↑昼食でいただいた、麹町出口1近くのスピード蕎麦屋のひやかけ肉蕎麦
賃貸住宅における管理業のあり方をキチンと整備して、管理業を一つの枠組みとして作ろうということで発足した組織、賃貸不動産管理業協会。これが一度解散して、全国賃貸不動産管理業協会に生まれ変わって、本日第一回の定時社員総会。賃管協が発足して約5年くらいでしょうか?
時間ギリギリになってしまった。まっすぐ行けば間に合ったのに、お蕎麦食べて少し遅れる羽目に。遅れて会場入りしたら、最前列と2列目しか空いてない・・ほぼ一杯!300人位は入ってる。水曜日に開催する理由は不動産会社が休みのところが多いからだったんだ!と納得して席に着く。
一通りの説明が終わった後に会場から『会員が増えてないのは、協会に魅力がないからだ!管理業を国に認めてもらう気概を文言に落としてもらいたい。』との意見。ふむ、もっともな意見です。
しかし、国土交通省の賃貸住宅管理業者登録制度の話に入ると、先ほどのもっともな意見に霞がかかる。登録制度では業務状況報告書を各社作成し、受託管理個数、受託契約件数、契約更新事務処理内容、財産に分別管理等の状況などなどを示し、一般消費者に求められればいつでも開示できる手法をとるとのことです。
この管理受託個数を公表することに対して、会場内一部から猛反発。数が少ないことが分かってしまったら、管理を任せてくれないのではないか。大手に顧客を奪われるのではないかなどなど、先ほどの気概有る意見とは正反対ではないか?管理の受託個数で離れてしまうような事を恐れている管理体制事態如何なものか?
私たちが行っていることを正確に世に伝え、嘘偽りのないありのままの姿を見せることが、真に信頼に繋がることと私は思います。知らなければいい、出来るだけバカな方がいい、とダークボックスを抱えたままでは、いつまで経っても管理は川下産業。社会的地位の向上もあり得ない。
社会的に認められるような業界でなければ、魅力ある団体とは言えず、業界の発展はまだ遠い。賃貸管理業協会に魅力がないのは、あなたたちに問題があるんです!と言いたい。先ずはあまりにも自由なフレームワークにある賃貸管理業を、借主と貸主の利益保護を図るためにも、一定のルールを設けて、管理を分かり易くすることが先決だと思います。
ようやっと国の先導で登録制度が始まろうとしています。消費者が判断しやすい新たなルール作りが急ぎ求められている中で、私どもも不動産管理を業界の格になると見込んでいます。今後もよりいっそう注力していきます。