アカペラな日々 - "Sakata Coro a Cappella" Since April 9, 2009

合唱団"Sakata Coro a Cappella"で指揮の傍ら作曲・編曲,たまに歌に励むOyaji。の活動&日常

キウィの人口受粉用の花粉が到着、さっさと作業してみる。

2018年06月07日 | 野菜と草花の時間
花粉の包装

既にupした「雄しべ不足のキーウィ」に花粉を買ったのが速攻で届いた(↑イメージです,ペラペラ(笑))

昨日と比べて明らかだが,花びらが黄色に変色している。
3日も経つと受粉率は下がるそう。

取説?指令書?が入っていた。
綿棒などで丁寧に受粉せよ!と。

やるだけやってみて,あと,果報は寝て待て,ってことです。

「あい」 宮崎学園高等学校 平成20年度NHK全国音楽コンクール金賞(自由曲)

2018年06月07日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
先に平成20年Nコン全国より「青春譜」を書いた。
そして今回の「あい」は,その時の自由曲だった。
「そのひとがうたうとき」より。
「あい」宮崎学園高等学校 平成20年度NHK全国音楽コンクール金賞(自由曲)


松下耕のこの曲は,アカペラで,歌いようによっては悩ましく狂おしい。
けれど,大体は薄っぺらに歌ってしまい,ハーモニーだけを求める。
宮崎学園の重厚な響きは,この曲の良さを引き出す。
「濃すぎる」との声もあるが。

精神性を求めない合唱に,真の喜びがあるだろうか(たまには息を抜いた曲も必要だが)

歌詞はこちら

ラストに向かって「あい くりかえしくりかえし考えること」と叫んでいくあたり,良きかな(笑)

「青春譜」安積黎明高等学校 平成20年度NHK全国音楽コンクール銀賞(課題曲)

2018年06月07日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
先日,平成20年Nコンの課題曲「青春譜」(混声合唱)について書いたが,気になっていたので女声合唱と比較して聴いてみた。
「青春譜」安積黎明高等学校 平成20年度NHK全国音楽コンクール銀賞(課題曲)

比較対象としたのは,天下の?安積黎明高,この時は銀賞だった。

前回も述べたのでうるさいようだが,この曲のキモは冒頭の「あした,の『あ』」のたっぷりなテヌート。
長さが足りない「気がした」のは,長さよりも低音の響きだった。
最初に「この曲は混声向きであって,コンクールの課題曲としては女声に不利では?」と感じる。

お嬢さんの合唱では深みが出ない,まあ,昔の山形西なら別かな。

聴き勧めていっても,アルトがベース音になっていないのと,ピアノが低音をフォローしてくれないなど,やはり辛い。
あと,混声と男声は四部合唱だけど,女声だけが三部合唱のため,音の層が薄く倍音もないのに,音数が少ないというのが良く分かる。
最後の「時のかなた」「かなたへ!」なども3部からパートソロとなる部分が2部からソロのため,面白さが半減。
結びの「明日への,た~『び~』」と4部からユニゾンを聴かせる終止も,ダイナミックな楽しみが失われる。

これは非常にNHK的だと思うのは,中学生ですら四部合唱の時代に,いまだに女声だけ三部合唱で戦わせている点。
守旧的な面と,現実に合唱人口が高校生で減る中,出場団体の確保ということがあるのだろう。
けれど,新しく出てくる楽譜は殆どが四部合唱のように思うし,現代ではそれが自然だ。
至近の楽譜は読んでいないが,相変わらずであれば四部にした方が良い。

(注)2018も女声だけ三部合唱でした。

6/2「放課後の伴奏法講座」に行ってきた

2018年06月07日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)

音楽のまちプロジェクト 市原多朗マスターコースが酒田市民会館希望ホールで開かれ,関連でピアノ伴奏として来酒された芸大講師の山口佳代さんによる「伴奏法講座」があったため聴講してきた。
本体のマスターコースは部門ではあるが,合唱指揮者の立場では伴奏法の方が参考になるであろうと聴いたもの。

前半は芸大の講義で聞けそうな,本来の伴奏とは?という高度な話。
日本では,ソロの歌や楽器にピアノ,という組み合わせでは,殆どの場合に「ピアノ伴奏」と言われてしまうが欧米では単に「ピアノ」とされ,位置づけも添え物でなくてセッションしている場合が多い。
オペラなどでも,レチタチーヴォと伴奏の役割がはっきりしている場合が多い,等々。

実演では①合唱のピアノ伴奏のみ,②独唱+ピアノ,③女声二部合唱+ピアノという3パターンを指導された。

①は,指揮者も合唱もいない中「歌や指揮があるとすれば」と仮定したイメージトレーニングとなった。
曲に変化のつく直前にいきなり不協和音になる理由がある⇒合唱を誘引するようにはっきり弾かねばならない。
同じ歌を歌っていくのに,なぜピアノだけ奏法を変えているのか⇒日本語からドイツ語に変わり子音が変化するからであろう。

②では,歌い手は呼吸するがピアノは呼吸しないため,音が詰まる傾向にあるのでタイミングを合わせる。
どこで音を落ち着かせるか決めて演奏する(フレージングのような話)
右手の和音の1音が歌とかぶり邪魔する場合は,その音のみを弱くする。
伸ばす音のあとに,ペダルを踏みつつ次の不協和音を出す場合,高等テクだけど,ソフトペダルを使うことも必要だ(ここは初めて知った)

③でやっと合唱の出番になるが,未知というか不知の女声"コーラス"で,ピアノ側だけが指導されるのはどうかと思った。
ので,ピアノ側の注意事項は際立った面を1点だけ..(普通のことですが)
伴奏から始まる場合や間奏などは,もっと自分を主張するようにし,合唱の入りの部分を合わせる。
そして場面変化のある時は,必要に応じ合唱をリードする。
(③は総じてベーシックな話)

以上は指摘の一例で,かつ,全てケース・バイ・ケースと理解したけれど,私が気付いた点ともかなり重複していたし,その理論も十分に理解できるものだった。
普段はなかなか言えていないことだが,ピアニストの方と共通理解していかないとだめだな,と思わされた。

今回の行事本体であるソリストのレッスンよりは,こっちの方が自分には合っていたな,とも思った。