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武士ペク・ドンス 第12話

2018-02-15 07:00:00 | 武士ペク・ドンス あらすじ

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 武士ペク・ドンス 第12話 

 

思悼(サド)世子を陥れ 廃庶人にしてもなお ホン・デジュは満足しない

偽の「北伐の計」は役に立ってくれたが やはり本物である沙彌尼が欲しい

さらに 黒紗蝋論(フクサチョロン)の天(チョン)に会い

剣仙(コムソン)キム・グァンテクが書いたという「武芸新譜」の話題になる

十八技の殺手(サルス)武芸を書したそれを手に入れれば… と持ちかける

 

その書より 書いた本人を倒してこそ… という天(チョン)

しかしデジュは あくまでも書を手に入れることにこだわった

そして 廃庶人となった世子についても まだ安心は出来ないと

 

英祖(ヨンジョ)王は 決して世子を見捨てることはない

デジュは 完全に世子の退路を断つため 天(チョン)に協力を求める

 

こうして ヨ・ウンに密命が下された

ウンは フクサモの肉屋に泊っている仲間を 次々に斬っていく…!

後始末は自分が… と言い 天(チョン)の部下を帰すウン

そして 外で斬ったひとりを部屋に運び 布団に寝かせ

3人の脈をとり 手際よく処置をしていく

 

キム・グァンテクは 眠れないまま夜を明かしていた

この言い知れぬ胸騒ぎは 何なのだろうかと考える

ドンスとチョリプも起き出し ウンが戻っていないことに気づく

 

同じ時 イム・スウンもまた考え込んでいた

英祖(ヨンジョ)王に呼ばれ 息子を救えという密命を受けたのだ

表向きは 世子を謀反の罪に問うが 命まで奪うことは出来ないと…

 

スウンは 直属の部下に世孫イ・サンの護衛を命じた

そして グァンテクをはじめ壮勇衛(チャンヨンウィ)の者たちに

思悼(サド)世子の命を救えと命じるつもりであった

 

キム・グァンテクは 起き上がれるまでに快復したフクサモを

ファン・ジンギと沙彌尼ユ・ジソンに任せ とある場所へ急ぐ

グァンテクが向かった先で会ったのは 地(カオク)

 

すべてを捨て 彼の地で共に生きようというグァンテクの願いに

地(カオク)は 応えることは出来ないという結論を出す

共に生きられるなら ここで戦うしかない2人の運命だった

 

剣を交えながら グァンテクの20年を垣間見る地(カオク)

そしてグァンテクは静かに剣をおさめ ファン・ジンギのことに触れる

 

『あの娘は… お前によく似ている』

『長い時が過ぎたのです もうお忘れください』

 

ドンスとチョリプは 肉屋で仲間と合流し 宮廷に向かう予定だった

肉屋では 刺客に襲われた仲間が横たわっている

駆けつけたチャンミたちが怯え その横にはウンが…

チャンミの説明によれば ウンが 襲われた仲間の応急手当てをしたという

幸いにも 3人は一命を取り留め まもなく目が覚めるだろうと

 

宮廷からイム・スウンが駆けつけ ウンの腕のケガに気づく

その傷跡を確認し すぐに疑問を感じる…!

それは 明らかに手裏剣によるものである

しかも 三方手裏剣という特殊な武器による傷であり

その武器は 壮勇衛(チャンヨンウィ)独自のものなのだ…!

 

刺客に襲われたヨンゴルは 意識を失う前に 手裏剣を放った

黒覆面に隠れてはいたが それがウンだと気づいていた…!

 

ウンのケガは 沙彌尼を逃がす時のものだと証言するドンス

そして意識を取り戻した仲間もまた ウンが助けてくれたと言い出す

思いがけな証言に 動揺を隠せないウン

 

『お前がもう少し早く来てくれたら 襲われずに済んだんだぞ!』

 

スウンは チャンミに 3人の世話を頼んだ

そして ドンスたちだけを宮廷に連れて行くことに

 

立ち去り際 (恩に着る)とつぶやくウン

一命を取り留めた仲間は 共に修行してきた者として信じたかった

黒紗蝋論(フクサチョロン)の黒装束姿だったウンが

本当は自分たちを救おうとしてくれたのだと!

 

※黒紗蝋論(フクサチョロン):清の殺人集団

 

チャンミは 3人の世話をしながら苛立っていた

思いを寄せるフクサモのところへ 一刻も早く駆けつけたいのに…!

