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トルコの副大統領がウクライナの新大統領と会談

2019年05月21日 | 観光
5月21日 トルコのフアト・オクタイ副大統領が、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー新大統領と、5月20日、キエフで密室会談を行いました。

 Hurriyet
キエフで会談したウクライナのゼレンスキー新大統領(左)とトルコのオクタイ副大統領


両国は、貿易目標を10億ドルとするトルコ=ウクライナ自由貿易協定に調印することで合意しました。オクタイ副大統領はクリミア併合に対するトルコの見解を表明しました。東部ウクライナは、ロシアがクリミア半島を併合した2014年3月以来、紛争によって荒廃しています。

ドネツクとルハンシクに住む親ロシア分離派は、トルコを含む国際社会が認定しない中で独立を宣言しました。会談はキエフの議事堂で、ゼレンスキー新大統領の就任式後に行われました。就任式には海外の閣僚も出席していました。

オクタイ副大統領は、ウクライナに住むガガウス・トルコ人、アヒスカ・トルコ人、クリミア・タタール人らをキエフのトルコ大使館に招待しました。この会合で、副大統領は、トルコは彼らの支援をつづけると強調しました。彼はまた、ウクライナのトルコ市民社会とビジネスマンの代表たちにも会いました。オクタイ副大統領は、両国間の貿易量は約60億ドルだが、トルコは100億ドルを目標にしていると言いました。


ブルーモスクは400年ぶりの大修復中

6本のミナレット(尖塔)を持った唯一のオスマンのモスク ー イスタンブルのブルーモスクに、400年ぶりの大々的な修復が行なわれています。

Hurriyet

ブルーモスクは、正式にはスルタンアフメト・モスクですが、青いタイルのためにブルーモスクと呼ばれています。このモスクはオスマン・スルタン・アフメド1世の命によって、建築家セデフカル・メフメト・アーが建て、1617年、オープンされました。ブルーモスクは、当時モスクとして使われていたアヤ・ソフィアの真向かいに位置しています。

ブルーモスクの総合的な修復は、2017年7月6日に始まったと、トルコ財団総局の職員ミュルセル・サル氏はアナドル通信に語りました。修復工事はトルコのビジネスマン、メフメト・ユルドゥスの後援で行われました。修理のために、地面からドームまで43メートルの高さのスチールの柱が組まれました。

「修復のために礼拝を中断させないことが重要であり、また、見学者の流れを妨げずに修復を行なうことが必要です」とサル氏は言いました。イスタンブルの壮麗なシルエットの一部になっているこのモスクは、2万1043枚のタイルのエクステリアで、ツーリストを魅了しています。

16世紀後期から17世紀初頭に、イズニクとキュタヒヤで生産されたタイルは、全体に青い色に見えます。「タイルの全体的な色と、内壁のタイルの図柄が青いため、外国人たちが“ブルーモスク”と呼ぶようになりました」と、サル氏は言いました。専門家たちが、地上43メートルのメーン・ドームの内壁の手描きの絵を磨き、修理するのも、モスク修復工事の重要な一環です。

「修復を始めたとき、私たちは4年で終らせるのを目標にしていましたが、予想外のことが起これば工事は長引くでしょう」とサル氏は言いました。工事費は最初は3500万リラ(580万ドル)と予定されていましたが、おそらく6000万リラ(1000万ドル)はかかるでしょう。


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