災害予防調査会(プラネット通信ブログ)自治州と環境と防災と新エネルギー

防災環境研究30年。危険な高層ビルや地下開発が進まないよう、防災環境基準作りと対策を州で行うよう訴えるブログを開設した。

耐震偽装と山口補選ー国交省住宅局の耐震プログラム偽装①

2008-04-14 23:59:23 | Weblog
2年前、あれだけ騒いだ耐震偽装問題は一体どこに行ったのでしょう?先日ヒューザーの社長に対する判決が下されましたが、元々あの話は、ヒューザーや姉歯元建築士を告発する目的ではない。
私が災害予防調査会を名乗るきっかけとなったのは、阪神大震災直後一番最初に優先すべき子どもや病人の安全ー学校や病院の耐震化ーを無視して、震災直後まさに翌月から全国で、道路や鉄道の内緒の耐震化工事だけが一斉に開始されたからです。その中心人物が阪神大震災の建設省住宅局と建築学会の阪神大震災合同調査団長岡田恒男その人だから驚くでしょう。このような人物が、学校耐震化の第一人者として2005年に「学校耐震化推進」の答申を阪神大震災の10年後に文部省の中教審答申として行った張本人でした。
 学校病院の耐震診断と耐震改修法を制定した張本人がなんと学校耐震化を10年遅らして、しかもその手法は2000年から明らかだった長周期の揺れを全く想定していない見当はずれな手法でした。そのことがもたらす危険を明らかにする目的で、ちょうど起きた姉歯事件を広く取り上げてもらったら、ヒューザーと姉歯建築士の犯罪にすり替えられた。
 このとき国土交通省住宅局自体が偽装の中心でした。当時の住宅局長はいったいだれか?