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抗議者の母親たちがゲジ公園で人間の鎖をつくってデモに参加

2013年06月14日 | 国内
6月15日 イスタンブールのヒュセイン・アヴニ・ムトゥル知事が13日、ゲジ公園の抗議者たちの母親に「子供たちを家へ連れ帰るよう」呼びかけました。
ところが、多くの母親たちは、知事の言うことをきくどころか、子供たちのデモに参加しました。

 Hurriyet
子供たちを守る人間の鎖をつくったアンネたち


何10人の母親たちが手を握り、大きな人間の鎖をつくって、公園の周囲を警備し、17日間の抗議への支持を表明しました。
ムトゥル知事は24時間は警察の介入はないと言いました。

知事はまた民放NTVで、自分の携帯電話の番号を教え、「ゲジ公園の若いみなさん、遠慮なく電話をください」と言いました。知事はまた、これから公園に行くとも言いました。

・・・アンネたち、元気ですね。さすがにカパル(スカーフ被った)アンネはいませんね。


政府はゲジ公園取り壊しに関しては裁判所の決定に従う

 エルドアン首相と抗議者代表16人との、昨夜の4時間に及んだ会合後、AKP(公正発展党)のスポークスマン、ヒュセイン・チェリキ氏は6月14日朝、「政府はゲジ公園の取り壊しは一時中止という裁判所の決定には従う」と言いました。

エルドアン首相は「タクシム連帯」のメンバーと8人のアーティストからなる新しい19人のグループと、昨夜、2度目のサプライズ集会を持ちました。

 Hurriyet

ゲジ公園に建てられる予定だった砲兵宿舎プロジェクトに関して、裁判所の決定が訴えを退けたら、公園は公園として保たれるだろうと、チェリキ氏は言いました。
「プロジェクトにゴーサインが出たら、政府は、ゲジ公園の運命について住民投票を行なうでしょう」

「トルコは法治国です。非合法な行動を行なうことは不可能です。裁判所が決めたことには政府は従わなければなりません」
裁判所の判決が出るまでは、公園にはタッチしないと、チェリキ氏は言いました。
「私たちはこの肯定的なスタンスに肯定的に応じます」と「タクシム連帯」のリーダー、タイフン・カラマン氏は言いました。

デモを終結させるかどうかは抗議者が決める
会合では、警察による不適切な力の使用についても討議されたと、チェリキ氏は言いました。
「彼らはこの問題に感受性を求めました。警官が犯罪を犯したと判定されたら、法に従って罰せられます」とチェリキ氏。

記者会見中、チェリキ氏はゲジ公園の抗議の集結をくり返し要請しました。
「環境を守るために集まっている若い皆さんに言いたい。お家の暖かいベッドにお帰りなさい」

エルドアン首相との会談に出席した抗議者グループの中には、あの人気TVシリーズ「壮麗なる世紀」でシュレイマン大帝を演じたハリト・エルゲンチもいました。


「タクシム連帯」の代表たちは、6月14日午後、講義中に死んだ人々の慰霊集会を行なうと発表しました。しかし、抗議デモの終結については触れませんでした。
「すべては公園に対する感受性から始まりました。感性豊かな人は自分の行動を自分で決めます。警察の暴力に対して同じ行動をとったのは彼らの感受性のためです」タクシム運動のメンバーの1人、エユップ・ムフチュは記者団に語りました。

8人のアーティストの中には、「壮麗なる世紀」の主役ハリト・エルゲンチや人気歌手のセルタブ・エレネルもいました。
その他、詩人のスナイ・アクン、歌手マフスン・クルムズギュルとヤウズ・ビンギョル、女優のジェイダ・デュヴェンジ、俳優のアリ・スナル、プロデューサーのネビル・オズゲン・テュルクも、首相と話すためアンカラに行きました。

人気歌手セルタブ・エレネル


エルゲンチはアーティストの代表として記者団に、「首相はわれわれの意見や解決への提案によく耳を傾けた。政府は裁判所の決定に反することはしないと確約した」と言いました。

6月13日、エルドアン首相は「我慢の限界に来た」とくり返し、抗議をただちに終結するよう要求しました。
抗議グループは要求を充たす具体的なステップ、とくに、抗議の初期に警察が行なった激しい弾圧の責任者の調査を求めました。


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ゲジ公園の運命は住民投票で決まる」とエルドアン首相

2013年06月14日 | 国内
6月14日 エルドアン首相がゲジ公園の問題を住民投票で決める可能性を提案したと、13日、AKP(公正発展党)のスポークスマン、ヒュセイン・チェリキ氏が言いました。
エルドアン首相と抗議者代表の11人とのマラソン・ミーティング後の記者会見で、チェリキ氏はイスタンブールで住民投票を行なうことを検討すると語りました。

 Hurriyet
なにかのお皿と飲物がありますね。飲物はきっと水か、首相の大好きなアイランですね。


「首相は人々の望んでいることを知りたいから、住民投票も考えると言った。わが党の中央最高委員会が決定したら、そのための必要な手続きを始める」と、チェリキ氏は記者会見で言いました。

しかし、住民投票は、ゲジ公園に歴史的兵舎のレプリカを再建することに関してのみだそうです。この建物の中にはショッピングモールも入ることになっています。
このプロジェクトによって、イスタンブールの中心にわずかに残る緑のオアシスが失われることに、抗議者たちは反対しているのです。

アタチュルク文化センターの取り壊しは住民投票には含まれないと、チェリキ氏は言いました。この建物は耐震性がじゅうぶんでないことからも取り壊したほうがよいということのようです。

 政府は公園占拠の終結を要請
この会談の具体的な結果は:-
「政府はこの問題を住民投票で決めることを検討する。政府がこのような善意の態度を提示したのだから、抗議者たちはゲジ公園を去って、公園を正常にもどして欲しい」とチェリキ氏は言いました。

「住民投票について相談を受けなかった」と抗議者側
チェリキ氏は住民投票について語りましたが、エルドアン首相と会ったグループは、住民投票について相談を受けなかったと言っています。

「対話を信じる者として、私たちはコミュニケーション・ラインが開かれたと思いました。私たちはだれのスポークスマンでもありません。私たちはゲジ公園を公園として残すことを望んでいるのです。また、警察の弾圧の責任者の調査を望んでいます」と、抗議者グループを代表して、研究者イペキ・アクプナルさんが言いました。
「私たちは今夜は個人的意見を公開したくありません。明日以後、発表します」と彼女は言いました。


「 住民投票は裁判所の判決に逆らうことはできない」最高裁判官

ゲジ公園の運命を決めるために政府が計画するという住民投票は、プロジェクトの中止に関して、裁判所命令に逆らうことはできないと、ヒュセイン・カラクルクチュ国家評議会長が発言しました。
「私はこれを国民投票としては取り扱いません」と彼は今日、記者団に語りました。

 Hurriyet

「これは大衆の要求を調べるための投票のようなものです。法的決定を阻止することはできません。法治国においては、法的決定はきわめて重要なものです」

イスタンブールの行政裁判所は5月31日、2週間、抗議の焦点になっているゲジ公園の敷地に砲兵宿舎を建てる計画に、一時中止の判決を下しました。
エルドアン首相は6月12日、ゲジ公園取り壊しの問題を住民投票にすることを提案しましたが、裁判所は、住民投票の結果より裁判所の判決が優先すると言っています。

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