6.肥後菊花壇
昭和5(1930)年から
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肥後・熊本地方の一重咲きの古典菊
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武士の修養として発達し、厳格な様式は門外不出だったが
陸軍大演習の際に皇室に献上され、以後つくられるようになった
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となりの花弁とは隙間が空く
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35品種 仕立てに手がかかる
摘心とまた寄せを繰り返して12輪に仕立てる
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宝暦年間(1751~1754)、肥後の名藩主細川重賢が、文化政策の一つとして栽培を奨励
文政 2(1819)年に肥後藩主別当職の秀島七右衛門が養菊指南車」をあらわし独特の栽培法が確立した
参考: 歴史民俗博物館「伝統の古典菊」
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この花壇の屋根にも角結び
7.最後は大菊花壇
明治17(1884)年から
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39品種311株
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赤の紅葉狩は、大作り花壇にあったのと同じ品種
仕立て方でこんなに違った姿になる
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この花壇は左から右へと見ていくので 左から黄・白・赤の順になっている
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最前列にあった紅葉狩は枯れてしまったので、
新たに手前右の地中に植えて茎をここまで横に持ってきて
列にそろえた、というのが見えている茎でわかる
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綾瀬の月は花首が垂れてきてしまっているけど
水をやれないのでしかたない
でも、今年、他の菊の状態がよいので
菊花壇展としては今日でおしまいだけど
23日まではこのまま展示するのだそうだ
バックヤードでは古い品種も保存しながら、
新たに交配して新品種も作っており
1300品種ものなかから、毎年100の新品種がうまれ、
大体3年かけて花の出来をみて、
デビューさせる品種が決まるという
インフォメーションセンターの解説展示によると
11月に人工授粉して2月に種取
翌年は4月に種まき、
良好なものを畑に移して育て、
花を見てよいものを選抜して
鉢に植えつけ親木とする
2年目は挿し芽で鉢あげしてよい花を選抜
3年目は花壇と同じように試作
そして、花壇用に本作りへ
菊花壇展が終わると、食べるために持って行ってしまう人がいるのだそうだ
食用と違って薬をいっぱいかけてあるから食べるのは良くないのに
でも、ここにある菊はみな食べられる品種
特に赤系は甘みがあって美味しいとのことでした
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茶屋の奥に、菊がいけてありました
天地人の3本仕立てや、小さな福助作りの
出来栄えを競いあう菊花展や
菊人形が話題になる菊花展とは
一味違う菊花壇展
たくさん育ててそのうちのいいのを出店して競い合うのと違い
ここでは、花壇全体、その花壇・建物・取り囲む木々までを
1つの作品として観賞する新宿御苑の菊花壇展
「菊花展」ではなく「菊花壇展」という名前の意味がわかったガイドツアーでした
園内大変な人出で、ガイドツアーの定員内に入れないかもと心配しましたが
意外にも、参加者は15名ほどで、貴重なお話を聞けて良かったよかった
それから、ほんとにお久しぶりにFさんとお話して
人と会うってことは、情報が知識が増えるってことなんだなと
再発見しました
ありがとうございました
参考: ガイドツアー解説、菊花壇展パンフレット、インフォメーションセンター解説展示 ほか