BLOG in Atelier.Minami

ゲーム攻略、読書感想文など。

アニメ雑記【ローゼンメイデン】

2007年08月16日 01時13分22秒 | アニメ雑記
今更なんだがローゼンメイデンの第1期を見てみた。



アニメの大雑把なストーリーは以下のとおり。

中学に入ってから不登校になった桜田ジュンは、家から一歩も出ず、毎日ネットの通販で買ったものを期限ギリギリでクーリングオフするという性質の悪い遊びをやっていた。両親は海外におり、唯一の同居人である姉・のりの過保護に甘えて暮らしていた。
ある日ジュンのもとに一通のダイレクトメールが届き、そこに書いてある「まきますか」という文言に答えた。すると突然部屋に重厚なカバンが現れた。カバンを開けると中に生きているのはと思うくらい精巧なアンティークドールが入っていた。


背中の穴にネジを挿して巻くと、そのアンティークドールは本物の人間のように動き出した。そのアンティークドールの正式名称はローゼンメイデンという。
そのとき突然部屋の窓から侵入してきた人形に命を狙われたジュンはローゼンメイデン・真紅と契約を結び、人形を倒してもらう。以降、ジュンは真紅のしもべとされてしまった。
納得いかないジュンだが、他のローゼンメイデン同士の戦い・アリスゲームに巻き込まれていくうち、自身も成長し、また、真紅の助けとなっていく。



感想:
もともとマンガが原作だが、原作が完結していないうえ、全12話で構成されているため、色々謎が残ったまま終了してしまった。結局ローゼンメイデンの作り主・お父さんについても詳細はわからず仕舞いだし、他のローゼンメイデンも7体のうち5体までしか登場してない。他にもアリスゲームで勝つことが真紅たちの命題のはずなのに水銀燈以外のドールはみんな仲よしでとても戦う雰囲気でないまま終わっている。


まぁアニメ版はこんな完成度なのだが、それよりもこのアニメの真価は真紅の萌えにある。例えば第1話では、ジュンを散々こき下ろした真紅が部屋から出ようとしたが、ドアノブに手が届かず、ジュンにプッと笑われ顔を赤らめる。
他にも雛苺を倒しに行った際、のりにポシェットと水筒を持たされ、その姿で雛苺の前に現れたり、トイレをテーブルと間違えてそこで紅茶を飲もうとしてジュンに笑われたり、劇中劇のくんくん探偵に夢中になったりなどなど。



それとジュンのクオリティの低さ。引きこもりのためたまに外に出ても、ろくに他人と会話ができないジュンに笑ってしまう。
逆に水銀燈とのバトルは特に必殺技とかもでないし、普通のアニメの域を出ているとは言いがたく、個人的には退屈だった。特にストーリーの後半はそういうシーンばかりになるため結構退屈だった。

アニメ雑記【fate/Stay night】

2007年08月13日 02時31分37秒 | アニメ雑記
面白いと評判なのでアニメ版を一気に全部見てみた。

・・・設定がすごい面白い。特に英霊(実在・架空を問わず過去の英雄)を呼び出して自分のサーヴァントにする、という設定と、サーヴァントに設定されたクラスという概念が面白い。てゆーかアドベンチャーゲームの設定にするのは勿体無いだろう。

大雑把なストーリーは以下のとおり。

持ち主のどんな願いでも叶える力を持つといわれる”聖杯”。この聖杯は世界中にあるらしいのだが、冬木市という町にも聖杯は存在している。そして聖杯はふさわしい所有者を選ぶために、数十年に一度、選ばれた7人のマスターと、それぞれに従う7人のサーヴァントによる殺し合い「聖杯戦争」を行わせ、その勝者にのみ聖杯を使う権利が与えられてきた。




冬木市に住む士郎という高校生は、10年前に冬木市で起きた大災害の唯一の生存者であり、彼を救った衛宮切嗣という男の養子として育てられた。魔術師であった切嗣は士郎にも魔術を教えたが、素質がない士郎はモノにすることができなかった。だが、かわりに「正義の味方になる」という切嗣の信念を受け継ぎ、切嗣の死後も人のためなら自分を犠牲にしてでもなんでもやる男として生きてきた。

そして冬木市での5回目となる聖杯戦争が勃発した。
選ばれたマスターのひとり・遠坂凛は士郎と同い年で同じ高校に通う17歳の女子高生。だが遠坂家は名門魔術師の家系であり、彼女自身も優れた魔術師だった。遠坂家の悲願である聖杯戦争の勝者となるべく凛が呼び寄せたサーヴァントはアーチャーとよばれるクラスの英霊だった。だがその英霊は自分の真名を覚えてないという。



