アカペラな日々 - "Sakata Coro a Cappella" Since April 9, 2009

合唱団"Sakata Coro a Cappella"で指揮の傍ら作曲・編曲,たまに歌に励むOyaji。の活動&日常

[絶品]築地俊造「まんこい節」奄美民謡 / 徳之島民謡

2018年06月04日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
築地俊造の「まんこい節」を聴いたのはたった一度だけだったが,インターネットの発達で再会することとなった。

私は演歌は聴かないが民謡は聴く,日本音楽の始祖に連なるからだ。
若い,まだ仕事も音楽もペーペーの頃,TVでたまたま日本民謡大賞というのをやっていて,他は明らかによく聴く民謡のサウンドだった。
しかし,この「まんこい節」は知りうる範囲の民謡ではなく,沖縄の独特の調子でもなく,ましてや奇をてらった「他国の民謡」などでもない。
言葉も殆ど聴き分けられない,若い私に「未だ知らぬ土地と知らぬ音楽がある」と思わせた。

とにかくすごい,と思った。
ただ悲しいでもなく,笑う場面もない,いたく哲学的に聴こえたものだ。
三線には一定のリズムを崩さない何かがあり,歌の技術は絶品だと思う。
上手に説明できぬ自分に失望してしまう。

大会で築地は予想どおり日本民謡大賞および内閣総理大臣杯を受賞した。
築地俊造「まんこい節」奄美 / 徳之島民謡

[説明]この謡は現世は子宮の始発で始まり子宮の終着駅(墓)で終わると「輪廻転生」の因果を廻る水車に例える先史謡

[唄者]築地俊造 1934年鹿児島県大島郡笠利町川上生まれ。1975年南海日日新聞社主催「第1回奄美新人民謡大会」で優勝、1979年N.N.S(日本テレビネットワーク)主催「第2回日本民謡大賞」で優勝。日本民謡大賞および内閣総理大臣杯を受賞。民謡日本一となる。1988年以来、「渋谷ジァン・ジァン」等で首都圏でのライブ活動を続け、奄美島唄の普及に努める。1988年「鹿児島県芸能文化奨励賞」受賞、2002年南海日日新聞社主催「南海文化賞」受賞、2008年南日本新聞社主催「南日本文化賞」受賞、2013年「鹿児島県民表彰」、2014年「文部科学省地域文化功労者表彰」。2017年4月14日、逝去
『楽しき哉、島唄人生 唄者・築地俊造自伝』より

[追記]以下のように訳された方がいました

■歳や寄(ゆ)て行きゅり 先や定まらぬ 荒海に浮しゅる 舟ぬ如(ごと)に
 (歳は寄っていくものの行く先が定まらない。ちょうど荒海の中に浮いている舟のような身上だ。)

※現在は,港で往く人に歌う別れの曲,として演奏されるそうです。

ひどすぎる!山形県高校入試採点(大)ミスの怪しい再発防止策案(怒ってます)

2018年06月04日 | 日常生活

県民誰もが知るこの話題だが,今日,その再発防止対策の素案が発表されたようだ。
■関連記事
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ポイントのポイント?は「マークシート方式を導入」し「記述式問題数の削減」を行うというものだ。

これを聞いた私と「さくらんぼテレビ」のアナウンサーが発した言葉がほぼ同じだった。
「本末転倒」と。

本来,記述式問題を増やしたのは○×式ではなく,論理的思考をさせるためだったはずで,事務的に不祥事があったという副次的な結果から類推してマークシートを!と言い出すのは筋が違っている。
明らかに問題点は採点の精度を上げるために,その方法をどうするか?という方向に帰着させるべきだ。

記事の中には「2回チェックを3回に」などと回数問題にしているけれど,確率的には2回が3回でもミスはゼロにならない。
2名チェックを各々誘導されないよう結果不明の状態で行わせ,3回目の部分は統計的にサンプルをチェックして問題なければ良しとするなど,より
非効率に向わず,生徒の能力も下げない方法を探るべきだと思う。

