに面白い!これまでの三国志の小説はほとんどが霊帝の時代・黄巾の乱から書き始めるのだが、宮城谷三国志ではその半世紀以上前、後漢王朝初期の頃から丁寧に書いている。なので、劉備も曹操も一巻では登場しないし、逆に曹操の祖父の曹騰が幼年期時代から書かれている。
で、この後漢初期~中期にかけて、以外に英傑というかすごい人物がたくさんでてくるから、結局歴史小説として十分に面白いのだ。