ベトナムの“レンタルサービス工場”のパイオニア絆の会議室。綺麗で緑あふれる敷地ときちんとした設えに驚いた。
朝8時(日本時間10時)に専用車に乗り込んだ一行は、レンタル工場スペースを運営する絆社へと向かった。この度の海外視察研修最後の訪問先となったわけであるが、2012年に設立された同社では広大な敷地に幾つもの貸工場を有し、多くの企業が入居している。これまで訪問したどの企業よりもキレイで緑豊かな素晴らしい施設であった…。やはり共産主義国の血肉が色濃くうかがえるところ…。プレゼン等案内役をしていただいた営業部長の白川さんにも、プライベートまで突っ込んだ質問にも快くお答えいただき、現地の様子が本当によくわかる貴重な時間となった。白川さん誠にありがとうございました。
お昼にはベトナム家庭料をふるまうレストランで舌鼓を打ち、全ての研修を終えた一行はベトナム戦争の傷跡を垣間見る資料館へ…。この度の旅行始まって以来の視察以外の歴史勉強の時間となった。その後、元首相官邸として砲弾にもさらされた統一会堂では、ガイドのBAOさんによる懸命な説明を聞きながら、ベトナムの悲劇連続の時代に思いを馳せたのである。
一旦ホテルに戻った一行は身支度を整え、4日間お世話になったルネッサンス・リバーサイド・ホテル・サイゴンを後にし、最後の夕食会場へと向かったわけである…。夕食会場では各人それぞれに思いを語り、中山秀雄団長(埼玉縣信用金庫 専務理事)による総括をいただき解団式まで無事に終えることができたのである。その後もさいしんさんの心意気により、“上を向いて歩こう”がベトナム民族楽器による演奏で奏でられ、自然と大合唱となり、最後は皆で手をつないで万歳三唱で締めくくる大変楽しい宴となったのであった…。
この度の海外視察研修では、総勢20名ほどのお互い知らぬ者同士が、異国の地ベトナムで視察研修を行った4泊5日であるが、何よりも先ずは埼玉縣信用金庫の方々による見事なまでの設営と前のめりに参画した良きメンバーに恵まれたことが、この充実した時間を生んだものと考えられる。観光ではない信用金庫さんが企画した視察研修ということで、私も期待して臨んではいたが、期待以上の大きな収穫を得る事ができた。
データやメディアなど頭で理解していたベトナムと、自分の目で耳で口で鼻で足で、そして肌で感じたベトナムとではかなりの乖離がある。ビジネス展開はひとまずさておき、やはり自分自身で感じること、体験して理解すること、判断することが如何に大事かを学んだ4日間であった。朝も昼も夜も、大いに学び気づきを得られた貴重なベトナム視察研修の体験であった…。ここから先が大事なところ。体感したことを皆に伝え、社業にまた自らの人生にしっかりと活かしていく所存…。明日へと続く。
工場の入居企業がつくっているというアイスクリームをご提供いただいた。冷たいけど熱い歓迎に感謝
入居企業、バイクのホイールを作っている
絆
現在建築中のKIZUNA3
今まで見たベトナム企業の中でも群を抜く綺麗な施設であった
相変わらずバイクに囲まれる専用車
お昼はベトナムの家庭料理というが韓国のサムギョプサルに似ている
ベトナム戦争の資料館
当時実際に使われていたというギロチン
統一会堂
一生懸命説明してくれるBAOさん
夕食会場に繋がる外廊下
この度の海外視察研修を終えて熱く感想を述べる丹野健さん(株式会社しんけん代表)
気遣い上手な中山団長
ご設営いただきました埼玉縣信用金庫の皆様大変お疲れさまでした。そして良い仲間に恵まれてとても有意義な研修となりました。ご協力いただきました皆様真にありがとうございました。