血液検査の結果を見ながらセンセーがおっさる。
「もう少しで薬をやめられるかもしれないよ」と。
センセーは「早めに治療すれば、リウマチは治る病気だから。」
と言ってMに希望をあたえてくれていた。
半年で薬がいらなくなった人もいる…とも言ってた。
なので、Mテキには2年間もこの高い薬の世話になるなんて
思ってもいなかった…
せいぜい1年も使えば治って、薬から解放されるとばかり……
要するに、このリウマチっていう病気は一過性のもので、
やり過ごしてしまえるものなんだ…と、すごく軽く考えてた。
そして、Mはこのあたりで何となく気づいてた。
右足の激痛や、あちこちのむくみなど、
今のままで薬をやめられるはずがない…って。
センセーは炎症反応の数値があと少し下がったら
間違いなく薬をやめられる…と言う。
Mは逆に不安だった…。
それを家族や友達に言うと
みんなは声をそろえて
「病院をかえたほうがいい」という。
それって、本当にリウマチなのか、ちゃんと調べてもらいなさい…と。
Mテキには嫌いなセンセーじゃなかったし、
ケッコー気が合ってたセンセーだったので、悩んでしまった…
でも、やっぱり自分の体のことだし、
このままだと、まだまだお金もかかるし、
ここは少し真剣にならなきゃダメかも…と
Mは重い決断をしたのデあった。
センセー…ごめんなさい、
Mは…
Mは…
リウマチの専門医に行ってみます………
でも、2年間付き合ってきたセンセーにはどうしても言えず、
内緒で受診することにした…。
……………いきなりシリアスっぽくなる…。
今年の5月に家を引越したのを機に、
病院もリウマチの専門医に引越したのであった。