ねこじゃらし2

いけばな、いきもの、食べ物、音楽、散歩を楽しむ ねこじゃらし

201016 小石川植物園 2/4 分類標本園①

2020年10月16日 | 植物・園芸など
薬園保存園(32)を出て、分類標本園(33)に入りました
 

イヌビワ
クワ科 イチジク属
Ficus erecta Thunb. → 標準名 Ficus erecta Thunb. var. erecta
フィクス  
本州~琉球、朝鮮(済州島)
 


ヤブサンザシ
ユキノシタ科(エングラーSaxifragaceae) → APG: Grossulariaceae(スグリ科)
スグリ(リベス)属
Ribes fasociculatum Sieb. et Zucc. 
本州中部以西~九州 山野にまれ
サンザシの名がついているけれど、スグリの仲間
雌雄異株 花は目立たない
果実は液果(えきか) 
庭木や鉢植え、いけばなにも利用される
 

参考:現代いけばな花材事典p.278

 


ウツギ(空木)
ユキノシタ科 → APG: Hydrangeaceae(アジサイ科) ウツギ属
Deutzia crenata Sheb. et zucc.
ドイツィア クレナタ
別名:ウノハナ(卯花)
北海道~九州、中国、朝鮮、ウスリー
山野の日当たりのよい場所に生える落葉低木
枝は古くなると中空
花(実)の付き方は円錐花序
果実は碗状の蒴果で2㎜程の小さな種子が多数できる
複数の品種がある
ウツギといってもハコネウツギやタニウツギは別科(スイカズラ科)
 
参考
①日本花名鑑④p.132  ②現代いけばな花材事典p.526
 


タケニグサ(竹似草) ケシ科 タケニグサ属
Macleaya cordata (Willd.) R.Br.
扁平の実のなった風情をいけばなにも使われる
日当たりのよい裸地などに自生する多年草
茎や葉から出るオレンジ炉の駅は有毒なアルカロイドを含む
葉の裏が白い
円錐状の花序、実は2㎝程の倒披針形で扁平で垂れ下がり黄褐色に熟す
 

参考:現代いけばな花材事典p.384

 



シュウカイドウ

シュウカイドウ
シュウカイドウ科 シュウカイドウ属
Begonia grandis Dryand.
中国~マレー半島
江戸時代に日本に入り、関東以西の湿った林内に野生化
シュウカイドウ属は石垣島と西表島に2種が自生する
 
シュウカイドウの特徴
・・・葉が左右不対象
花は集散状で数回枝分かれし、枝先に雄花、花序の先端に数個の雌花がつく
花弁の様な2枚の萼片とやや小さい2枚の花弁がありm中心に黄色い雄蕊が多数付く
雌花は大きな2枚の萼片だけからなり、3本の花柱があり、先端は2つに裂ける
地下に茎基部が肥大した球根をつくり、秋には葉腋にむかごを作り繁殖する
 

自宅の四季咲きベゴニア
流通名ベゴニア・センパーフローレンスの1品種だと思われ
初夏に剪定して花が途切れ、また咲き始めた
これが雄花

上2個が雄花で、下が雌花・・・ということになる
大きな2枚の萼片だけからなり?、3本の花柱があり(4本のもある)、先端は2つに裂けている

葉は左右不対象
 
名札を見ると分布が日本ではないのだけれど
わたし、どこかで、シュウカイドウ見た
葉の特徴が左右不対象って習った
あれはどこで?
西表には自生種が2種あるが、葉の形が違う
帰化植物として野生化したものをどこかで見たようだ
 
花材として使ったことが無いが、枝垂れる花をいかすとある
 
参考

② 現代いけばな花材事典p.309

 
 


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