メガネ柳という花材がおもしろそうだったので、この組み合わせの束を選びました
あまり来ないダリアが入っているのもこの季節ならではで、黒蝶と思われるダリアの色も魅力的
先生によると、前に一度来たと思う・・・とのことでした
ダリアの色に会うかと思い黄色の花器にしました
大きな器にホソイ足元がだらしなくならないように
花器の中は針金で足元を絞めてつぼめました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/68/afd5f4673a85d77072593e7010195188.jpg?1602989880)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyob_eye.gif)
皆さん、このお花どう思う?
・・・足元のこの空間に何かあった方がいいか、ユリを当てて見て、離れて見て見ましょう
(生徒さん1人が手伝ってくれて低い位置高い位置・・・仮に置いて検討しました)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyos.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/18/bd05b6a0e1a33162451ffffc1be78451.jpg?1602989880)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyos.gif)
目の錯覚でしょうか、上に伸ばしたら、足元の間(ま)が気にならなくなりました
ありがとうございました
メガネヤナギが面白いので、時間があるからもう一杯なにかいけられないかと思いましたが
今日は疲れてしまい、ここまでとしました
いわゆる葉らしい形・面のものが無く、
大きな花の他は皆、線の要素なので
難しい取り合わせだと思いました
花材: ダリア(黒蝶)、メガネヤナギ、ユリ(実)
花器: 陶器
同じ花器で 190511 サンキライ
後日
メガネヤナギは葉がカサカサになってしまったので
まだ残っていた石化ヤナギにあわせました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/64/a3f022ecae04cde2528b2265f56aeafe.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/64/a3f022ecae04cde2528b2265f56aeafe.jpg)
今日の花材
キク科 Dahlia pinnata Cav. メキシコ原産
花の形がバラエティに富み、品種改良によって色も豊富
②
メガネヤナギ(マガタマヤナギ) シダレヤナギの園芸品種
葉は傷みやすいのでいける前に整理する
茎は中空でためはきかない 花首が折れやすいのでていねいに扱う
水揚げ: 水切り もちは良い、蕾も咲く
出回り: 5~11月
参考
参考
①監修:勅使河原宏・大場秀章,1999.現代いけばな花材事典.草月出版:p.394
②
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3e/57/5f24a0d78b389c4233c906c3a485f5f5_s.jpg)
シダレヤナギ Salix babylonica L.
ヤナギという花材には たくさんの種があり形もさまざま
シダレヤナギやネコヤナギがよく知られ
花材としては他に、ウンリュウヤナギ、石化ヤナギ、コウリヤナギ、アカメヤナギなどが使われる
落葉した枝や着色したもの、花穂の現れたばかりの枝などが出回る
シダレヤナギはためられるので、束ねたりねじったり他の花材に巻きつけたりして曲線を強調し動きや変化を出すことができる
水揚げ: 水切り
参考
* 監修:勅使河原宏・大場秀章,1999.現代いけばな花材事典.草月出版:p.691
上を向いているのでスカシユリの実かもしれない
10日ほどしたら、茶色くなって先端から3つに割れ
10日ほどしたら、茶色くなって先端から3つに割れ
薄くて周囲に翅の付いた種子がたくさん出てきました
種子でも、むかごでも、球根(百合根)でも繁殖できるユリってすごい
花材事典のユリの項に実の解説はなかった
一般的に、ユリの水揚げは水切りで、出回りは周年
基本花型の花材ですが、葉の形が丸と尖がりのがあり、同じなのか2種あるのか不明
グニユーカリか?
同じ枝でも赤い面と黄緑色の面があり
いけたとき、葉裏・葉表が見極めにくかったようです
ユーカリはオーストラリア原産の常緑樹でユーカリノキ属800種あまりの総称
Eucalyptus→euよい、完全に+ kalyptosおおう
葉の色の美しさと独特な形、伸びやかにしなる枝の線を生かす
枝は柔軟でためがきく
水揚げも持ちもよい
日陰につるして乾燥し枯れ物としても使える
水揚げ: 水切り
出回り: 周年
参考:監修:勅使河原宏・大場秀章,1999.現代いけばな花材事典.草月出版:p.703
コウリヤナギの名前で来たが
ユーカリではないか
あるいは三角の葉の特徴から、サンカクバアカシアかもしれない
参考:監修:勅使河原宏・大場秀章,1999.現代いけばな花材事典.草月出版:p.658
Viburnum dilatatum Thunb. レンブクソウ科
花材事典には「よつどめ」の名で載っていた
花材事典には「よつどめ」の名で載っていた
つややかな丸い実の集まりを生かす(ちょっと先が尖っている)
褐色の葉で季節感を演出することができる
葉を整理すると実の表情が際立ち、枝の線も見せられる
3~4日で触っただけでも実が落ちやすくなるので置く場所に気を付ける
水揚げ: 水切り
出回り: 9~11月
参考:監修:勅使河原宏・大場秀章,1999.現代いけばな花材事典.草月出版:p.724 「よつどめ」