4月5日 昨年以来、ヨーロッパに流入しつづける移民・難民の流入を止めることを目的にしたEU=トルコの契約に従って、4月4日、最初のシリア人の1団がイスタンブルからドイツに到着し、同じ日、最初の移民の1団がギリシャからトルコに到着しました。
Hurriyet
4月4日、ギリシャのレスボス島からトルコへ帰る船に乗る移民と、彼に付き添うFrontex 職員(左)
ドイツ北部の都市ハノーファーに亡命を求めていた16人のシリア人は、140キロ離れた難民シェルターに送られるだろうと、「ドイツ連邦共和国難民事務所」がAFPに語りました。同じ契約によって、4月4日、パキスタン人とバングラデシュ人の移民たちが、ギリシャのレスボス島からトルコに到着しました。
ロイターによると、4月4日、トルコ国旗を掲げた2隻の船の最初の1隻が、131人の移民を乗せ、トルコの沿岸警備艇と、頭上の警察のヘリに見守られながら、トルコ海岸の町ディキリに着きました。
船着き場の外には、警官と移民担当職員数十人が、小さな白いテントのそばで待機する中、移民たちは下船しはじめました。「送り返されたのは、主としてパキスタン人とバングラデシュ人です。彼らは亡命申請していません」と、EU国境 Frontex(欧州対外国境管理協力機関)のエワ・モンキュア報道官は言いました。
移民たちはオスマニエに送られる
トルコのヴォルカン・ボズクルEU担当相は、4月4日、ギリシャから送られてくる移民は、トルコ南部のオスマニエ県に送られるだろうと語りました。バズクルEU相はまた、民放ハベルテュルクのインタビューで、トルコのキャンプからドイツに送られたシリア人は、ドイツから他の諸国に送られると言いました。
移民たちがギリシャから送り返されてきたディキリの船着場には、「難民は歓迎しない」というプラカードを持ったプロテスターもいました。EU=トルコの契約は、トルコは、ギリシャに不法入国した移民・難民(シリア人を含む)を引き取り、その代わりに、EUは同じ人数のシリア難民をトルコから直接引き取るというものです。
また、トルコに暮らすシリア移民の生活水準を上げるために、EUは、総額60億ドルをトルコに支払い、ビザなし旅行と、トルコのEU加盟促進を約束しました。「手続きは整然と静かに行われている」と、モンキュア報道官がレスボス港で記者団に言いました。
トルコのエルカン・アラ内相は、「わが国は4月4日に500人を受け入れる用意がある。この人数は変わるかもしれないが、ギリシャ当局は400人の名を通知してきた」と言いました。ギリシャ難民管理局のヨルゴス・キリトシス報道官は、4月4日、送還は亡命を申請していない者だけが対象だと強調しました。
ロイターによると、4月4日、トルコ国旗を掲げた2隻の船の最初の1隻が、131人の移民を乗せ、トルコの沿岸警備艇と、頭上の警察のヘリに見守られながら、トルコ海岸の町ディキリに着きました。
船着き場の外には、警官と移民担当職員数十人が、小さな白いテントのそばで待機する中、移民たちは下船しはじめました。「送り返されたのは、主としてパキスタン人とバングラデシュ人です。彼らは亡命申請していません」と、EU国境 Frontex(欧州対外国境管理協力機関)のエワ・モンキュア報道官は言いました。
移民たちはオスマニエに送られる
トルコのヴォルカン・ボズクルEU担当相は、4月4日、ギリシャから送られてくる移民は、トルコ南部のオスマニエ県に送られるだろうと語りました。バズクルEU相はまた、民放ハベルテュルクのインタビューで、トルコのキャンプからドイツに送られたシリア人は、ドイツから他の諸国に送られると言いました。
移民たちがギリシャから送り返されてきたディキリの船着場には、「難民は歓迎しない」というプラカードを持ったプロテスターもいました。EU=トルコの契約は、トルコは、ギリシャに不法入国した移民・難民(シリア人を含む)を引き取り、その代わりに、EUは同じ人数のシリア難民をトルコから直接引き取るというものです。
また、トルコに暮らすシリア移民の生活水準を上げるために、EUは、総額60億ドルをトルコに支払い、ビザなし旅行と、トルコのEU加盟促進を約束しました。「手続きは整然と静かに行われている」と、モンキュア報道官がレスボス港で記者団に言いました。
トルコのエルカン・アラ内相は、「わが国は4月4日に500人を受け入れる用意がある。この人数は変わるかもしれないが、ギリシャ当局は400人の名を通知してきた」と言いました。ギリシャ難民管理局のヨルゴス・キリトシス報道官は、4月4日、送還は亡命を申請していない者だけが対象だと強調しました。
