ねこじゃらし2

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210311 春の花 ミモザ・アカシア 名前が混乱している 北浦和公園 ほか

2021年03月11日 | 植物・園芸など
3月8日はミモザの日、国際女性デー
ミモザはマメ科のオジギソウ(Mimosa)属の総称で、マメ科アカシア(Mimosa)属の俗称
参考: JA尾張中央『補足アカシア』 に日本での植物の伝来の歴史や呼び名の混乱について詳しい
 
 

浦和駅アトレの植栽・・・ギンヨウ(銀葉)アカシア'プルプレア’
フサアカシアより葉が小さく複葉の数も少ない。新梢が紫色の品種と思われる
 
ギンヨウアカシア銀葉アカシア
Acacia baileyana F.Muell.
アカシア ベイリアナ
マメ科 アカシア属



サンカク(三角)アカシア、葉の形からの名称
 
サンカクアカシア 別名サンカクバアカシア
Acacia cultriformis A.Cunn. ex G.Don
アカシア クルトリフォルミス
マメ科 アカシア属
 



アカシア'ブルーブッシュ’と思われる
 
アカシア コベニー 別名ブルーブッシュ
Acasia covenyi
常緑樹


アカシア・フロリバンダ'、ナガバアカシアのホワイト・サローワトル’と思われます
 
ナガバアカシア 別名ヤナギバアカシア
Acacia floribunda (Vent.) Willd.White Sallow Wattle
アカシア フロリブンダ
マメ科 アカシア属
 
アカシアについて
アカシア属の総称。属名のAcaciaはギリシア語の「とげ」。熱帯・亜熱帯を中心に約1200種が知られ、オーストラリアに700種を超える種、アフリカに150種以上が自生するが日本には自生しない。
オーストラリアではwattleワトルと呼ばれ、常緑または落葉性の高木または低木で乾燥地のユーカリの林の下層木となったり純林を形成する。
ハワイのコアという大木はウクレレの材料にもなる
日本には明治時代にオーストラリア原産のものがもたらされた。やせ地でも成長が速いのでゴルフ場や公園に植えられ、庭木にもされる。
ミモザアカシアの名はフサアカシアがフランス語のmimosaという俗称から。Mimosa属はオジギソウ属でアカシア属とは別属。
ニセアカシアは蜂蜜の蜜源で、北アメリカ原産のハリエンジュのことで、アカシア属ではない。
 
参考: GKZ植物事典 現代いけばな花材事典p.658ミモザアカシア JA尾張中央
 

駅の花屋さんではフレンチラベンダーの綿帽子
フレンチラベンダー
Lavandula stoechas
ラバンデュラ ストエカス
シソ科 ラバンデュラ属
 



・・・宿題
 
 

この木はイチジクだったと思う
冬芽の芽麟の縁に毛が生えている
 
イチジク無花果
Ficus carica L.
フィクス 
クワ科 
 


常緑のヤマホウシ'ホンコンエンシス’に花芽がついている
Cornus hongkongensis
コルヌス ホンコンエンシス
ミズキ科 ミズキ属
 


グランドカバー的に2か所で見つけました、フッキソウ

検索してみると、この花序の下が雌花、上が雄花だということです
この写真ではほとんどが雄花です
学名のパキサンドラには「太い雄しべ」という意味で、黒い葯をつけた4本の雄しべが学名の由来のようです
フッキソウには4種あり、これがそれのどれなのか不明ですが、
 
フッキソウ 富貴草 別名キチジソウ吉事草・キッソウソウ吉祥草
Pachysandra terminalis Siebold et Zucc.
パキサンドラ テルミナリス
ツゲ科 フッキソウ属
 
 


黒い冬芽
追記・・・ハイノキと思われます、黒い冬芽は花芽でした。
後日花と緑の振興センターでハイノキを見てこの木と同じ葉でした。ただ、この木の方は葉色は黄色です。
 


カナメモチ(種名・品種名は不明)の新芽の赤がきれい
 
カナメモチ要黐 
Photinia glabra (Thunb.) Maxim.
フォティニア グラブラ
バラ科 カナメモチ属 
またはレッドロビン
 


これは花序が小さく、枝が細いので、トサミズキではなくヒュウガミズキとしたい・・・宿題
 
ヒュウガミズキ日向水木
別名イヨミズキ伊予水木・ヒメミズキ姫水木
Corylopsis pauciflora Siebold et Zucc.
コリロプシス パウキフロラ
マンサク科 トサミズキ属
 


ツバキやサザンカの品種は途’’方もなく多いけれど、これはツバキの'オトメ(乙女)’と思われる。2m程の木に満開 これを八重の上の千重咲という
Camellia japonica ‘Otome’
カメリア ヤポニカ 'オトメ’
ツバキ科 ツバキ属
 
 

アオダモの冬芽と思われます
 
 
埼玉県立近代美術館の北浦和公園で

常緑のマグノリア

9枚の花弁で大きな花の木
これ、松戸キャンパスのA棟の前にあった木に似ている
 

隣は小さな花





右と左と2種植わっているようです 他にもまだ花がない木もあるので興味深い
 
モクレン属なのかミケリア属なのか、実ができたらわかる
モクレン属は一体化した実で、ミケリア属は別々の実
月1回通院で来る、また来てみよう
 
 

冬芽を見に近づいたら、彫刻作品でした、固めたー樹?
重村三雄/カタメタージュ・風景の外側/1972年
人体や実物からじかに型どりし強化プラスチックで成形する「カタメタージュ」の技法を駆使して、ユーモアと風刺に富んだ表現を展開した作家とのことなので、これも本物の木を形取りしたとすると元の木はなんだろう
 
 
公園を出て、常盤小学校の果樹の木々を見に

サクラかな、品種はなんだろうとおもったら

杏でした
 
アンズ杏
Prunus armeniaca L. var. ansu Maxim.
プルヌス アルメニアカ アンズ
バラ科 スモモ属
 
 

ロウバイもまだ花が見られました
ソシンロウバイ
Chimonanthus praecox (L.) Link f. concolor (Makino) Makino
キモナンツス プラエコクス コンコロル
ロウバイ科 ロウバイ属 
薫り高く黄色一色 
 


これも果樹

柿でした
 
カキノキ
Diospyros kaki Thunb.
ディオスピロス カキ
カキノキ科 カキノキ属
 


りそな銀行研修センターの裏にはカンヒザクラが満開、もう葉も出ている
石垣島に咲くので日本のサクラの自生種の一つとされる考えと、石垣島のものも栽培種とされる説とがあるようです
沖縄のサクラ開花の標準木がこのカンヒザクラとする説とリュウキュウカンヒザクラという別種であるという説がある
 
カンヒザクラ寒緋桜
Cerasus campanulata (Maxim.) Masam. et S.Suzuki
ケラスス カンパニュラタ
バラ科 サクラ属
 


レモンがなっていた
 
Citrus limon (L.) Osbeck
キトルス 
ミカン科 ミカン属
 


あまりなじみがなかったエリシマム、花屋さんの店頭で
 
エリシマムは属名・流通名
Erysimum Spring Party Series
エリシムム
アブラナ科 エゾスズシロ属
 
また、通院のため2週間後に歩く、公園の木々もかわっているだろうか

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