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広開土太王 第10話 脱走

2017-11-20 07:00:00 | 広開土太王 あらすじ

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 広開土太王 第10話 脱走 

 

慕容煕が見物する中 タムドクとトルピスが戦うこととなった

タムドクは 絶対に剣を抜くなと トルピスの耳元で囁く

こんなバカげた戦いは 絶対にしてはならないと…!

 

奴隷商頭ムカプが この者らは皆脱走しようとした者たちで

ひとりの奴隷の密告により 危うく砦が焼かれるのを防げたと話す

これを聞いた慕容煕が その密告した者は誰かと興味を持った

そして 裏切り者のヨソッケが高句麗(コグリョ)人と知り

奴隷として買うと言い出した…!

もう自分は奴隷じゃないと言い返すヨソッケだが

ムカプは 即座に銀10両!と叫んだ

 

密告の条件として 奴隷を解放され 砦で働きたいと言っていたヨソッケ

しかし次の戦いは すべての奴隷に恨まれているヨソッケが

その奴隷たちと順番に戦うことを提案する慕容煕

すでに慕容煕に買われたヨソッケは ただ従うしかないのだ

 

まずはタムドクとトルピスの戦いだ

予告通り タムドクは戦意を示さない

まだ死にたくないと 真っ先に剣を抜いたトルピス!

しかし その喉元に剣を突き付けても タムドクは微動だにしない

結局トルピスは タムドクに対し 剣を振り下ろすことが出来なかった

 

『ああ分かった 一緒に死のう!』

 

またしても面目が潰れてしまったムカプは 2人を自ら斬り殺すと叫ぶ

すると慕容煕がそれを止め この自分が斬り殺してやると言い出す…!

やはり高句麗(コグリョ)人は 仲間を売るような卑劣な奴なのだと

憎しみをあらわにする慕容煕!

 

その時! 奴隷たちが口々に『殺すな!』と騒ぎ出す

見張りに殴られようが その抗議の叫びは次第に激しくなっていく…!

 

一方 戦う時まで投獄されることになったヨソッケだが

見張りの隙を突き 反撃して牢の鍵を奪う…!

そして 投獄されているソルドアンたちに 逃げろと叫んだ

 

奴隷の身分から何とかして脱却しようと 仲間まで売ったヨソッケ

しかし今度こそ ムカプは信じるに値しない奴だと悟る

次から次へと牢を破り 大勢の奴隷たちを逃がしていく…!

 

そうとも知らず 慕容煕は 犬闘を拒否する2人に

銀300両を賞金にするからと言い出した

 

『戯言を! お前の言いなりになどなるものか!』

『何だと?! ならばこの場で殺してやる!!!』

 

慕容煕が吐き捨てた言葉は 突然の奇声にかき消された!

ヨソッケとソルドアン そして多くの奴隷たちが武器を手に雪崩れ込む!

咄嗟に慕容煕の剣を奪うトルピス!

タムドクも ムカプに反撃し 剣を奪い取った!!

 

『お頭!』

『皇子様!』

 

2人を人質に取られ 身動きできなくなる兵士たち

タムドクは 自分が盾になるから逃げろと叫ぶ!

あるだけの馬にまたがり 残りは必死に走って逃げる奴隷たち!

 

しかし 先頭を走っていたソルドアンとトルピスが突然にたずなを引く!

無言で目配せした2人は 踵を返して砦に戻る!

それを見たヨソッケも 覚悟を決めて引き返した!

 

たとえ自分が死んでも 民を救うのが長だと タムドクは言っていた

今まさに それを実行しようとしている

ソルドアンたちは その思いに気づき タムドクのもとへ戻った…!

 

『なぜ戻ってきた!』

 

『一緒に死ぬと言ったろう!』

『お前だけ死なせないぜ!』

『もう裏切らない! 一緒に死のう!』

 

とは言っても騎乗の者は僅か 走って逃げてもすぐに捕まってしまう!

助かる道はないものかと考えるタムドクに ヨソッケが動く!!!

砦を知り尽くしているヨソッケは 何がどこに在るか熟知していた

そして ムカプのお宝がある建物から火をつけていく…!

 

次々に砦から火の手が上がり 皇子を守るどころではなくなるムカプ!

身の危険を感じた慕容煕は 後燕の皇子に何をする!と叫んだ

それを聞いたタムドクは ほほう?と笑い出す

 

『お前の父 慕容垂(モ・ヨンス)は 鎧兜を捨て逃げて行った!

兄慕容宝(モ・ヨンポ)は 私の足に縋って命乞いしたぞ!

あの無様な姿は忘れられん! ウワッハッハッハ…!』

 

ここでタムドクは 自分が高句麗(コグリョ)の王子であると明かす

ただ者ではないと感じていたが まさか王子様だったとは…

ソルドアンたちは 驚きのあまり言葉を失くす

 

慕容煕を守る兵士の中に タムドクの顔を思い出した者がいた

確かに皇太子は タムドクの息の根を止めたと言っていたのに…!

 

『我こそが北方の死神将軍! 高句麗(コグリョ)の王子タムドクだ!』

 

一瞬の隙を突いて タムドクから離れた慕容煕は 部下の方へと逃げた!

