写真とエッセーの森

徒然の写真によせて

大寒に

2013-01-23 | つぶやき

大寒の中ですが青空を見ると戸外に出たくなります。

面白い空に出合い撮る準備をする間に「お空の変化」もとに戻せません。

それでも心臓でとりました。

彩雲という珍しい現象です。右方向に本当の太陽が大きく出ていましたが

森の木々の中に隠れてしまいました。

 

 

フリソデヤナギが芽吹き、春が近くでスタート準備です。

しかしまだ大寒が居残り今朝も-18度近い気温です。

それでも昨日我が家に来たフリチラリアが

可憐に咲いています。

 

庭では、霜の葉が美しく、北国の春は面白さがいっぱいです。


雪女

2013-01-20 | エッセイ

    「水子供養として祭られている天峰山の地蔵群に冬が来るころ紫の薄衣を身にまとい、雪が降ると突然、雪女に変身してしまうことを発見した」 

 

高橋喜平著の「俳句の雪女」のあとがきに記されている。

喜平が雪女に興味を持ち、雪の山野に雪女を探し求めて出歩き10年(1996)。

 

1910年誕生、享年2006年95歳  雪崩研究家 エッセイストその他の肩書は諸々。

そのことは私にとって興味の外のことであり著書の「俳句と雪女」に大きな関心を持った。

「俳句と雪女」の写真も彼の作品であるが、地蔵の姿が雪女と見まがうようで衝撃を受けた。

女流俳人に作句を以来、それらの観賞を主としている著書で、喜平自身は俳人ではないと言っている。

 

○ シャンソンに溜息もらす雪女      宮崎とき女

(シャンソンに感動したのは作者である。新しい雪女)

 

○ 雪の夜や花火のごとき雪女      池村 山女

(雪女を花火に見立てたところが分裂病的な発想)

 

○ 雪女旅人雪に埋もれけり      正岡 子規

  ○ 瀬に下りて目玉を洗う雪女郎     秋元不死男

○ 笹餅やいとけなかりし雪女郎     森 澄雄

私の稚拙な文をもって表せないが非常に面白く惹かれた。

(俳句の雪女参考)

 

 

 

 


今年の檸檬

2013-01-19 | 写真

人見知りするレモンが沢山実をつけた。

長期間、家を留守にした一昨年。昨年はひとつの実も付けなかった。

植物の手入れができなく、水やりだけを夫に頼んだ。

帰ってきてまず驚く。葉が光合成できなかったように黄色。あの濃い緑色はどこかに消えていた。

回復を祈りいつもと同じように育てて、葉の緑いろは回復した。

半ばあきらめの気持ちが一変したのは、花を次々咲かせたのだ。

実を沢山付け今も楽しませてくれる。

 

恋人たちにレモン月夜の飛行船   草薙朱砂郎

病名は聞かず檸檬を二つ買う    荒井 玲子

檸檬一個朝日に声を発しけり    市川 恵子

 

 

 

檸檬はヒマラヤ西部山麓が原産。日本では

広島、和歌山、四国、九州など晩秋に収穫する。

我が家の収穫はいつにしよう・・・

 


窓辺のひととき

2013-01-17 | つぶやき

     

お茶を頂いた茶房はカーテン越しの日が暖かだった。

キリンソウが終わりの花を咲かせて・・・暖房の熱い空気が噴き出して

酷な場所によく咲きました。

袖振りあうも多生の縁(そでふりあうもたしょうのえん)

人との縁は偶然ではなく、深い因縁によるものだから大切にしなければならない。

という仏教の教え。

一生に約3千人と多生の縁を持つらしい。あの人、この人と数えてみたり・・・

今日のキリンソウとも多生の縁があった?


靄う川

2013-01-15 | 自然

-15度より低い気温がそれほど寒く感じなく慣れた

日が出てきたので川靄を撮影。

長さが一キロメター以上を靄というらしいが川面が見えないほど一面続く。

 

 

 

 

朝日はどこからでも射して春はもう一息・・・


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