他のマスターの動向を探ろうとする凛とアーチャーは夜の学校でランサーのサーヴァントと遭遇し、戦闘を始める。と、それを偶然見かけた士郎はランサーに殺されそうになる。が、凛の応急処置で一命をとりとめて帰宅した士郎。だがそこにランサーが再び士郎の命を狙いにきた。絶体絶命に追い込まれた士郎は逃げ込んだ家の土蔵で、偶然セイバーのサーヴァントを召喚し、そのマスターとなってしまった。
かくして士郎も聖杯戦争に参加するマスターの一人となるのだが、召喚したセイバーがか弱い女性であることから、サーヴァントを戦闘させることに納得しない。
凛とセイバーの説得でどうにか事態を受け入れた士郎だが、その前にバーサーカーのサーヴァントが襲い掛かる。さらにライダーやキャスター、アサシンのサーヴァントも登場し、そのマスターたちの意外な正体も明らかになりつつ聖杯戦争は苛烈さを増していく・・・。


ストーリーの前半はだいたいこんな感じ。
正義の味方を目指す士郎が、他人を使役し殺し合いをさせることに納得いかず、色々揉めるのにやきもきしたりして、正直あまり好きになれないが、脇役が素晴らしい。個人的に空きなのはアサシンのサーヴァント・佐々木小次郎かな。
ヒロインの中では凛が一番好み。
↓凛



で、このアニメはもともと18禁アドベンチャーゲームだったのを、PS2に移植したり、アニメになったりとメディアミックスして大ヒットしたもの。とゆーか上に書いたストーリーだけだとどこに18禁の要素が入るかわからないだろう。実際アニメでもそういう要素はないのだが、ストーリーに全然違和感も支障も感じない。かなりストーリーも設定も練られているからだ。




で、やはり魅力的なのはサーヴァントの設定なのだが、それぞれの正体が明らかになるたびにおおっ!と感動してしまう。これは神話好きや、歴史好きにはたまらない要素だろう。
ちなみに物語序盤で正体が明らかになるサーヴァントはランサー=クーフーリン、バーサーカー=ヘラクレス、そして上にも書いたがアサシン=佐々木小次郎。アーチャーの正体はアニメでは明らかにされないが、かなり意外な人物。また、前回の聖杯戦争からそのまま残ってしまった”前回のアーチャー”がラスボスとして出てくるのだが、これもまた面白い。




で、今はPS2版を攻略中なので、いずれまた書く機会があるだろう。

映画見た【ナイトミュージアム】

2007年08月11日 00時32分02秒 | 映画の感想
まぁまぁかな。



『ナイトミュージアム』

ストーリー:
ラリーはいくつもの職を転々とし、そのたびに引越しを繰り返してきたため、妻とも離婚し、息子のニックの親権もとられていた。
ある日、ようやく自然史博物館の警備員の職につくことができた。が、実は流行らない博物館はリストラで3人の警備員を切る代わりにラリーを雇ったのだった。仕事が夜警と聞いて渋るラリーだったが前職のセシルに諭される。
初めての仕事の夜、博物館内に展示されていたティラノサウルスの骨が動いていた。さらに剥製の動物や、ミニチュアの兵士たち、ルーズベルト大統領の蝋人形、エジプトの巨大な神像、様々なものが動きまわり、ラリーに襲い掛かってくるものもあった。
ルーズベルト大統領によると、エジプトから持ってきたアクメンラーの王の石版の力によって、夜な夜な生命が吹き込まれるとのことだった。が、それらは朝になると自分から元の場所に戻っていった。こんな仕事はやってられないと思ったラリーだが、ルーズベルト大統領に諭された。
そこで歴史を勉強し、彼らの特徴を掴んだラリーは次の晩、彼らをうまく制御できたかに見えた、が、結局失敗し博物館はめちゃくちゃになった。さらに博物館を抜けて外にいた原始人の蝋人形は朝日を浴びて砂になってしまった。
博物館の館長にクビを言い渡されるラリーだが、今度こそはと息子を誘う。
一方、博物館をリストラされた3人の元警備員は何かを企んでいる様子だった。


感想:
アイデアは面白く、家族で見るには最適かも。インディアンの女性サカジャウェアも初めて知った(最初は架空の人物かと思っていたが)。もう少し歴史ネタがあってもいいかなとも思ったが。
最後の方の展開はちょっとご都合主義的な気がしなくもないが、まぁそれなりに面白かったかな。

