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ノーベル賞作家パムクがゲジ公園の抗議を支持する声明を発表

2013年06月06日 | 国内
6月6日 ノーベル賞作家オルハン・パムクが、現在行なわれているゲジ公園の抗議を支持すると言う声明を発表しました。
この声明の中で、パムクは自著「イスタンブール」に書いた想い出にも触れています。

 Hurriyet

彼が育ったイスタンブールのニシャンタシュには1本のクルミの木があり、その木を市が切り倒すと決めたとき、彼の家族はその木のそばで一夜を明かしたということです。
パムクはそれが家族を結束させたと言い、タクシムはイスタンブールのクルミの木だから、抗議するべきだと付け加えました。

パムクは1970年代、タクシムの5月1日の祝典に出席したそうです。「政府は今年の5月1日、抗議デモを禁止し、ゲジ公園をショッピングモールにすると言っている。
まったくよくないことだ」

人々が彼らの思い出と、政治的抗議をする権利を諦めていないのを見て、私は希望を持った」とパムクは言いました。


ケリー米国務長官の批判にダヴトオール外相が反論

ゲジ公園の抗議デモに対するトルコ警察の弾圧に関して、ホワイトハウスから再三クレームが来ているようですが、4日、トルコのダヴトオール外相がケリー国務長官に電話して反論しました。

 Hurriyet

ダヴトオール外相はケリー国務長官に、「この種の事件はどこででも起こっている。これは例外的な事件ではない。この種の事件がトルコで起こると、なぜ異常と見られるのか?」と応じました。

先週来、ワシントンはこの件に関して4回声明を出し、4日にはジョー・バイデン副大統領が、トルコ政府は政治的反対派の権利を尊重すべきだと言いました。
ダヴトオール外相はケリー国務長官に「トルコは二流の民主国家ではい。民主主義においては、抗議デモは起こり得る。トルコにはデモをする権利がある。われわれは平和的デモは尊重するが、個人の財産に被害を与えるような連中もいる」と応じました。

外相はウオール・ストリートで起こった抗議デモに言及し、同様な事件がふつうのことと見られるのに、トルコで起こると異常なことと見るのはおかしいとも言いました。

ロシアのプーチン大統領は、トルコ政府は「容易ではないだろうが、問題の解決策を見つけるだろう」と言っているそうです。

・・・外遊中の首相に代わって、ダヴトオールの反論です。この人、ポスト・エルドアンとも、エルドアンの懐刀とも言われますが・・・。


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