エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

札幌木鶏クラブ令和6年度2月例会

2025-03-07 04:30:00 | 自分
 金曜は、月~木曜のテーマに入らない内容です。今回は、月に一度の札幌木鶏クラブの話です。
 『致知』2月号のテーマは「二〇五〇年の日本を考える」。このテーマについて、駅前のネストホテル札幌を会場に、19時から感想の交流が始まりました。
 最初に取り上げるのは、齋藤孝先生の記事「各界の識者に聞く⑤日本語なくして日本人なし」についてのI先生の言葉です。札幌木鶏クラブでは、出欠確認の際に感想文を添付して送ります。その中でI先生は、友人のギリシャ人から聞いた、オスマン・トルコ帝国に占領されていた時代、ギリシャ人が母国語を守るためにレジスタンス活動をしていた話を書いていました。それに関連して、「戦後、日本がアメリカの植民地になっていたらどうなっていたか。英語で話す事を強制されていれば、日本の文化が残ったとしても、アメリカの文化とブレンディングされて、変わってしまったのではないか。考え方が、アメリカ人の様になってしまっただろう」と語っていました。
 これは、その通りだと私も考えます。自分の考えを主張するアメリカ的な思考は、主語を明確にして語る英語と、強く結びついていると考えるからです。主語を明確にしない日本語は、自分の考えの主張よりも、調和や内省を重視する文化を育んだと考えられます。2つの文化の優劣を語る気はないですが、言語により思考法が、その先には文化が、影響される事は間違いないでしょう。そう考えると、教員である私は、子供たちに日本語をきちんと教える必要がある…改めて、そう考えさせられました。
 次に、織田邦男先生と番匠幸一郎先生の対談「日本の防衛はこれでいいのか」について元自衛官のM先生の言葉です。60頁の番匠先生の言葉「もう一つ申し上げると、指揮官は時に部下を非常に危険な場所に投じなくてはいけないこともありますから、ある意味では加害者でもあります。任務に就いた瞬間から隊員の人生、ご家族の一生のことまで加害者という意識で責任を持たなくてはいけないと思いながら歩んでまいりました」について、「加害者」と言う言葉を選んだ事や、ヒロイックな自分に酔いしれてる印象を与えられた事を批判された後、「海上自衛隊や航空自衛隊は緊急出動などがあり、日頃から緊急事態に接しているので有事の感覚が身に付いている。陸上自衛隊は有事に接していない弱さを感じる」と述べていました。
 確かに、自分の仕事で考えても、■区や■区ばかり転勤している方は、■区や■区を転勤している方々(私も含む)に比べ、ちょっぴり危機感が薄い印象があります。人間は、どうしても自分の経験からしか判断できない面があり、その点では仕方のない事なのでしょうが…。「最近、自分の危機感が薄くなっているかも…」と自覚をもち、気を付けていかなくては…と、考えさせられる言葉でした。
 最後に紹介したいのが、『致知』の記事とは関係ない…と思われるのですが、A先生の言葉です。「代謝が落ちる事で、自分の感じる時間が短くなる…と言う事があるらしい。だから、水を飲み、タンパク質を取り、代謝を落とさない様にする事で、時間を長く感じ続けられる様になるらしい」と言った内容でした。
 これは驚きです。この話から考えると、年寄りになると1日が早く感じるのは、代謝が落ちてきたからとなります。子供の1日は長いのも代謝の影響だと考えると、案外、この話は説得力がある様にも感じました。う~ん、充実した高齢者人生の為には、筋トレとかやった方がイイのかも…。
 以上、2月例会の報告は終了です。3月例会は、もしかすると祝日(3月20日は春分の日)開催かもしれません。確認しなくちゃ…。

 ところで、令和7年3月6日の記事に、色々な方から「いいね」などをいただきました。とても嬉しいです。来週も頑張ります。どうも、ありがとうございました。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

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