映画見た【トランスフォーマー】

2007年08月09日 01時36分11秒 | 映画の感想
今夏の映画で一番楽しみにしていた。

『トランスフォーマー』
2007年公開

ストーリー:
はるか宇宙の彼方に存在している金属生命体が、キューブというエネルギー源を求めて密かに地球に降下していた。
19世紀末、北極のクレバスの中で凍結していたトランスフォーマー・メガトロンを、探検家が発見、これは後に極秘裏にアメリカに接収された。

カタールにある米軍基地が一機の謎の生命体によって破壊されるという事件が起きた。からくも生き残った数人は通信手段がないまま逃げ延びる。

アメリカの高校生、サムはお金を貯めて、初めての車を買ったのだが、それはトランスフォーマーの一員だった。

大統領専用機(エア・フォース・ワン)の中に、ラジカセに扮したトランスフォーマーが紛れ込んでおり、コンピュータにハッキング、そしてかつて北極の探検家が残したある重要なモノがeBayのオークションに出品されているのを突き止めた。出品者はその探検家の子孫であるサムだった。
サムはトランスフォーマーの片方の勢力、オートボッツに保護され、一方、人類の全滅をもくろむディセプティコンズ側も着実に反撃体制を整えつつあった…。


感想:
ストーリーはかなり適当。ようするにサムという少年の目を通してトランスフォーマー同士の戦いが描かれている。とにかく最新のSF技術を駆使したトランスフォーマーたちの変身シーンは何度見ても飽きず、細部までルービック・キューブのようにコロコロ回転しながら変身する様は、子供の頃にアニメを見ていた世代にはたまらない。
途中まではかなりコミカルなシーンが多く、単なるエイリアンものに留まらないポテンシャルがある。人間側の登場人物も軍人・ホワイトカラー、ハッカーなど色々いて、その群像が面白い。
とにかく今年見た映画では一番面白かった。

【読書感想文】赤緑黒白

2007年08月07日 14時33分59秒 | 読書感想文
やっとVシリーズラスト。




『赤緑黒白』
作者:森博嗣

ストーリー:
MNIという宗教団体で会計の仕事をしている赤井という男が銃殺死体で発見された。奇妙なことに赤井の死体はカラースプレーで真っ赤に塗装されていた。
数日後、保呂草のもとに赤井のフィアンセを名乗る田口美登里という女性が仕事の依頼に来た。依頼の内容とは、赤井殺害の犯人は赤井がファンであるミステリー作家の帆山美澪に違いないから証拠を掴んで欲しいというものだった。依頼を受けるかどうか迷った保呂草は3日間の猶予をもらう。
警察の捜査は遅々として進まず、また、保呂草の調査では帆山の事件当日のアリバイを崩すところまでいったが、その先が見えない状態だった。
そして田口のアパートを訪れた保呂草と偶然一緒になった七夏は田口が自室で全身緑色のスプレーで塗装された死体となっていたのを発見した。スプレーで塗装するという手口が共通していることから、同一犯の可能性を疑うが、確たる証拠が出てこない。
そして数日後、今度は公園で黒田という記者が銃殺された上、全身を黒のスプレーで塗装された状態で発見された。
そんな時、美術館で開催されていた関根朔太展で、展示されている絵が盗難された事件も発生していた。
連続殺人の捜査は行き詰っていたが、そんな時、かつて紅子によって犯罪を暴かれた秋野秀和が、この事件について重大な情報を提供したいから紅子にあわせろと要求してきた。林は紅子を秋野に会わせることにし、そこで秋野の口から犯人についての重要な情報を聞いた。


感想:
今回は通り魔的な事件だったため解くほどのトリックはなく、最後の紅子と犯人のやり取りだけが唯一の探偵らしい見せ場だった。そういう意味では本格ミステリーの体裁ではなく、奇想天外なトリックを期待していた身としては不満も残る。ちなみに真犯人は一応意外な人物で、それなりの伏線はあった。
S&Mシリーズもそうだったが、結局紅子・林・七夏の関係はなんの進展もないまま終わってしまった。これも残念。それと、VシリーズとS&Mシリーズの接点を示す重要な伏線が最後に出てくるが、これもかなりわかりづらい。もっとわかりやすくしてくれてもいいと思ったのだが。
それにしても最後の方は警察だらしなさすぎ。

最後に真賀田四季(はっきり名乗ってはいないが)が登場し、紅子と会話をする。実は今回の事件には間接的に四季が関わっていることもほのめかされている。