日本庭園の入り口でガイドツアーの受付
定員20名
「菊課」の職員さんの解説でおよそ1時間
菊花壇展を見てまわりました
入口のトピアリー
近寄って見てみると、3本の菊を台に這わせて仕立ててある
園内にいくつか色の異なるのがありました
日本庭園入口の看板
「立ち入り禁止区域」全部が菊栽培の建物だそうだ
帰り際、Fさんと千駄ヶ谷門に向かう途中で
立ち入り禁止区域をのぞき見
全体を網で囲って、畑?にたくさんの菊が咲いている
あるいは鉢が置いてあるのか?
年に何回か、立ち入り禁止区域の見学会が催されているとのことで
チャンスがあれば、参加してみたいと話し合いました
菊花壇展のパンフレット
7つの花壇と2つの路地花壇が設置されている
今年は、会期がおわったあと23日まで公開延長予定とのことでした
ガイドツアー開始
1つ目の「懸崖造り花壇」まで距離があるから・・・とつくられた「路地花壇」
例年は厚物で飾られるそうだが
今年は雨が少なく、できが思わしくなかったため
洋菊のクッションマムで作ったそうです
1,懸崖(けんがい)作り花壇
始まりは大正4年1915年
新宿御苑では 一重の菊でつくっていて
新宿御苑では 一重の菊でつくっていて
野菊が断崖の岩間から垂れ下がって咲いている姿を模している
大・中・小に仕立てて飾る
1本の小菊をこのような大株に仕立てる技法を「懸崖作り」という
台は竹と鉄でつくられ、そこに菊をラフィアで固定している
頂芽は伸ばし、主幹以外を摘心、鉢増ししながら伸ばす
竹かごの中に菊を入れ、舟形に枠を組む
枝を分枝させるため生長点を摘む
上へ伸びる菊の枝数を増やしながら
3~4回の摘心と整形、伏せ込みという作業で仕立てていく
180鉢程作った中から選んでここに展示している
黄色い菊の株元に小さな芽吹きが見える
これが来年仕立てる菊の元になる
鉢がのっている台は、園内の古木を使用
写真には写っていませんが
四角い鉢は赤坂離宮内で使われていたもので、
宮№がついており、今も使っている
菊花壇は菊・上屋(うわや・建物)、そして左右の松やモミジ
手前の岩は富士山から運んできたもの
これら全体が一つの作品としてとらえて見てもらいたいと作られている
なので、こうして、池の手前から、木々の合間から見るのが通というものだそうです
なので、こうして、池の手前から、木々の合間から見るのが通というものだそうです
建物を上屋とよび、竹で、これも職員さんが作るのだそうです
屋根の上に突き出た結びは「角(つの)結び」という特殊な結び方で
15mものシュロ縄を結んで作る
中に竹の芯が入っている
いろいろ面白いお話を伺いながら、
次は伊勢菊・丁子菊・嵯峨菊花壇へ
参考: ガイドツアーのお話、菊花壇展パンフレット、インフォメーションセンター展示