小学生のころ、日本酒のフタを独楽のようにまわす遊びが流行ったことがある。珍しいフタを集めようと、酒屋の脇に置かれた空き瓶を物色したりした。珍しいフタがあるとうれしいし、中にはけっこう美しいデザインのものもあったりして、まるで宝箱に隠されたコインのように感じていた。
そんな心ときめく酒フタの中で抜群にハズレだったのが「さつま白波」のフタだった。なにしろ臭いのだ。「どうしてそんなに臭いのか?」と、当時子供たちは誰もが思っていた。それが日本酒ではなく「芋焼酎」というものだから、ということを知ると、芋焼酎ってクサいんだなぁ、ということが子供心に刻まれた。
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そんなことがあってから20年もすると、その「クサいもの」がまたすばらしく美味く感じてしまうのだから不思議である。考えてみれば、常温で放置されたビンのふたなんて臭くて当然かもしれない。今は芋焼酎を臭いなどとは露ほども思わず、むしろその芳香をより楽しむためにお湯など入れて楽しんでしまうのだから、人の感じ方とはなんと変わるものだろう。
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前置きが長くなりましたね。
まあ紆余曲折を経て、昨今好きな芋焼酎。そのなかでsasat的スタンダードなのがコレ。黒伊佐錦です。スーパーやコンビニでも売ってるし、飲み屋で出てくることも多い。これがある飲み屋さんには安心していけます。ふくよかな芋の香りと黒麹のまろやかさを、しっかりと感じることができるでしょう。
いろんな酒をいろいろ飲んでいても、ふと気がつくと、帰ろっかな?と戻ってきてしまいます。1升ビン3本おきくらいに、買ってますね。
美味くて安い。芋焼酎を飲んでみよっかな?と思うなら、このあたりからいかがでしょうね。
同じくコンビニに置いてある「一刻者」←字、あってるかな?いっこもん、って酒です。
あまりおいしくなかったわー・・・。
今夜は韓国焼酎など(昨日韓国料理屋に行って、店の人にすすめられ、ボトルでたのんだけど余ったので持ち帰った)を呑みながらサンマなど食したい思っています。
今からスーパー行くので、黒伊佐錦も物色してこようっと。
いっこもん、居酒屋に置いてあることもありますが・・・飲んだことはありますがとりわけ美味しい、というものでもないような気がします。あんまり覚えてないから。^^;