しかし 後燕の皇室を侮辱された憎しみで見境がつかなくなる!

部下の剣を奪い タムドクに挑みかかる慕容煕!

 

『剣が得意のようだな しかしお前に私が倒せるのか?

お前の父と兄を倒したこのタムドクに お前が勝てるわけがない!!!』

 

その言葉通り タムドクは 慕容煕の腕に斬りかかる!

負傷した慕容煕は 半狂乱になりタムドクに向かって行こうとするが

部下たちが必死にそれを止めるのだった

 

こうしてタムドクは 砦から脱出する

必死に走ってついてくる者たちを励ましながら 山越えをしたその時

突然に 馬を手放すと言い出すタムドク

どんなに遠くへ逃げようとも 蹄の跡で追跡されてしまうというのだ

そして無人の馬たちだけを 走らせてしまう

 

とても正気な考えとは思えず どうするのだと詰め寄るヨソッケ!

タムドクは あろうことか来た道を引き返し 砦の反対方向へ逃げるという

我々を追っていて 砦には僅かに人がいるだけ むしろ安全だと…!

 

タムドクの考えに いち早く賛成し 従うと言ったのはトルピスだった

 

『今からお前を大将と呼ぶ! 俺は大将に従う!』

『大将の考えには一理ある 俺も従う!』

 

全員の意見を聞いている暇はなかった

追っ手の蹄の音が大きくなり 咄嗟に茂みの中に隠れる一行!

 

慕容煕を先頭に ムカプたちも追っ手に加わっている

蹄の跡を辿れ!と叫ぶムカプ まさにタムドクの言ったとおりだった

最後まで迷っていたヨソッケは あらためてタムドクに忠誠を誓う…!

 

結局は タムドクらを取り逃がし 激怒して砦に戻る慕容煕

ムカプは 匪賊に声をかけ 必ず奴隷たちを捕えると約束するが

慕容煕にとって他の奴隷はどうでもよかった

憎きタムドクさえ捕えられれば…! 必ずやこの手でタムドクを倒すと!

 

高句麗(コグリョ)国内(クンネ)城では

 

タムドク王子の葬儀をという声が高まり イ・リョン王は絶句する

1ヶ月が過ぎ 絶望的だとは承知知りつつも 遺体もないまま葬儀とは…

やはり納得できないと 葬儀を拒否するイ・リョン王

そして第1王子タムマンが ろくに捜しもせず…と口走る

 

これに反論したのは 大幢主(テダンジュ)ヨソイだった

王子の捜索だけに 兵力を向けてはいられない

靺鞨(マルガル)族が東北の国境を脅かしているのだと…!

 

※大幢主(テダンジュ):現在の国防長官

 

イ・リョン王は 我が子の捜索さえ自由にならない身を悲しみ

コヤ王妃もまた 生死も分からない我が子を思い涙する

 

奴隷商の根城では 匪賊たちが集められていた

ムカプは タムドクという奴を捕えた者に 黄金300両を出すという

人相書きを手に それぞれ出て行く者たち

そんな匪賊の中に ファンフェという男がいる

 

ファンフェは 闇雲に歩いて捜し回らず

タムドクという頭の切れる男が どう考えるかを想像してみる

そして 砦の近くに潜み 追っ手の裏をかいたのではないかと推察した…!

 

その頃 タムドクたちは 高句麗(コグリョ)の国境近くまで来ていた

 

ソルドアンの部下が 今のうちに高句麗(コグリョ)の王子を殺そうという

靺鞨(マルガル)族にとって 宿敵となる国の王子を殺せる好機だと!

しかしソルドアンは そんな部下を一喝する

恩義ある者を殺すなど 2度と口にするなと…!

 

ここで別れようというソルドアンに タムドクも頷く

靺鞨(マルガル)族の長ソルドアンは 高句麗(コグリョ)の敵である

互いに命を助け合い 2度と忘れられぬ友となったが

それぞれの居場所に戻れば 事情も変わって来るのだ

それを承知しながら 別れを惜しむ2人であった

 

ソルドアンが 靺鞨(マルガル)の民を引き連れて去った後

残った者たちは タムドクと共に国境を目指す

国境を目前にしたその時 もう歩けない!と座り込むヨソッケ

長居は出来ないが 皆の疲労を思い 休憩を取るタムドク

 

するとトルピスが 本当に王子なのか?と聞く

慕容煕に対抗し 高句麗(コグリョ)の王子だと言っただけだろうと…

 

どう見ても王子の顔じゃないと ヨソッケが笑い 皆も笑い出す

タムドクは 本当に王子だとは言い張らず 笑いに任せて頷いた

 

もっと休憩させてやりたいが 国境に入るまでは安心できない

タムドクは 皆を励ましながら歩き出す

すると 行く先の地面に次々と矢が撃ち込まれた…!!!

 

一向は たちまち匪賊に囲まれてしまった

ファンフェは 他の者たちに用はないと言い タムドクは名乗れ!と叫ぶ

そして 前に出たタムドクを押さえつけひざまずかせた…!

匪賊の頭が ファンフェの後方から出てきて タムドクに剣を向ける!

 

『今からお前の首を斬り 後燕の皇子様に差し出す!!!』

 

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