木曜はライトノベル愛を語ります。今回は久しぶりに、私が大大大好きな『くまクマ熊ベアー』です。
この作品の面白さは幾つもあるのですが、主人公がチート能力を付与される方法も面白い点の1つです。
主人公ユナは、異世界の神様からチート能力を与えられます…が、それはユナ自身にではありません。強制的に着させられたクマの着ぐるみに、凄いチート能力が付与されているのです。
クマ着ぐるみのチートは凄まじく、敵からの打撃だろうと斬撃だろうと、ほぼ無効にする事ができます。それに対しユナ自身は、敏捷さも筋力も常人の数倍になり、魔法も無限に近いくらい使えます。無茶苦茶な強さです。
でも、それはクマの着ぐるみに付与されたチートです。
もともと引きこもりで体力0のユナは、着ぐるみを脱ぐと腕立て伏せ3回すらできません。そのため、危険がいっぱいの異世界では、常にクマの着ぐるみを着ている必要があります。
本当は、もっと格好良い服装をしたいユナですが、仕方なくクマの着ぐるみを着ている訳です。しかも、どこへ行くにも着ぐるみですから、目立って仕方ないですし、元引きこもりとしては、人々の好奇の目にさらされるのは苦痛でしょう。
でも、クマの着ぐるみを着なくてはなりません。この、ユナの心の葛藤! この辺りも、この作品の面白さの1つだと思います。
…と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。