韓国ドラマ 散歩ガイド~散る花と咲く花がいつもここにある~

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東明聖王-朱蒙(チュモン)

2015-10-22 21:00:00 | 朝鮮の歴史

東明聖王とは 高句麗(コグリョ)を建国した英雄です
2006年5月から2007年3月まで MBCで放送された人気ドラマ
正式タイトル名は『朱蒙 -チュモン- Prince of the Legend』
このドラマから 韓国ドラマにハマったという人は 多いのではないでしょうか?

ドラマの中で描かれる朱蒙(チュモン)は
扶余(プヨ)のクムワ王の側室ユファ夫人と 英雄へモスとの間に出来た子です
それをクムワ王が 我が子として育てるという設定です

朱蒙(チュモン)の名の由来は“弓の達人”という意味です
弓の達人であるがゆえに 将来 異心を抱き国に災いをもたらすとして
朱蒙(チュモン)を暗殺せよという声が上がります

そこで朱蒙(チュモン)は 友人らと共に 扶余(プヨ)を脱出するのです
この3人の友人が ドラマでは オイ・マリ・ヒョッポという役名で描かれています

逃走の途中で 川に橋がなく困っていると 魚とスッポンが現れ橋を作った
もう伝説というか 絵本の世界です
さすがにドラマでは このような伝説めいた表現はされていません

史実では クムワ王の庶子で 7人の王子と対立し(ドラマではテソとヨンポの2人)
卒本(チョルボン)に亡命し 高句麗(コグリョ)を建国したとあります

建国と言っても 文献にあるわけではなく もはや「建国神話」の領域です
これを指し 韓国の時代劇ドラマに関しては 度々批判がされますが
そう目くじらを立てず 政治的確執から離れて 娯楽として楽しんではいかがでしょう

建国の年についても諸説あり ここでは数字表記しませんが
息子の瑠璃聖王に王位を譲った同年 40歳で亡くなったとされています

神話としてとらえる朱蒙(チュモン)も興味深いところですが
東明聖王として調べてみると 本当に謎だらけなのです

やはり ソン・イルグク氏演じる朱蒙(チュモン)は 圧巻です
突っ込みどころ満載な韓国ドラマですが
おおらかな気持ちで 壮大なストーリーを楽しむことをお勧めします

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