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トルコにもハチ公がいた

2021年03月30日 | 国内
3月31日 黒海地方オルドゥ県に住む81歳のメフメト・チャクマクさんは、心臓発作で病院に運ばれましたが、彼の愛犬は彼が退院するまで2週間、辛抱強く病院の前で待ちつづけました。

Hurriyet

病院によると、チャクマクさんは、3月13日、テレビでサッカーを見ているとき、発作を起こし、すぐに病院に運ばれ、手術を受けました。彼の退院を待っていた者は、家族のほかにもう1人(1匹?)いました。パムック(トルコ語で“綿”)という名の犬です。
「パムックは父を2週間待ちつづけました。パムックは家に食事に行くときだけ病院を離れましたが、すぐにまた戻りました」と、メフメト・チャクマクさんの息子メティン・チャクマクさんは言いました。14日間の治療を受けた後、チャクマクさんは退院し、愛犬とともに帰宅しました。

病院の治安要員ナズム・コチャンさんも、パムックのファンになりました。「とてもおとなしい犬です。辛抱強くご主人を待っていました」

同様の出来事が、1月、トラブゾンでもありました。ボンジュクという名の犬が、1週間、主人の退院を待っていたのです。日本のテレビ局も、世界的に有名なハチ公と比較して、ボンジュクの話を放映しました。ハチ公は亡くなった主人を9年間も待ちつづけました。


国産の鼻腔内ワクチンの開発が進行中

ナノテクノロジー会社「ナノグラフィ」で働いている科学者たちが、トルコ初の鼻腔内ワクチンを開発中だと、ムスタファ・ヴァランク産業技術相が、3月20日、言いました。

 Hurriyet

産業技術相はアンカラに新たにできたナノグラフィ社のグラフェン製造工場の開場式で、鼻のスプレーはより効果的と期待されると語りました。コロナとの戦いで、鼻腔内ワクチンはトルコに力を与えるだろうと、ヴァランク産業技術相は言い、このワクチンは変異ウイルスの感染にも改造できるだろうと付言しました。

「前臨床ステージが成功裏に終わったので、初のトルコ製鼻腔内ワクチン候補のための、人体実験がまもなく始まるだろう。臨床段階がすべて問題なく終わったら、今年、鼻腔内ワクチンの接種を始めるつもりだ」と、ヴァランク産業技術相は強調しました。

産業技術相はまた、商業的なグラフェン採用の障害を指摘し、トルコは新たな投資のおかげで、グラフェンを大規模に生産できるトップ10の1国になるだろうと言いました。

鼻のスプレーは、汚染を防ぐためにすべての年齢層に使われるだろうと予想されます。トルコは鼻のスプレーの臨床研究を始めると、ファフレッティン・コジャ保健相が発表しました。


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