エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

子供に委ねた方が良い結果かも…後編

2024-10-08 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育話。今回は前回(R6.10.7)の続きで、子供たちの問題は子供たちで…と言う感じの内容です。
 5校時少し前、トラブっていたAさんとBさん。掃除をサボったBさんの事をAさんが「説教していた」そうなので、学級の他の子供たちから意見をもらう事にしました…と言うのが、前回の記事の内容です。
 最初に意見を述べたCさんに、どうやら後の子は影響された様です。「掃除をサボったんだからBさんが悪いです」とか、「サボったBさんが悪いから、Aさんの言う事は正しいです」など、同じ意見が続きました。
 Aさんに賛成し、中には「Aさんは正しい」と言う意見が続いたせいか、みるみるAさんの表情が良くなっていきます。私には、Aさんの鼻が高くなっていくのが見えた…様に感じました。
 ところが、ここで割と賢いDさんが手を挙げました。そして、「Bさんがサボったのは悪いけど、Aさんは説教するんじゃなくて、エスせん先生に言えば良かったと思う」と言ったのです。すると、これに影響されたのか、「Bさんは悪いけど、Aさんが説教したのはやり過ぎだと思う」と言った意見が続きました。
 面白いのはAさん。先程まで、散々自分の意見を肯定されて気分が良かったからか、「そうか。私は言い過ぎだったんですね」などと言っています。周囲に認められたので、自分に対する批判的な意見も受け入れるだけの気持ちの余裕が出来たのでしょう。
 最終的には私の方で、「ここまでの意見だと、掃除をサボったBさんは悪い。もうサボらないでほしい。そしてAさんは、自分で説教するんじゃなくて、先生に伝えれば良かった。だから次からは、そうしてほしい」とまとめました。Aさんはニコニコしながら、「はい、分かりました」と言い、Bさんは反省した表情で「はぁい、分かりましたぁ」と言いました。はい、これで一件落着、トラブルは終了です。
 この手が毎回使えるとは限りませんし、そもそも、この方法が最善手かどうかも分かりません。
 でも、いつでも教師が子供に指導をするばかりでなく、子供同士の関わり合いに委ねてみるのも悪くはないな…と思いました。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

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