PKKが“ヤカン爆弾”を製造、壁の中に爆発物を仕掛けた
ハッカリ県ユクセコワの治安部隊が、クルド労働者党(PKK)の戦闘員が何十個ものヤカンを使って手製爆弾をつくっている写真とビデオを押収しました。
Hurriyet
PKKの戦闘員たちは南東部の手入れ中に殺され、残された写真とビデオには、彼らが歌を歌いながら爆弾をつくり、爆発物製造に使うアンモニウム硝酸塩の大袋の上でポーズをとっているようすが記録されていました。
ユクセコワの治安部隊は3月25日、ある作業場の手入れを行い、55個のヤカンを押収しました。ヤカンはPKKのテロで使う手製爆弾を運ぶのに使われていたようです。その他、治安部隊が押収したものは、装甲車10台のための装備、アンモニウム硝酸塩2トン、手製爆発物をつくる圧力鍋、台所用ガス管11個、電化カプセル150個、消火器2個などです。
4月2日、マルディン県のヌサイビン地区でのテロ攻撃では兵士6人が犠牲になりましたが、警察が調査したところによると、PKK戦闘員が使った爆発物は互いに連結され、爆発が起こった建物の壁の中に塗り込められていたそうです。兵士たちが建物内を調べ、最後のチェックにもう1度、屋内に入ったときに爆発が起こったと報告されています。
治安部隊の作戦は、南東部ハッカリ県のユクセコワ、マルディン県のヌサイビン、シュルナク県の町々でいまも続行中です。3月31日、ディヤルバクル県のバーラル地区で7人の警官が犠牲になった道路爆弾テロの調査の一環として、警察は12人を拘束しました。
ユクセコワの治安部隊は3月25日、ある作業場の手入れを行い、55個のヤカンを押収しました。ヤカンはPKKのテロで使う手製爆弾を運ぶのに使われていたようです。その他、治安部隊が押収したものは、装甲車10台のための装備、アンモニウム硝酸塩2トン、手製爆発物をつくる圧力鍋、台所用ガス管11個、電化カプセル150個、消火器2個などです。
4月2日、マルディン県のヌサイビン地区でのテロ攻撃では兵士6人が犠牲になりましたが、警察が調査したところによると、PKK戦闘員が使った爆発物は互いに連結され、爆発が起こった建物の壁の中に塗り込められていたそうです。兵士たちが建物内を調べ、最後のチェックにもう1度、屋内に入ったときに爆発が起こったと報告されています。
治安部隊の作戦は、南東部ハッカリ県のユクセコワ、マルディン県のヌサイビン、シュルナク県の町々でいまも続行中です。3月31日、ディヤルバクル県のバーラル地区で7人の警官が犠牲になった道路爆弾テロの調査の一環として、警察は12人を拘束しました。
「トルコ国内では私は防弾ベストは着ません」ダウトオール首相
ダウトオール首相は、トルコ国内を訪れるときは防弾ベストは着ないと言い、先週、PKKに7人の警官が殺され、何十人もが負傷した翌日も、防弾ベストなしで、南東部ディヤルバクルを訪れたと語りました。
Hurriyet
「私たちはテロと戦い、砲火にかこまれています」と、4月4日、ダウトオール首相はアンカラの警察学校でスピーチしました。首相は、2015年8月、シャンルウルファ県のジェイランプナルを訪れたときのことにも触れました。このときは、2つの警察署が襲撃され、警官らがなくなり、クルド労働者党(PKK)が犯行声明を出した直後でした。
「“首相や夫人は鋼鉄のベストを着ていないのですか?”と、街頭で人々に尋ねられました。ディヤルバクルでも、同じことを聞かれました。しかし、もし首相が鋼鉄のベストを着ていたら、抱擁し合ったとき、人々は、ディヤルバクの人は信用されていないのだと感じるかもしれないでしょう」と、首相は言いました。
「心配しないでください、首相の命が、警官の命より、兵士の命より、憲兵の命より、そして市民1人1人の命より、大切なわけはないのです」
「“首相や夫人は鋼鉄のベストを着ていないのですか?”と、街頭で人々に尋ねられました。ディヤルバクルでも、同じことを聞かれました。しかし、もし首相が鋼鉄のベストを着ていたら、抱擁し合ったとき、人々は、ディヤルバクの人は信用されていないのだと感じるかもしれないでしょう」と、首相は言いました。
「心配しないでください、首相の命が、警官の命より、兵士の命より、憲兵の命より、そして市民1人1人の命より、大切なわけはないのです」
「ときどきダイアリー」ヘ