6月に入っても気持ちいい晴天が続きます。
お天気の間に用事を片付けます。銀行の後、歩いてゆめタウンまで。お中元の注文です。
早期注文で、20%のポイントが付きます。結局、数千円分になり、いろいろ買い物して、最後に3階の紀伊国屋へ。
本日は岩波新書2冊をポイントで買う。松岡正剛氏はこちらのサイトが有名。
対談本です。田中優子氏はサンモニで着物着てコメントする方で、元法政大学総長。
楽しみに読みたいと思います。
世界はきのう出かけて、丸善の棚に在庫があったので買って来た。身近な話題が多くて読みやすかった。まだ全部は読んでませんが。
最近は本の感想書くのも面倒で、休んでいます。いつの日か再開できるといいのですが。
大河ドラマ関係の本も買う。左端の本ではあらすじが33回まで明かされていて、字だけで読むと無理に話を作ったようで興ざめの部分もあるけれど、俳優さんが衣装着て演技すると説得力があることでしょう。
最近の私、ビデオを見ながら2本の糸を撚り合わせて太い糸を作る。つづれ織り用に。一本で45分、2本なら一時間半、退屈単調な作業もはかどるというものです。
十二単衣、好きですが、京都の西陣会館の着付け体験は2万円近くになっていました。2011年には1万円だったのに。
ビデオ見ているうちに、登場人物につい感情移入してしまう。
もし自分がどの役かしてもいいのなら、中宮定子がいいけれど、なぜって、きれいな着物着てみんなが頭下げてくれるから。
でも後では不幸になって、お産の後、わずか25歳で亡くなるのでやめておいて赤染衛門がいいかな。
もの静かで賢くて、私にぴったり・・・
な訳はなくて、まひろ家の乳母、いとがはまり役かも。
「食べなくても太る性質で、これ以上ご迷惑かけられない」といとまごいをするんですよね。
今回のドラマ、初めのころはあまりの作り話について行けなくてよく見てなかったけど、10回くらいから面白くなった。例の廃邸の大河史上に残る(はずの)逢瀬のシーン。作り話もここまでくれば立派。宝塚のように女子のための大河ドラマかなと愚考しました。
この20年くらいかな?道長が源氏物語を執筆させ、その目的は定子にばかり向いている一条天皇を娘彰子に振り向かせるためという説が有力になった。私が若いころはこんなこと言う人はいたのかな。いなかった気がする。
寵愛を受けながら後ろ盾がなくて不幸になる桐壷の更衣、藤壺の面影を宿す少女が成長して妻になる話など、マスコミのない当時の人はフィクションの体裁だけど、身近な話として読んだことでしょう。
物語の力で天皇を振り向かせる。本当ならすごい力技である。言葉の力、物語の力はたおやかで強い。
不義密通で生まれた皇子が天皇の位につく。こんなスキャンダラスな話をよく思いついたものと、千年後の私は感心してしまう。
今、これと同じことが書けるかと言えば、全然書けないでしょう。昭和の時代、衝撃的な事件があり、それ以後いっそうタブー視されるようになったと思う。誰も書かない。日本人の心性の一番深い部分に関わっていると思うけれど、ふたを開けるのは怖い。ましてやそれを表現するなど。そんな感じでしょうか。
思うに、千年前の天皇制と明治維新から太平洋戦争敗戦までの近代天皇制はずいぶん違うのではないでしょうか。近代天皇制の方がうんと強権。民にとっては窮屈。
この時代の天皇制は、奈良盆地の南部、豪族の連合政権の中から生まれた牧歌的な記憶をわずかにでも残していたのかもしれない。皇位継承の果てしなきあらそいがあり、皇位に関する感覚も今の時代とは違っていたのかと想像する。
どんなものも、人間の性(さが)を押しとどめることはできない。人を好きになったり、嫉妬したり、憎んだりがものすごいエネルギーを生む。それが人の運命を変え、世の中を変えることもある。
それを掬い取った物語なので、広く受け入れられたのでしょうか。
その物語作者をかかえた権力者=道長。道長の権力を文化面から支えた源氏物語。今回のドラマはその解釈でいいのでしょうか。
うーーーむ、このことはまた考えます。
石山寺にはたくさんの絵が奉納されているそうで、その図録は20年くらい前に行った時に買った。NHKのテキストは12年くらい前。
私は前編で読んで後悔したので、後編は強い気持ちで読まないを通しています。
…放映で初めて展開を知りたい、感動したいので…
それほどに、ハマっています。
最初の頃の、直秀のくだりは、あんなに多く必要だったか?と…
でも直秀ファンも多いんですよね。
あらすじだけでは面白くないのですが、放送も展開が分かっているので感動がやや薄くなりました。
各所に無理な話を突っ込んでいますが、さすが俳優さんの演技と豪華なセット、衣装で、物語の世界に酔えますよね。
布の固まりのような十二単の裾を捌いて向きを変える場面、束帯姿での立ち居振る舞い、興味深いです。
ガイド本より深いこちらのサイト、参考になります。
https://ameblo.jp/gonchunagon/entry-12837757226.html
仰る通り、ちょっと冗長でしたね。直秀は今回のオリジナルのキャラ、道長とまひろが心を通わし、真に理解し合える間柄になるための触媒的な働きかなと思いました。
道長、いい人過ぎ。でも作り話なのでそれを楽しんでいます。
ガイド本も最後まで乗っていなくて、三冊目もあるようです。私も次はどうしようかなと思っています。