ゾコーバは活躍するか?

2022年11月24日 23時18分10秒 | + プラス
ゾコーバについては過去にも記事にしました。
ゾコーバ 継続審議へ - 週間ダイジェスト+

当時は国産の薬が承認されないのは残念!
と塩野義の株を持っている私としては残念でならなかったのですが、
今、思うとこうやって承認されるのって微妙だなぁってのが本音です。

とりあえずゾコーバの特徴

今までは重症化リスクがありそうな人限定でしたが
軽傷・中等症の人にも使えるというのは大きいですね。

用法事態もそんなにややこしくなさそうです。


ただ課題はやはりコレですね

私個人として妊婦さんの問題は絶対数が少ないので、それほど問題はないと思います。
一番の問題は併用禁忌薬の多さでしょうね。

添付文書を見てみるとこんな感じ

赤線は頻出の薬だと思ってください。

さて今回のゾコーバの承認によって株価があがると期待してましたが

確かにあがってますが。期待する程でもなかったようです。

市場がこういう反応であれば、塩野義のゾコーバも期待外れ感満載な気がします。
私自身も今さらかよ!って感じがありますし、既に内服は流通してますしね。

あとは感染チームの意見としては発注が面倒くさいとのことでした。
この薬は国が塩野義製薬から買い取ってるので、基本的には公費で賄われるのですが
国相手の発注なんで、面倒臭いようです。
コロナを日夜みている病院だからといって特別扱いはほぼなしです。
とりあず使えるのは12月になってからなので、この薬の動向についてチェックしたいとは思っています。


新型コロナ国産飲み薬「ゾコーバ」 1日早く症状改善も…運用に課題「処方も難しい」
感染制御学が専門の東邦大学感染制御学研究室・小林寅喆教授は「今回の薬は、位置づけが非常に難しい」と話しています。
小林教授は「高熱や激しいせきなどに苦しんでいて、一日も早く改善してほしい場合は、我慢するよりは飲んだ方がいい」とする一方で、「若い人は軽症が多く、どれだけ需要があるかというとかなり疑問」「実際にこの薬を使うかどうかは、医師と患者の判断になる」というふうに指摘しています。
では実際、現場の医師はどのように考えているのでしょうか。
東京都内などで新型コロナ患者の往診を続けている佐々木淳医師は「現場にニーズはなく、どのようなシーンで使えばいいのかわかりません」と話しています。重症化リスクの低い軽症の患者は、すでに解熱・鎮痛剤や、せき止めの薬などで十分に対応できているということです。
また、佐々木医師は「『薬(ゾコーバ)があるからワクチンを打たない』などの風潮が生まれれば、むしろ医療現場の負担が大きくなる」と非常に厳しい見方を示しています。
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