そしてミソも 何も出来ない自分に苛立っていた

ドンスたちと共に 武芸を習っていたミソは

女だからという理由で 壮勇衛(チャンヨンウィ)になれず

酒幕(チュマク)を手伝うしかない身がもどかしい

チャン・テポの娘として 亡き父の死にざまを目の当たりにしたミソは

誰よりその無念を知っていたのだ

 

一方 宮廷に入ったウンは ホン・デジュから呼び出しを受ける

ヨンの正体を知るデジュは なぜ世子の犬に甘んじているのかと問う

黒紗蝋論(フクサチョロン)の将来を担う身なのにと…!

 

やがて イム・スウンから 世子を救えという密命を聞かされるウン

廃庶人にされた世子を 宮廷から逃がすという策である

禁固刑を言い渡された世子を 偽者と入れ替え 密かに脱出させるのだ

 

『そんな… 殺されると分かっているのに 誰が偽者に?!』

『お前たちのうち 1人が 偽者になるしかない』

 

教官スウンの答えに ドンスが名乗りを上げた

3人の中で 最も優秀なウンを犠牲には出来ない

それに チョリプでは任務を果たせないと判断したドンスは

迷わず自分が… と買って出たのだった

 

3人は 茫然としてスウンの執務室を出る

チョリプは ひとり執務室に引き返し スウンと部下の話を聞いてしまう

 

『ドンスは ペク家の唯一の生き残り

剣仙(コムソン)が その腕を差し出してまで救った命を犠牲に出来ない』

『ならば… どうするというのですか?』

 

同じ時

 

キム・グァンテクは 沙彌尼と共に旅立とうとしていた

まだ完全には快復していないのに フクサモも同行すると言って聞かない

それを見送るファン・ジンギとジンジュ父娘

 

『剣仙(コムソン)のおじさん 何であんなに私を見つめるの?』

『…… それはお前が可愛いからだろうよ』

 

宮廷では

 

チョリプが ドンスに 思いとどまるよう説得していた

どうせ自分は 訓練中の遠泳で命を落とす身だったと

あの時 ドンスに救われなければ 今の自分はなかったと…

チョリプの言葉を遮り もう決めたんだ!と怒鳴るドンス

他の誰かが命を懸ける姿を見るより 潔く自分が!と…

 

しかしチョリプは ドンスの身の上を知った以上

教官が ドンスを死なせたくないと思っていることを 知ってしまった以上

ドンスの決意に納得することは出来なかった

 

兵曹判書(ピョンジョパンソ)ホン・デジュは 老論(ノロン)派の会合で

世子を排除した喜びに沸く同志たちに まだ問題が残っているという

その言葉通り 旅立つ寸前のキム・グァンテクに部下を差し向け

すぐに倭館へ行けとの王命を突き付けていた…!

 

※倭館:朝鮮時代 半島南部にあった日本人居留地

 

倭人の略奪が横行しているため 倭館へ向かい解決するようにという

この王命の真偽を確認したいが 王に謁見することは出来ない

スウンを通じて確かめようにも 宮廷の門は夜明けまで出入り禁止であった

グァンテクは デジュの屋敷を訪ね 直接本人に会うことにする

 

ホン・デジュの屋敷では

 

まるで グァンテクの来訪を予測していたかのように 宴席が設けられ

その席で酒を振る舞われたグァンテクは 屋敷を出た直後に倒れてしまう!

 

宮廷では

 

世子が廃庶人にされたことを グァンテクに知らせようにも

スウンの部下が 宮外へ出られない状況だった

そこで 夜明けとともにチョリプが グァンテクのもとへ行く手筈になった

 

“ドンスが身代わりとなって入れ替わり 世子を宮外へ脱出させる”

一刻も早く この計画をグァンテクに知らせ 協力を得ねばと…!

 

夜明けを待つドンスのもとへ チョリプが酒を持って現れる

そしてフクサモは なかなか戻らないグァンテクを按じていた

 

やがて夜が明け 思悼(サド)世子は 牢から出される

 

死装束を纏う世子のもとへ スウンに伴われ ヤン・チョリプが進み出る

ここで初めて計画を知った世子は 怒りの表情でこれを拒む!

“子”を犠牲にして命拾いしたい“親”が どこにいるものかと!!!

