Der Anfang vom Ende

so ist es eben

ヨーロッパの風景

廃製鉄工場見学

2010-08-22 | ドイツ国内
私が今住んでいるところの近郊には、廃炭鉱とか廃工場がたくさんあります。

でもそれが廃墟として存在しているのではなく、ちゃんと整備されて一般に博物館として見学できるように公開されているんです。

炭鉱には何箇所か行きましたが、今回は以前製鉄工場だったところに行ってきました。

かなり広い敷地なので、けっこう歩きます

4時間くらいは歩き回りましたよ~~~私、歩く、走る、泳ぐのこの3つの中で歩くのが一番嫌いだというのに


高炉 

 

これは3台あったそうですが、そのうちの1台は中国が買い取り今現在使用されているとのこと。
でもこれを分解して運んで、また全部最初っから組み立てるってなんか想像できないんですけど・・・・・・・・・。



そしてちゃんと化学者用に研究室もありました。



これをみた相棒は、目をやはり輝かせておりました。

私は製鉄だの、炭鉱だの、無機化学など工学関係の知識はゼロですが、そこは専門の相棒が詳しく説明してくれるので助かります。



鉄鉱石を運んだベルトコンベア



もうこれが動くことはないんだろうなぁ・・・・・・・・・

晩夏のちょっと寂しい午後の光を浴びた、ぺんぺん草がいたるところに生えている廃工場。

工場の施設は殆ど鉄製なので酸化され赤さびていて、いつかはもろく崩れ去っていくんでしょうね。

この地域は鉄、石炭などの重工業で以前栄えたところで、この工場も最盛期は何百人もの労働者が真っ黒になりながら働いていたことでしょう。でも今は錆びて、雑草が生い茂っているだけ・・・・・・・





もう2度と動くことのない、いつかは解体されるのを待つだけのこの巨大な工場。

ちょっと寂しい思いで後にしました。