美味しいブドウが食べたいなあ・・・と言うことで、岡山県津山へ行っていました。
4年前の9月、岡山県津山市の古い街並みにブドウの問屋があり、ピオーネの粒をパック詰めにしてわずか100円で売っていました。
街歩きの途中で食べたそのブドウがあまりにおいしくて、その記憶消し難く、9/17日曜日また出かけることにしました。
山陽道→岡山道→中国道と車で3時間かけて目指すは津山市のJA直売所「燦燦つやま」
着きました。野菜に果物、花など。どれも安くて新鮮です(嬉)
買い物いろいろして、やれやれ一安心。
続いてこちらへ。
PORT ART&DESIGN TSUYAMA (port-tsuyama.com)
旧出雲街道沿いの古い建物が文化施設に・・・という予備知識でしたが、洋風の門の向こうにお寺?とびっくり。
こちらは1920年に建てられた妹尾銀行林田支店とのこと。銀行だったんだあ~
国の登録有形文化財とのことです。
ケヤキ無垢材のカウンターで、やっと銀行と気がつく私。
ものすごく凝った造りの天井。壁面の細かな組み木細工はイスラム建築のようでもありますが、やはり和風の西洋建築。
折り上げ格天井に、豪華にシャンデリア。恐れ入りました。
そして陰陽を結ぶ城下町だった津山の繁栄ぶりも偲ばれます。
後ろは倉庫など。アートの展示をしていました。この日は和紙を使った作品いろいろ。作者も在室。素敵な服にアクセサリー。芸術にたずさわる者は自分の装いも作品の一部。参考になりました。
施設の入場見学は無料です。カフェのみ有料。100年前の銀行でお茶するのも一興。
続いて食事処を探して駅へ。
津山駅で。右の人の出身地。実家の薬局や通った学校など、ファンが巡るそうです。
いまや立派な観光資源、地元に貢献されています。
駅近の食堂で津山名物ホルモンうどんというのを食べました。B級グルメです。
うーーーむ・・・・・
この頃から、ものすごく暑くなります。この日は最高気温が37度あったそうで、暑さに判断力も鈍りがち。味よりも暑さに気を取られています。
以前はお城の東側を歩いたので、今度は西側。いずれも旧出雲街道沿いに昔のたたずまいが残っています。
これはすごいわ~
コンパクトながら洋風建築の意匠はうまく取り入れ、バランスの取れたデザインの洋館。
今は城西浪漫館として、カフェ、土産物販売、貸しギャラリーなど。
元は1917年完成の中島病院の本館だったそうで、隣接して今も病院があります。車は病院のPに停めます。
カフェのマントルピース。
天井。
階段で二階へ。
この階段、好きです。踊り場と窓、漆喰の壁など。
NHKの「あぐり」のロケにも使われたとのこと。よくメンテナンスがされています。見学無料。
二階には設立者中島琢之の資料を展示。
1885年、現津山市で医師の家に生まれ、東京帝国大学医科大学(現東大医学部)を卒業して日本医科専門学校(現日本医科大学)の教授、内科医をしていたけれど、地元に熱望されて帰郷。
再び東京へ戻りたいと希望していたけれど、地元名士が協力してこの立派な病院を建てて引き留めたとのことです。
山の中の小さな町ではなく、広々とした盆地の経済力に支えられた豊かな町だった往時の様子がしのばれます。
津山城下町歴史館。
お祭りの山車の展示、保管。
入場無料。津山は見学にあまりお金が掛かりません。感謝。
続いて衆楽園へ。藩主の別邸だったそうです。
こちらも無料。
回遊式庭園。往時よりはだいぶ狭くなっているとのこと。南隣の市役所などもこの庭園の敷地だったそうです。
休み処。
以前は大広間と二階が無料公開されていて、お茶も飲み放題でしたが、この日は閉まっていました。残念です。木造建築は毎日開けて風を通した方がいいそうですが、閉まっていてはいかんともしがたし。
2019年9月。
続いて湯郷温泉へ。
車で40分ほど。着きました。
部屋広いです。温泉街と山が見えます。
昭和の時代の大変賑わった温泉。四国からは社員旅行で行った話をよく聞いていました。今は高速道路利用の関西からの家族旅行が多い印象でした。
長くなるのでこの項続く。
おまけは衝撃の昭和の一皿。
翌日、某温泉の喫茶店では昭和のスパゲッティが健在でした。
昔風のソーセージ、ピーマン、玉葱、目玉焼きなどが入っています。これが定番でした。
作り方(類推)
ソーセージ、玉葱、ピーマンを油で軽くいためる。
ピーマンと玉葱の生の食感を残すため、火を通し過ぎない。
冷蔵庫からあらかじめ茹でておいたスパゲッティを出して、フライパンで温めて具材を加え、ケチャップで和える。
ステーキ皿で目玉焼きを作り、その上にスパゲッティを載せて熱いうちにいただく。
この料理のポイントはあらかじめ麺をゆでておくこと。数日前のでも可。トマトソースの代わりにケチャップがmust。決してトマトソースは使わない。
本当に久しぶりに出会って、数十年前に戻されるようでした。懐かしいと言うよりはこんなんだったんだと忘れていた記憶がよみがえる感覚。
若い人からは何それと言われそうだけど、私達の若いころはこれを食べていたんだよ。喫茶店でケチャップ味のスパゲッティ食べて、恋愛していたんだよ。
歌手のロザンナさんが50年くらい前イタリアから来て、日本のスパゲッティがショックだったと言っていましたね。ケチャップが。
姑が入院してからオットは遠くに行かなくなりました。マイルで予約した航空券は順延中。たまには夫婦で旅行したいな。
岡山、良い所ですね。歴史的建造物も見ごたえありそうです。
入場無料っていうのも太っ腹ですがもしかしたらふるさと納税で潤ってるのかもと邪推したしまいました。
湯の郷♨️、そういえば泊まって翌日備前に行って窯巡りをしたのを思い出しました。
旅行記の続きを楽しみにしています。
tsubone様のお義母様は施設ではなくて、病院ですか?
ご高齢で心配なので遠出ができないのでしようか?
近場の一泊くらいならよくても、飛行機で行くようなところは急変にすぐ帰れないと思っておられるのかもしれませんね。
我が家も施設→入院の時は旅行する気にもなりませんでした。でも施設で安定している時は中国地方の近場を旅行していました。
近くで気分転換ができればいいですね。
仰る通り、湯郷温泉は備前焼にも近いですね。いいご旅行ができたことでしょう。機会を作ってまたこちらへもお越しくださいね。
行った気に させて 頂きました
ありがとう ございます
これからもよろしくお願いします。