 

『世子様 これは王命なのです!』

『世子様… 私が自分で望みました 男として立派に死にたいのです!

世子様のためにも… そしてドンスのためにも私が…!』

 

ドンスは 酒に入れられた強い眠り薬で 深く寝入っていた

ようやく目覚め チョリプの置手紙を読んだ時には もう遅かった…!

 

取り乱すドンスをねじ伏せ チョリプの犠牲を無駄にするなというスウン

死ぬのは俺だ!!!と叫ぶドンスだが もう計画は進んでいるのだ

世子の脱出に成功すれば チョリプを救う道も開けると…!

 

『お前の任務は 師匠にこの計画を伝えることだ!』

 

涙を堪え 任務を果たすべく フクサモのもとへ向かうドンス

しかし そこに剣仙(コムソン)の姿はなかった

フクサモは グァンテクの行方を捜しに飛び出して行き

ドンスは 沙彌尼を連れ 世子と落ち合う場所へ向かう

 

沙彌尼を馬に乗せ 護衛を装うドンス

市場の通りを行く2人を見かけ 声をかけるジンジュだが

完全に無視されてしまう

腹を立て 後を追っていくジンジュ…!

 

禁固刑を言い渡された思悼(サド)世子は

英祖(ヨンジョ)王が見守る中 “米櫃”に入れられる

やがて 米櫃だけが取り残された時敏堂(シミンダン)で

世子の身代わりとなったヤン・チョリプが 米櫃の中に入る…!

 

黒紗蝋論(フクサチョロン)の砦では

 

これから始まる戦いを前に 天(チョン)が 地(カオク)を引き止める

キム・グァンテクとの戦いの場に わざわざ出向くことはないと

そしてまた 誰が 思いもよらぬ行動に出るのか まるで予測もつかないと

 

やがて スウンの部下とヨ・ウンが “武器の荷車”を運び宮外へ出る

その荷車に 世子が潜んでいると察し 天(チョン)の部下が襲いかかる!

しかし荷車には仕掛けがあり 飛び出した無数の槍が発射された!!!

 

ウンは 荷車に世子が潜んでいると思い込んでいた

天(チョン)の部下とウンは 危うく難を逃れ生き残るが

すでに壮勇衛(チャンヨンウィ)から 疑われているのだと知るウンであった

 

思悼(サド)世子は イム・スウンと共に“秘密の通路”を通り宮外へ…!

 

しかし 宮外の出口に 用意されているはずの馬がいない

瞬く間に2人は ホン・デジュが差し向けた刺客に包囲されてしまう!!!

果敢に戦いながらも 矢に撃ち抜かれてしまうスウン!

絶体絶命の状況を救ったのは ほかでもない天(チョン)だった

 

忠誠心から 命を投げ出し主君を守る者に対し 卑怯にも弓を使うとは

武人としての誇りを持つ天(チョン)には たとえ味方でも許せなかった

そして 刺客を自ら始末し 正々堂々!イム・スウンと対峙する

 

剣仙(コムソン)キム・グァンテクを師と仰ぐスウンである

天(チョン)は その武芸の見事さを十分に味わいながら 全力で戦う!

 

すると スウンの視界に ヨ・ウンの姿が…!

思わず剣を止め 茫然としてしまう

天(チョン)は 敢えて剣を下ろし ウンと話す時間を与えた

 

怒りに満ち ウンを斬ろうとするが

スウンの剣を 天(チョン)が阻む!!!

 

『我ら黒紗蝋論(フクサチョロン)の未来となる者に 手出しはさせぬ!』

 

天(チョン)の言葉に驚き あらためてウンを見つめるスウン

その一味であるというだけでなく 天(チョン)にここまで言わせるとは…

そのような者が なぜ壮勇衛(チャンヨンウィ)になれたのか…!

 

その思いの中 スウンは 天(チョン)に斬られる

『お前がとどめを』と言われ ウンは黙り込む

あくまでも黒紗蝋論(フクサチョロン)として

少年の頃から 敵陣に潜入している身で生きてきた

何度も真の仲間になろうとしたが 天(チョン)を裏切ることは出来ない

苦渋の表情になりながらも ウンは 剣を抜くしかなかった…!

 

スウンの背後には 思悼(サド)世子が…!

それでもウンは イム・スウンにとどめを刺すしかなかったのだ!!!

 

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