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「トルコはEUの一部だ」とファズル・サイがメルケル首相に書簡

2013年06月21日 | 国内
6月21日 世界的にに有名なトルコのピアニストで作曲家のファズル・サイが、ゲジ公園抗議についてドイツのアンゲラ・メルケル首相に手紙を書いて、トルコはヨーロッパの一部であるべきだと言いました。

 Hurriyet

「メルケル首相のトルコについての見解を聞いて動転した。これがその場限りの発言であることを望む」とサイは言いました。
メルケル首相は6月17日、「トルコの諸都市で起こっている激しい弾圧にショックを受けた。“ひどすぎる”と思う」と言いました。

この発言後、メルケル首相は、彼女が率いる「キリスト教民主同盟」(CDU)、とその姉妹党「キリスト教社会同盟」(CSU)は、ドイツの選挙計画では、トルコのEU加盟を拒否する、トルコはEUのお荷物になると言いました。

サイはまた、EUとのチーフ・ネゴシエーターでもあるエゲメン・バーウシュEU担当相は、西洋をまったく理解していないと言いました。

ファズル・サイは、トルコはEUの一部であり、一部であるべきだー世界のためにー“ボナ・ファイド”(善意を持って)ということばで、手紙を結んでいます。


「 タクシムの抗議者はこの国の平和を乱そうとする人々の操り人形」首相

「タクシムのデモはクルド問題を解決しようという平和交渉を妨害することを目的にしている」とエルドアン首相は、6月21日、カイセリでの公正発展党(AKP)の集会で演説しました。

 Hurriyet
エルドアン首相は、ゲジ公園の抗議者たちはこの国の平和をかき乱そうとする人々に操られていると非難しました。


「政府が行なっているクルド平和交渉を妨害しようというさまざまな動きがあるが、われわれは屈しない」と首相は支持者たちにスピーチしました。
「ここ何ヶ月もテロリストたちの攻撃はない。衝突も,戦死もない。彼らは村に帰っていった。今頃は山でピクニックをしているだろう」

エルドアン首相はタクシムの激しい抗議者たちを、トルコの平和を破壊したいと思う人々の操り人形であり、手先であると非難しました。
先週末のイスタンブールのカズルチェシュメのAKPの集会には、エルドアン首相によると、150万人が出席したそうです。
「今日、アナトリアもトラキアもともに暴力行為、野蛮行為と戦ったいます」と首相。

警察による最後の激しい弾圧が行なわれた後、エルドアン首相は、「24時間以内にタクシム広場とアタチュルク文化センターをきれいにするよう、ムアムメル・ギュレル内相に命じた」と言いました。

「われわれは17日間待った。ゲジ公園は占拠した人々のものではない。みんなのものだ。だれも公園を占拠できない。占拠は法律に反する」とエルドアン首相は言いました。「タクシムはデモのためのエリアではない」

・・・昨日、東京・大橋のトルコ料理店「ボドルム」のマラティヤ出身のオーナーに、来月、トルコに行くと話したら、「トルコのどこに行くの?」ときかれ、冗談に「ゲジ公園とタクシム広場」と言ったら、「もう大丈夫、静かになってるよ」とマジに答えられました。
「24時間できれいにせよ」という首相命令でホントにきれいになったようです。

ちなみに、この店主は「AKP支持」ときっぱり。国民の半分と言われるAKP支持者、揺らいでないみたいですね。


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