砂丘屋ブログ

鳥取市今町にある居酒屋店主の
日々の泡とか

琵琶盛衰記

2023-07-11 | 日記
朝10時から読み始めて12時間。やっと読み終わりました。最初から終わりまですべてにおいてびわびわしてる本です。特に明治44年北海道生まれの鶴田錦史さんの解説はとても興味深い。画像1番左のオールバックサングラスの男前が鶴田さん。ちなみに鶴田さんは女性です。ルックスもインパクト大ですが、なによりその琵琶の世界に驚愕です。あまり音源は残ってなく只今物色中ですがノヴェンバー ステップスあたりは動画でも見られると思います。

近頃にわか琵琶びいきなので、もう少し琵琶の現状がなんとかならないかと無責任に思ったり。西洋音楽に浸りきった自分が言うことではないけど…

明治になって人の嗜好も変わっだろうし、音楽とは西洋音楽なりという劣等感全開政策のおかげもありすたれていったのかなあ。日本のオーケストラの数は世界一らしいですがオーケストラの西洋音楽は世界どこでもあるけど、江戸時代まで続いた一般民衆の民族音楽の流れは途絶えてしまったのが残念です。あと、琵琶や尺八の音に鳥や虫、動物、風、水、人の心をきちんと理解できない自分の感性も残念です。ドレミファの平均律に慣れきった人間ですが只今邦楽勉強中です。
コメント (4)
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