「犯人に告ぐ」が面白かったのでこちらも期待して読んでみたのだが。。。

『火の粉』
作者:雫井脩介
ストーリー:
判事・梶間勲が最後に手がけた公判、それは一家3人殺害事件であった。被告人・武内真吾は取り調べで一旦は罪を認めたが公判中は一貫して無罪を主張。事件当時、武内の背中には犯人から受けた打撲痕があり、被害者ぶるために自分でつけられるかどうかが公判の分かれ目だったが、検察側は打撲痕を自分でつけられるという証明ができず、勲は無罪の判決を下した。
退職後、大学教授の職を得た勲は東京郊外に一戸建てを買い、寝たきりの母と妻と長男夫婦とその娘の6人で暮し始めた。ところがある日、隣の家に武内が引っ越してきた。武内の人当たりのよさに、妻も長男もほだされてしまうのだが、武内が引っ越してきてから母が急死し、孫娘も様子がおかしくなった。長男の嫁である雪美は武内の正体に不穏なものを感じるが、家族は誰も信じてくれず、ついには家を追い出されるハメになってしまった。
さすがに勲も武内に不気味なものを感じ始めるが、自身で下した判決が足かせとなって武内を疑うことができない。
果たして武内の正体とは何なのか。そして武内が隣に引っ越してきた目的は。そもそも武内は本当に無罪なのか。
感想:
梶間家で起こる奇妙な出来事がどう武内と結びつくかについては特に難しい話ではなく、途中であっさり解明されてしまう。というか武内が本当に悪人なのかどうかも、もうちょっと引っ張ってもよかったような気が。
最初の母の介護のシーンはリアリティがあってよかった。
最後の展開というかオチもまぁまぁ。

『火の粉』
作者:雫井脩介
ストーリー:
判事・梶間勲が最後に手がけた公判、それは一家3人殺害事件であった。被告人・武内真吾は取り調べで一旦は罪を認めたが公判中は一貫して無罪を主張。事件当時、武内の背中には犯人から受けた打撲痕があり、被害者ぶるために自分でつけられるかどうかが公判の分かれ目だったが、検察側は打撲痕を自分でつけられるという証明ができず、勲は無罪の判決を下した。
退職後、大学教授の職を得た勲は東京郊外に一戸建てを買い、寝たきりの母と妻と長男夫婦とその娘の6人で暮し始めた。ところがある日、隣の家に武内が引っ越してきた。武内の人当たりのよさに、妻も長男もほだされてしまうのだが、武内が引っ越してきてから母が急死し、孫娘も様子がおかしくなった。長男の嫁である雪美は武内の正体に不穏なものを感じるが、家族は誰も信じてくれず、ついには家を追い出されるハメになってしまった。
さすがに勲も武内に不気味なものを感じ始めるが、自身で下した判決が足かせとなって武内を疑うことができない。
果たして武内の正体とは何なのか。そして武内が隣に引っ越してきた目的は。そもそも武内は本当に無罪なのか。
感想:
梶間家で起こる奇妙な出来事がどう武内と結びつくかについては特に難しい話ではなく、途中であっさり解明されてしまう。というか武内が本当に悪人なのかどうかも、もうちょっと引っ張ってもよかったような気が。
最初の母の介護のシーンはリアリティがあってよかった。
最後の展開というかオチもまぁまぁ。