今回の件での吉村美栄子県知事のコメントは「記述式問題数が多すぎる」というような,子供だましの結果誘導型のものだった。
毎度なのだけれどあのオタフクは,能がないにも程がある。

県の職員は,税金を食うばかりで,まともなロジックでは思考できない奴らばかりだと思った。

ロンドンタクシーと日本のユニバーサル・タクシー(トヨタ JPN TAXI)

2018年06月04日 | 日常生活
先月の横浜行でロンドンタクシーにたまたま乗った。
横浜桜木町の駅前でタクシーに乗ろうとしたら,たまたまいたタクシーがロンドンタクシーだったのだった。
本物は↓こんな感じ。

日本の従来タクシーより1サイズ大きいし,高い,実質「大きいワゴン車」くらいはある。
乗ってみると出入り含めゆったり,乗ればのんびり,ある意味で日本(貧乏)人の私には広すぎるくらい。

一方,私のような酒田の田舎者でも,最近は酒田第一タクシーの「トヨタ JPN TAXI」をちょくちょく見るようになった。
パッと見には「ロンドンタクシーみたいでカッコイイ。興味あるので乗ってみたい」くらいに思っていた。
が..TVで観た「ユニバーサル・タクシー」と知る。

東京でのレポだが,車いすの女性が実際に手を挙げてJPN TAXIを停める。
最初の運転手たちは車いす用のステップを出すが,取説を見てもミッションを完了できない。
最後に,別な若い運転手が止まり,やっと乗せてくれたそう。
これを知った同僚たちは対応訓練をしたそうだ,やれやれ。
それでもこの車は,従来の福祉タクシーのような予約は不要とのこと。

↑完成イメージがこちら。
乗車した人の話では,今までより車高が高くなったことで,景色も見えるほか,カーナビや料金メーターも見やすくなったらしい。

ほかにも,ドアフレームの枠がなくなりステップ高が低くなっているそう。
自動ドアはいわゆる「スライドドア」となったため,タイムラグが少しあるそうだが,慣れの問題だろうか?
てことで,いつ乗ることになるのだろうか?

6/2 里山トレッキングの予行演習を兼ねて鶴岡市の金峰山に登ってきた

2018年06月04日 | ウォーキング&サイクリング系

6/5に板敷山へ登ってくるので,怠けた体を起こしに鶴岡の金峰山に行ってきた。

標高471mと初心者中高年の私には高め(苦笑)なのだが,麓から登るほかに中腹の「中の宮」という神社駐車場で降り(ちゃんと拝礼して)残りを登るのとの2つがある。
私??もちろん楽な方です(ダメダメ)

行く前に,余裕があれば沢の清水を飲み,滝をながめてから?というのが一般的らしいけど,余裕もなかったのでひたすら登ることに。
最初,人工的な階段が続くのを半分,嫌々で登っていると,同年配くらいの孫連れの女性と出会う。
ペースが違うので譲ってもらうが,互い違いに休んでると似たペースだと気づき,中高年3人と孫(6歳・年長児)の4人隊列になってしまった。

その後,休み休み年長児からハッパかけられながら先頭を歩き「隊長さん」と呼ばれ大汗かきながら,しかし全く迷わずに展望台に着く。
庄内平野は晴れ晴れだ。
また歩き,ほんの少しすると頂上へ(写真)
鳥海山だけ見えにくいぜ。

お昼なので,コンビニおにぎりを食べる。
汗もひき,そろそろ帰ろうと女性と年長児に挨拶するも「帰りもご一緒しましょうか」..無言。
結局,見ず知らずも,下山でも「隊長」をやる羽目に。
下りは私の方に「副隊長の年少児」が刺さってくるため大わらわ。
普段着だったためか足を痛めただの何の,少しのトラブルは発生しつつ隊長は業務終了。

滝を見る体力・気力はなく,清水をいただき帰ったとさ。