先週あたりから、札幌市内の民家付近でクマが目撃されているそうな。
中央区にクマ出没! と聞けば、札幌の地形に詳しくない人は
まるで、すすきのにクマが出たように思ってるみたいだけど…
実際は、円山あたりの森林の多い場所での目撃なので、
街の真ん中の、車がはげしく往来する場所にクマは出ていない。
クマ出没ニュース……くまが出たベア―。
ぬいぐるみのような小さいのが出没したら、喜んでお持ち帰りしそう。
小熊の近くに、必ず親がいるらしいので、お気をつけアレ。
山の中には食料がないらしい。
そりゃそうだ…
人間は「共存」だなんて、調子のいいこと言うけど
動物の住む場所を、どんどん切り開いている。
そして、近年の温暖化も拍車をかけている。
気候が不安定だから、自然の木の実はみのりが悪い。
また、木を切ってしまえば、森に住む動物の食料が無くなる。
当たり前のことだ。
だから、食料を求めて里におりてくる。
これだって当たり前のことだ。
それなのに、射殺されたり、森の中に強制的に返されたりする。
そしてまた、食べるものが無いから里におりてくる。
同じクマでも、人間に混ざって里で生活しているクマもいるけど…
こいつは贅沢に野球三昧だ。ファイターズのB・B
…ところで、今どうなってるんだっけ??? 負けてばかりだけど…大丈夫かぁ?
ま、そんなこたぁ、今はどうでもいいんだけどぉ。
里に食料を求めておりてくるクマ。
山からおりてくるのは、クマだけじゃない。
最近、Mとよく戦うカラスもそうだ。
Mは、カラスに「ここはアンタらのテリトリーじゃないから、荒らしに来るなっ!」と言って
ゴミステーションを我が物顔で占拠するカラスを蹴散らす。
てか、カラスって3~4歳くらいの知能と言ってたけど、
最近は7歳くらいの知能だということが判明したとか。
ゲッ! 脳の中身はMと変わらない?
どうりで、カラスは人の顔を覚えてるはずだ。
こりゃ、Mは恨まれてるだろうなぁ…
不意打ちなんかされたら、イチコロだぁ…
カラスは山に かわいい7つの子がある…って歌にあったけど、
イマドキのカラスは山に帰ってるんだろうか??
都会にいたほうが温暖化で暖かいし、食べ物は豊富にあるし…
彼らの生態はわからないけど、人間が変化させてしまったことは確かだ。
クマもまた同じ。
里におりてきたクマを、ただ山に返すだけじゃなく、
冬眠するまでの間、伐採してしまった木のお詫びに、
どんぐりとか木の実を、クマの通り道に置くべきだ。
クマが里におりて来なくてもいいようにしなきゃ。
食べ物が少ないのに、これまた人間が秋の味覚とか言って
山に入って行って、クマの食べ物を横取りしてしまうし…
この時期、わざわざ山の中に入る人は、クマに襲われても仕方が無い…
てか、いきなりクマが目の前にいたらどうする??
こわいよぅ。 足がすくんで動けなくなると思う。
目をそらさず、少しずつ後ずさって、さりげなく距離を開けていく…のが
正しい? クマからの脱出法らしい。 背中を向けて走ったら絶対ダメとか。
森の動物も、M家のような貧乏な家にとっても、
世知辛い世の中っちゅ~のは、変わらないようだ…
こんなに開発ばかりして、森を切り開いておいて
共存など、本当に出来ると思ってるんだろうか??
おかしいね。
今はクマの食糧難の話をしているけど、
これは近い将来、M達にも降りかかってくる問題。
日本の原発事故後、食べられるものは限られてくるはず。
あれだけ海を汚染してしまった結果はどうなった?
空気も、土も、水も、汚染され放題。
一生懸命に除染しても、すぐ降り積もる。
毎時2億ベクレルの放射線が放出されているんだから、
本当にいたちごっこ。
それでもやらないよりはマシ。
でも今、どれだけの人が危機感を持っているんだろう。
政府が言うのは「ただちに健康に害をあたえるものではない」だけ。
めいっぱい体内に蓄積されて、
健康状態が悪くなってから文句言えってことか……とMは思っている。
今の子供達が、バタバタと体調不良になってしまったら、
社会保険はどうなる??
そしてまた、全てのことが負のスパイラルにつながっていく。
原発事故は、まだ収束していない……
山にいる動物の食糧難。
同じように人間にも食糧難の時代がやってくる。
自然を破壊した人間の罪は重たい。
そして、それに関わった人達は、贅沢三昧で満足な一生を終え、
これからの人間がその罰を背負って生きていかなければならない。
こんな理不尽極まりないことがまかり通って、本当にいいんだろうか…