“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

原発稼動と懲りない面々

2011年07月26日 12時45分19秒 | 臼蔵の呟き
幾つかの報道から。

エネルギー庁が08年度から原発反対批判記事を監視してい
たことが報道されています。11年度はツイッターも監視対
象にしていた。税金を使ってこのような行為を政府機関が行
っていたとは信じられないことです。(毎日新聞の報道)
08年度~10年度で監視に使われた税金は4000万円で
外部企業に委託されているとのことです。全国紙、原発立地
地域の地方紙の内「不正確または不適切な原発批判報道を行
った」メデイアに対して訂正記事を送ることが委託されていま
す。今年度はツイッターも監視対象としています。税金を使
い政府、経済産業省、電力会社、原子力村の利益に反対する
意見、記事作成は許さないという姿勢と行動を行っているー
ーー許せない行為です。
福島県でこれだけの被害、汚染、災害を引き起こしながら裏
ではこのような反社会的行為を平然とし続ける。本当に彼ら
のモラルは地に落ちている思います。これも監視の対象です
かね?何が民主主義ですか。似非「民主主義者」!!たちへ
鉄槌を!

首相と経産省で電力需要情報開示を巡って相互不信!
報道では揚水発電能力が2割過小評価されているとのことで
す。計画停電、節電要請の口実として最大電力量がいくらか
を経済産業省、各電力会社が自らの揚水電力量を申告した。
その実際の能力と申告された量の差が下記の通りです。実際
の量よりも少なく申告されその差が

     2割=535万キロW

この量は、東北電力の総発電量の約半分にあたる量です。う
そも程ほどにしてよといいたいですね。なぜこんなうその資
料、数値を発表したかは原子力発電所稼動させる理由にしよ
うとしたとの観測です。原発反対に関する監視、原子力発電
所稼動の世論形成誘導などをするためにです。その役割を経
産省が担う。原子力村の旦那衆=狸がそれを話し合い、誘導
する関係です。許せない行為です。
中国の高速鉄道事故処理をめぐり他国のあら探し、云々する
前に日本の国内問題を正常にせよ!!!!といいたいですね。
こんなことがこれまでのエネルギー行政、原発行政の底辺に
流れていたかと思うと彼らの言っていること、数値はそもそ
も信頼性はないといってよいかもしれませんね。

それにしても許せない行為です!!


放射能に関する知識と対応

2011年07月26日 11時24分35秒 | 臼蔵の呟き
今日は仙台は蒸し暑くなっています。おまけに東北電力が
計画停電をするかもしれないと発表したので、各企業がび
りびりしています。女川原発を稼動させないためにも節電
は必要だと思いますが、複雑な心境です。

稲わら問題は、政府、農林水産省の指導に問題があり、引
き起こされた人災です。この間明らかになった問題点に関
して幾つか書きます。日常生活の上で問題となっている点
です。福島県、宮城県だけの問題ではなくてです。

空中に放射性物質が飛散、漂っているか?
現時点では福島第一原発至近距離以外は飛散していません。
長袖、洗濯物は家の中などで干すなどは意味がありません。
マスクの着用も無用です。福島県などでつけると熱中症な
どで倒れますので注意です。

雑草、稲わらなどへの対応
3月12日~3月20日くらいまでに外に放置した稲わら、
牧草、草などを堆肥にして使用する。土地にすき込むなど
はしてはなりません。計らなくても汚染地域はしないこと
です。
雑草、稲わらの焼却処理はしても管理が必要です。撒く、
どこかに捨てるなどを行うとその土地、場所が更に汚染さ
れます。

新米の問題
土地の汚染量×10%=米の汚染量
といわれています。政府の試算基準です。したがって、土
壌の汚染量が5000Bq地域は作付けが制限されていま
す。(サンプル調査によっています)
米の場合、玄米(ぬか部分)に多くのセシウムが蓄積する
と言われていますので、精米すると放射性物質は1/10に
なると言われています。

食べても大丈夫との政府発表
同じものを食べ続ける人はいないと思います。ようはバラ
ンスよく食事をする事だと思います。産地もです。御用学
者、政府もこのくらいは食べても大丈夫という宣伝をしま
す。しかし、これだけ大規模に汚染された場合のデータは
ありませんので、汚染物質に近づかない、食べないにこし
たことはありません。(確率の問題です)
汚染されてしまった以上は、この状態で地域を破壊されな
いようにして、健康被害を最小限に抑えて、付き合うしか
ありません。
だから、健康調査、除染が意味があるのだと思います。
東海村の臨界事故で妊娠した女性が中絶した事例があった
そうです。痛ましいことです。今回の事故で被曝量、線量
が低い地域ではこのような心配、痛ましい対応がされない
ように祈るばかりです。(医学者もそう言っています)








 

農家の自家製堆肥も注意が必要

2011年07月26日 06時41分30秒 | 蜂助の呟き
おはようございます。蜂助です。
暑い夏が戻ってきました。個人的には涼しいほうが好きですが・・・

放射性物質に汚染された稲わらを食べた牛が大問題になっていますが、多くの消費者は家畜が何を食べているのかわからないのではないでしょうか。
①肉牛  輸入の大豆かすやとうもろこしなどいろいろな穀物、一部飼料用米、そして植物繊維の稲わらやとうもろこしの茎や実など(稲わらは出荷前の食べさせると、霜降りが入りやすいそうです)
②乳牛  肉牛と似ていますが、稲わらはほとんど与えられていません。稲わらはエサではなく、敷き藁(床に敷く)として使われます。
③豚や鶏、卵を生む鶏  ほとんどが輸入の穀物です。
※稲わらは牛だけが食べます。牛は反芻動物の仲間で胃が4つあり、植物繊維を分解する微生物を胃の中で飼っていて、この微生物の蛋白質を栄養にします。

ところで、農家で畑や田んぼを大切にする方ほど自家製の堆肥を作ります。この堆肥について、注意が必要だと思います。堆肥の主な原料は、稲わら、牛の糞尿や、豚・鶏の糞尿、米のもみがらなどです。放射性物質で汚染された原料と使えば今度は畑や田んぼが汚染されます。国や自治体、農協は十分な指導をしてくださいね。