12月23日 トルコによるアルメニア人“大量虐殺”を否定することを犯罪とするという法案が、ついにフランス議会を通過。怒ったトルコ政府はついに駐仏トルコ大使を召還しました。
Hurriyet
帰国のため、パリ近郊シャルル・ドゴール空港に着いたブルジュオール大使
第1次世界大戦中、150万人のアルメニア人がオスマン軍によって大量虐殺されたとアルメニアが100年間、主張しつづけているのは、皆さん、ご存知のとおり。トルコは大量虐殺を否定し、アナトリアに侵攻してきたロシア軍に味方したアルメニア人約50万人が戦いの中で死んだのだと主張しています。
これはトルコとアルメニアの問題なのに、フランス議会はなんと、アルメニア人が主張する大量虐殺を否定することを犯罪とするという奇妙な法案を票決したのです。
え~、なんでえ? フランス関係ないじゃん、と言いたいところですが、フランスには約50万人のアルメニア系市民がいて、それがフランスの政治に強い影響力を持っているんですね。彼ら、有力なサルコジ支持者です。
トルコ=フランス関係は一挙に緊迫。ブルジュオール駐仏トルコ大使は今日、夫人とともに7時40分の飛行機でパリを発ちました。
これはトルコとアルメニアの問題なのに、フランス議会はなんと、アルメニア人が主張する大量虐殺を否定することを犯罪とするという奇妙な法案を票決したのです。
え~、なんでえ? フランス関係ないじゃん、と言いたいところですが、フランスには約50万人のアルメニア系市民がいて、それがフランスの政治に強い影響力を持っているんですね。彼ら、有力なサルコジ支持者です。
トルコ=フランス関係は一挙に緊迫。ブルジュオール駐仏トルコ大使は今日、夫人とともに7時40分の飛行機でパリを発ちました。
「フランスは中東の独裁者と同じだ」ダヴトオール外相
Hurriyet
「1915年の事件を大量虐殺ではないとすることを禁じる法案を議決したフランスの政治家たちは、言論の自由を認めない中東の独裁者たち、アルアサドやカダフィーと同じではないか」と、トルコのダヴトオール外相は、トルコの大使たちが出席した今朝の総会で話しました。
「ヨーロッパの知識人たちに真義のために立ち上がるよう訴える。ヨーロッパ人が立ち上がらなければ、われわれが立ち上がる」とダヴトオール外相。
「ヨーロッパの知識人たちに真義のために立ち上がるよう訴える。ヨーロッパ人が立ち上がらなければ、われわれが立ち上がる」とダヴトオール外相。
「互いに相手の意見を尊重するべきだ」サルコジ大統領
Hurriyet
「われわれはトルコの友人たちの意見を尊重する。トルコは立派な国、立派な文明の国だ。だが、トルコもわれわれの意見を尊重しなければならない」と、チェコの前大統領の葬儀に出席のためプラハに来ているサルコジ大統領は語りました。なんかすっきりしない言い分けみたいですね。
エルドアン首相はフランスのアルジェリア大量虐殺を告発
Hurriyet
「フランスは1945年から、アルジェリアの人口の推定15%の人々を虐殺した。これは大量虐殺ではないか」とエルドアン首相は記者会見で語りました。
「サルコジ大統領は来年の選挙を考えて、ムスリムとトルコ人への憎しみを煽っている」とエルドアン首相。
「サルコジ氏が1945年の大量虐殺についてご存じないなら、父君パル・サルコジ氏に聞いて見るがいい。父君は1940年代、軍務でアルジェリアにおいでだったから、大量虐殺について、よ~くご存知のはずと確信する」
大ゲンカになってきましたが、2国間の論争に関する意見を第3国が法律で規制するというのは、どう考えてもヘンですよねえ。
「サルコジ大統領は来年の選挙を考えて、ムスリムとトルコ人への憎しみを煽っている」とエルドアン首相。
「サルコジ氏が1945年の大量虐殺についてご存じないなら、父君パル・サルコジ氏に聞いて見るがいい。父君は1940年代、軍務でアルジェリアにおいでだったから、大量虐殺について、よ~くご存知のはずと確信する」
大ゲンカになってきましたが、2国間の論争に関する意見を第3国が法律で規制するというのは、どう考えてもヘンですよねえ。
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