7月30日 公正発展党(AKP)に未遂クーデターの首謀者として告発されている在米イスラム学者フェトフラー・ギュレンは、反乱が成功したら、アヤトラ・ホメイニがイランに帰ったようにトルコに帰るつもりだったと、ベキル・ボズダー法相が言いました。
Hurriyet
「彼はホメイニのようにトルコに帰り、司令制度をつくりあげるつもりだった。トルコをまったく違う国にするつもりだった。私はクーデターが成功したトルコなど、想像したくもない」と、ボズダー法相は28日、Daily Hurriyet に語りました。
フェトフラリスト・テロリスト組織(FETO)は、彼らの目標を達成するためにはなんでも正論として受け入れると、ボズダー法相は言いました。「これほどうまく隠されたテロ組織は世界のどこにもない」
「だが、いま、彼らのすべてが明るみに出ようとしている。取り調べはまだ終わっていない。カメラ、電話、デジタル・コミュニケーションの記録、監視カメラ、電話メッセージなど、まだ完全に分析されていない。さらなる取り調べで、もっと多くの資料が出てくるはずだ」と法相は言いました。
調査を行っている政治家や官僚の話では、ギュレニストらは“新しい国家”をつくろうとしていました。前副首相でAKP議員のヤルチン・アクドーアン氏は、「もしクーデターが成功していたら、監禁制度ができただろう」と言いました。「これが古典的クーデターだったら、彼らはわれわれを絞首刑か禁固にしただろう。そして、われわれの子供たちや未来の世代は、そのトルコで生きていくことになる。クーデターが成功していたら、われわれは絞首刑にされるだけでなく、未来の世代まで失ってしまう・・・」
「彼らはすべてを破壊したいのだ。彼らは政府でなく、国家を転覆させ、主導権を握り、監禁制度をつくりたいのだ。それが彼らの期待で、彼らは首相を指名し国会を開くことなど考えていない。彼らの目標は国家制度を廃止することにある」とアクドーアン氏は言いました。
フェトフラリスト・テロリスト組織(FETO)は、彼らの目標を達成するためにはなんでも正論として受け入れると、ボズダー法相は言いました。「これほどうまく隠されたテロ組織は世界のどこにもない」
「だが、いま、彼らのすべてが明るみに出ようとしている。取り調べはまだ終わっていない。カメラ、電話、デジタル・コミュニケーションの記録、監視カメラ、電話メッセージなど、まだ完全に分析されていない。さらなる取り調べで、もっと多くの資料が出てくるはずだ」と法相は言いました。
調査を行っている政治家や官僚の話では、ギュレニストらは“新しい国家”をつくろうとしていました。前副首相でAKP議員のヤルチン・アクドーアン氏は、「もしクーデターが成功していたら、監禁制度ができただろう」と言いました。「これが古典的クーデターだったら、彼らはわれわれを絞首刑か禁固にしただろう。そして、われわれの子供たちや未来の世代は、そのトルコで生きていくことになる。クーデターが成功していたら、われわれは絞首刑にされるだけでなく、未来の世代まで失ってしまう・・・」
「彼らはすべてを破壊したいのだ。彼らは政府でなく、国家を転覆させ、主導権を握り、監禁制度をつくりたいのだ。それが彼らの期待で、彼らは首相を指名し国会を開くことなど考えていない。彼らの目標は国家制度を廃止することにある」とアクドーアン氏は言いました。
[解雇される外交官は300人を超えるだろう」外相
クーデター後の調査で、大使を含む88人の外交官が解雇されたと、メヴリュト・チャヴスフオール外相は言い、その数は300人を超えるだろうとも言いました。
Hurriyet
「あの組織と関係のある職員の数は300人以上になる。この中には2人か3人の大使もいる。われわれは外務省内に委員会を設立し、多くの基準に基づいて、個々のケースを調査する」とチャヴシュオール外相は、28日、CNNトルコに語りました。
「われわれはだれに対しても公平でありたい。しかし、同時に、リスクを抱え込むこともできない。きわめて慎重な作業が行われるだろう」と外相は言いました。「カザンの領事館で働いていた職員がクーデターの調査中、日本に逃げた」
情報によると、すでに解雇された2人の大使は、ギュルジャン・バルクとトゥンジャイ・ババルだそうです。バルクは、前外相アフメト・ダヴトオールのチーフ顧問として長いこと働き、カナダ大使も務めていますが、2人の大使級の外交官シェンテュルク・ウズンとアリ・フンドゥクとともに解雇されました。
