エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

全校研授業したよ~ん! 後編

2024-12-17 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育話。今回は全校研について語ります。
 諸事情から、全校研の授業をする事になった私。マット運動遊びを公開する事にしました。基本的な流れは、札幌市の体育の先生方が考えた、「マット忍者になるため、いろんな修業に挑戦しよう」と言うパターンです。
 ただ、ここで私の悪い癖…「何か、他の人がしない様な、ちょっと変な事をさせたいなぁ」と言う気持ちが湧いてきました。それで、「この授業にタブレット端末を組み込もう」と考えました。具体的には、お互いに練習の様子を見合って交流する場面で、タブレット端末のビデオ撮影をさせる事とし、更に、そのビデオを「オクリンクプラス」でカード化して提出させる事にしたのです。
 普通、1年生ですと紙で印刷したカードを使って、お互いの修業状況を交流させます。それを、タブレット端末のビデオ機能でやろうと言うのです。これを行う為には、「オクリンクプラス」に慣れている上、ビデオも使える様になってなければなりませんから、もうメッチャ攻めた授業です。
 もちろん、上手くいかない可能性は大です。
 でも、お気楽極楽おじさんが行う代打の公開授業です。失敗したって、「いや~、攻め過ぎちゃいました。テヘッ」で済ませりゃイイだけです。そう考え、この流れで授業を強行しました。
 結果は…私的には、非常に学びの多い公開授業となりました。
 別な記事でも書いた通り、2学期になってから、「オクリンクプラス」は頻繁に使っています。だから、アプリの操作は、ほとんどの子が問題なく行えました。ビデオの操作は、公開授業までに3回くらいしか行えませんでしたが、学級の6~7割の子は使える様になっていた感じです。そのため、こちらも問題ありません。内心では緊張していたらしいですが、表面上、子供たちは「普通」な感じで授業に参加しており、概ね意図した通りの授業となっていました。
 それを受けての放課後の話し合い…これが、私には大きな収穫だったのです。以前から感じていた私の弱点、「実践が荒っぽくて雑」がクッキリ見えたからです。
 雑ポイント1…せっかく「マット忍者」と言う設定なのに、その設定を使いきっていなかった。「忍者になるんだ」と言う気持ちを盛り上げる工夫も、忍者として「こうなったら修業は合格だ」と意識させる事も、不足していると指摘されました。それは全く、その通りです。
 雑ポイント2…「見える化」が不足している。私は置かれているマットを指差し、「ココは丸太転がりの術の場所、ココは前転がりの術の場所…」と、口頭で説明しただけでした。それに対して、「場所を示す表示がないと、分からない子が出ると思う」との意見がありました。うん、その通りで、私は不親切過ぎでした。
 ただ、雑ポイント2については、特別支援学級の先生から、「あれはあれで価値がある」との意見もありました。「小学校は子供に対して、親切にし過ぎている。社会に出たら、自分で考えて行動する事が求められるので、エスせんさんは、そこまで考えて行ったのではないか」と言う内容でした。…もちろん、これは、この先生が私を買いかぶり過ぎています。
 しかし、こう言う考え方もあるのか…と感じたのも事実です。
 この事も含め、学びが沢山ありました。いや~、面倒くさかったけど、引き受けて本当に良かったです。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

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