これらギュレン関係の外交官は、ここ数年間に、人事部のギュレニスト外交官の助力で、入省試験問題をもらされて、省内に浸透してきたと、チャヴシュオール外相は言っています。外相はまた、「これら容疑者の多くは、その地位に必要なスキルに欠けている。とくにじゅうぶんな外国語のスキルに欠けた外交官がいる」と言いました。「私の英語でさえ、彼らの英語よりずっとましだ」
ギュレニストの外務省への浸透は、2007年から2013年に多く起こり、現在、調査されている外交官の人数は300人に及ぶということです。
「われわれはだれに対しても公平でありたい。しかし、同時に、リスクを抱え込むこともできない。きわめて慎重な作業が行われるだろう」と外相は言いました。「カザンの領事館で働いていた職員がクーデターの調査中、日本に逃げた」
情報によると、すでに解雇された2人の大使は、ギュルジャン・バルクとトゥンジャイ・ババルだそうです。バルクは、前外相アフメト・ダヴトオールのチーフ顧問として長いこと働き、カナダ大使も務めていますが、2人の大使級の外交官シェンテュルク・ウズンとアリ・フンドゥクとともに解雇されました。
これらギュレン関係の外交官は、ここ数年間に、人事部のギュレニスト外交官の助力で、入省試験問題をもらされて、省内に浸透してきたと、チャヴシュオール外相は言っています。外相はまた、「これら容疑者の多くは、その地位に必要なスキルに欠けている。とくにじゅうぶんな外国語のスキルに欠けた外交官がいる」と言いました。「私の英語でさえ、彼らの英語よりずっとましだ」
ギュレニストの外務省への浸透は、2007年から2013年に多く起こり、現在、調査されている外交官の人数は300人に及ぶということです。
未遂クーデター関連で、ビジネスマン3人が拘束
7月29日、トルコ当局は、フェトフラー・ギュレン運動関係の取り締まりをビジネス分野にひろげ、3人の大物ビジネスマンを拘束しました。
Hurriyet
中央アナトリア・カイセリ県の治安部隊は、家族経営のボイダク・ホールディング社のムスタファ・ボイダク社長と2人の幹部を拘束しました。ハジュ・ボイダク前社長にも、イリヤス・ボイダク氏とベキル・ボイダク氏とともに令状が出ています。ビジネスマンたちの拘留は、トルコ国内のギュレン運動の財源の調査のためといわれます。
トルコ政府は、エルドアン大統領の失脚を目的とした未遂クーデターの首謀者として、ギュレンを告発しています。今回の逮捕はビジネス界の最初の大物の逮捕です。取締りはすでに軍、司法、教育、公務に始まり、ギュレンの影響を根こそぎにしようとしています。
ムスタファ・ボイダク社長はカイセリの商工会議所の会頭です。カイセリはエルドアン政権下で成長と繁栄を享受した都市のひとつです。ボイダク・ホールディングは、家具、エネルギー、金融に関わり、有名な「イスティクバル」と「ベローナ」という家具会社を所有しています。
トルコ政府は、エルドアン大統領の失脚を目的とした未遂クーデターの首謀者として、ギュレンを告発しています。今回の逮捕はビジネス界の最初の大物の逮捕です。取締りはすでに軍、司法、教育、公務に始まり、ギュレンの影響を根こそぎにしようとしています。
ムスタファ・ボイダク社長はカイセリの商工会議所の会頭です。カイセリはエルドアン政権下で成長と繁栄を享受した都市のひとつです。ボイダク・ホールディングは、家具、エネルギー、金融に関わり、有名な「イスティクバル」と「ベローナ」という家具会社を所有しています。
クーデターの7月、トルコ経済の信頼感指数は上昇
7月のトルコ経済の信頼感指数は、前月に比して14.9%上昇し、15日の未遂クーデター後、トルコ経済の信頼感にダメージは見られませんでした。
Hurriyet
7月18日にトルコ統計局が発表した公式データによると、トルコ経済の信頼感指数は、6月の83.33から、7月は95.73にアップしています。信頼感指数の上昇は、サービス業、小売業、建設業、不動産分野を含めて、すべての信頼感指数の上昇によることを、報告書は示しています。
7月、サービス業の信頼感指数は100.86に増え、小売業の信頼感指数は103.56に、建設業の信頼感指数は2.5%アップして82.95に、不動産分野の信頼感指数は1.9%上がって106.3に上昇しました。
7月、サービス業の信頼感指数は100.86に増え、小売業の信頼感指数は103.56に、建設業の信頼感指数は2.5%アップして82.95に、不動産分野の信頼感指数は1.9%上がって106.3に上昇しました。
「ときどきダイアリー」ヘ